HOME カテゴリ別記事マップ 中学受験ニュース 学校情報 メルマガ 掲示板  

2008年03月03日                                   

■ 塾講師の労働環境 ■

先日、「ガイアの夜明け」という番組を見ていたら、老舗のインターネットプロバイダー「NIFTY」の仕事事情が映し出されていました。

仕事が終わらずに、夜遅くまで残って残業する人が多いといいます。



(どこも大変だな・・・)


そう思いましたが、NIFTYはちゃんと残業代は多少なりとももらえるようです。



さて、塾の現場は・・・



私の所属する塾はいわゆる大手塾と言われているところですが、ハッキリ言って、待遇は悪いです。


なぜか分かりませんが、塾講師は良い給料をもらっていると思っておられる親御さんが多いのですが、全くそんな事はありません。


午後出勤の仕事だと思われがちですが、実は様々なイベントや研修で午前中から仕事の日も多く、休みがつぶれる事も多いです。


授業準備も不満足なまま、顧客対応、生徒対応に追われます。
保護者への電話がけも欠かせません。


出来ない子に いくら補習をしても、給料に反映されることはありません。

そして、保護者からのクレーム対応(苦笑)


仕事の終了時刻は10時と決められていますが、10時に終わる事などありえませんし、10時に帰ろうものなら周りから冷たい視線で見られます。

結局帰れるのは11時半とか・・・。
校舎によっては午前まで仕事をしている事も。

私も若い頃は寝袋を持ち込んで、何度も校舎に泊まりました。
(今はさすがにやってませんが・・)


残業代は1円もつきません。


給料も普通のサラリーマンと変わりません。
(仕事量に比べてむしろ少ない・・・)

ある校舎の校長(教室長)の話で、笑うに笑えない実話があります。

「ウチの娘も中学受験をさせたいんだけど、とても自分の給料じゃ塾や私立に通わせられないな・・」


笑い話ですが、事実なんですね・・(笑)


また、塾講師は働く時間帯がどうしても世間の人たちの活動時間と違っているので、特に家庭を持つと奥さんや子供達との間にすれ違いが生じます。


私の同僚講師で、校舎の看板講師と言える、若くて熱心な中学受験のエキスパート講師がいましたが、昨年結婚しました。

それを機に、彼は悩んだあげく、今春退職しました。

先を考えると、この仕事はやっていけないと・・

労働待遇を考えると、本当にため息が出るのが本音ですね・・(苦笑)

(たまには、保護者の方々が本社の経営部に
「どうして先生達の待遇をもっと良くしてくれないんですか!」ってクレーム入れてくれないかな・・・)
なんてバカな事を思ったり(笑)

塾によっても違いますが、どこも似たような事情は抱えているとは思います。


そう、塾講師は将来の保障もなく、ただ子供が好きで、何かの役に立ちたくて、その喜ぶ笑顔見たさに頑張っているようなものなんですよ・・



さて、つまらんことは忘れて、明日の授業準備でもしようかな・・・

 何かのお役にたてましたら、応援クリックお願い致します。
 記事を書き続ける励みにもなっています。

                   中学受験ブログ情報へ

               ネット通販ランキング

2008年03月06日                                   

■ チラシの合格実績と塾選び ■

この時期、新聞の折込チラシなんかに塾のチラシがたくさん入ってますね。

どの塾も合格実績を掲げて、アピールしています。
やっぱりチラシには塾のカラーも出るもので、チラシの印象で決める人も多いかもしれませんね。


塾業界では、やっぱり難関校の合格実績が一つのベンチマークとなっており、「難関校の合格実績=良い塾の証し」とされる傾向が強く、マスコミ業界紙や口コミ掲示板なんかも各塾の合格実績に注目して、賑やかに騒ぎ立てます。


そのため、大手の塾でも実績数をあげる事に、やっきになります。


聞いた話ですが、N研は今まで関西N研の優秀生を、通うつもりもない首都圏まで連れて来て受験させて、合格させて、それを実績に加えていたそうです。


ところが、中学校から直接N研に「そういうことはしないでくれ」とクレームの電話が入り、今年はその手が使えなくなったので、全体的な難関中学の合格実績が下がったとか・・・


事実だとすれば、たしかに中学校側からすれば、迷惑ですよね。補欠の数を見越すのも大変ですからね。



さて、なぜそんなふうに塾が難関校の合格実績に躍起になるかというと、保護者であるお父さんお母さん方が、合格実績をみて入塾を決める方が多いからです。
(もちろんそうじゃない、それだけじゃないと言う方も多いでしょうし、それが正解です・・)

中には、『なぜ今年の合格実績が低いのか原因を言え』と追求される方もいらっしゃいます。


成績向上、合格を売り物にしている塾としては、追求されても仕方のないことですよね。

ましてや自分のお子さんの受験は1回限りですから、塾選びを慎重になるのも無理はありません。



ただ、成績を向上させるのは、ご承知の通り、たやすく簡単と言うわけではありません。


それは子育てをされているお父さんお母さん方が、自分の思い通りのお子さんに育てるのが簡単ではないのと同じですね。


兄弟で同じように育てても、結果が違ってきたりもしますし、男の子と女の子では大きく違ってきます。



塾の現場でも、やっぱり全員が同じように成績向上して行くわけではありません。

集団塾では、成績向上のためのシステムに乗っけていくわけですが、実際は色んな子がいますので、個別の対応を心がけながら、時間をかけて育てていくことになるわけです。


合格実績だけで塾を選ぶのはやめておきましょう。

各塾、得意分野と不得意分野があります。


我が子の性格や受験の方針を考えた上で、我が子に適した塾に通わせるのが一番ですよね。


準備をしてきていない子が難関校対策塾に無理やり入ってきても つらいでしょうし、レベルの低すぎるところで甘んじてしまっていても、よくないでしょう。

個別でないと、理解が追いつかない子もいれば、集団でないとマイペースになってしまって実力が発揮できない子もいます。


また、出合った担当との相性もあるでしょうし。

評判の高いエキスパート講師でも、合わなくて辞めていく子もいます。
(エキスパート講師って、個性(クセ)が強い傾向がありますので・・(笑))



お子さんが前向きに塾に通い、勉強を一生懸命頑張っているなら、ひとまず大成功ですね。


合格実績重視の環境にいる塾講師の私が言うのもなんですが(苦笑)、決して、合格実績だけが塾の優劣を決めるものではないと ご理解頂けたらと思います。

自分の子に適した塾が、一番の塾ですよね。

 何かのお役にたてましたら、応援クリックお願い致します。
 記事を書き続ける励みにもなっています。

                   中学受験ブログ情報へ

               ネット通販ランキング

2008年03月08日                                   

■ 体験授業を見学 ■

春の入塾シーズン。
体験授業に、お母さんたちも見学にきました。



3月から担当変更に伴い、急遽小4の算数の授業を担当する事になりました。


しかも一番下のクラスです。

昨年は一番上のクラスだったので、とっても運営がしやすかったのですが、今年は更にハチマキを締めなおさなければなりません
(集中力が続かない子が多いと予測されるので・・(笑))

一番最初の授業で、いきなり体験生3名とそのお母さんたちが見学に来ました。

お母さんたちは授業の最初から最後までいらっしゃいました。

やっぱり、講師の立場からすると、保護者が見ている前で授業をすると緊張するものです。


若い頃は、お母さんたちが見学に来ているととっても緊張して、慣れているクラスでも普段よりも上手く授業が出来なかったりしたものでした。


今回は生徒の顔と名前も覚えていないクラスで、しかもお母さんたちが3名もいらしてたので、最初は(まいったなぁ〜)なんて思っていたのですが、


実際授業をはじめてみると、全く緊張もせず、スムーズに授業が出来ました。

生徒たちも初めての先生だという事で適度の緊張感を持っていたし、私もいざ授業を始めると、今までの経験から自然と流暢な言葉が出てきて、生徒を上手く乗せながら、我ながら上手な授業ができました。


生徒たちに問題を投げかけていたのですが、お母さんたちも一緒に考えてくれていたのが、ほほえましかったですね。

年の功、経験が実力になっているなと、我ながら思った次第です。(それだけ歳をとったという事で、それはそれで嫌なんですけど・・)


makishi_ashi.gif

さて、保護者の皆様は出来るだけ経験豊かで授業品質の良い担当に当たる事を望まれるでしょう。


確かにそれに越した事はないのですが、実際の講師の評価は、経験年数に比例するというわけではないんですね。


実は若くて授業がヘタクソでも、一生懸命熱心に教える先生だと、生徒たちはついてきてくれます。不思議なもので、それに伴って成績も上がるんですね。


私の校舎でも、若くてまだまだ荒削りだけれども、生徒に人気があって、しっかり生徒を引っ張っていっている講師がたくさんいます。


保護者の方々としては、授業見学や保護者会などで担当の講師を直接見たり話したりする機会もあるかと思いますが、

見た目や、字の上手下手(笑)だけで判断するのではなく、色々な角度から担当講師の良さを見ていただけると良いかと思います。

因みに担当講師の悪いところを探し出すと、キリがありませんよ(笑)



ちなみに塾講師とは、信頼されると力を出す人種です(笑)

是非担当講師と良好な関係を築いて、中学受験の荒波を乗り越えていってください。

 何かのお役にたてましたら、応援クリックお願い致します。
 記事を書き続ける励みにもなっています。

                   中学受験ブログ情報へ

               ネット通販ランキング

2008年03月18日                                   

■ イチローの作文に学ぶ ■


今回は大リーグで活躍している「イチローの小学生のときの作文」から学んでみようと思います。


 結構有名な作文なので、ご存知の方も多いかと思いますが、ご覧下さい。


===================


   『僕の夢』   



 僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
 そのためには、中学、高校と全国大会にでて活躍しなければなりません。


 活躍できるようになるためには練習が必要です。
 僕は3才の時から練習を始めています。
 3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、激しい練習をしています。

 だから1週間中で友達と遊べる時間は5〜6時間です。
 そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。


 そして中学、高校と活躍して高校を卒業してからプロ野球選手になれると思います。
 そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西部ライオンズです。ドラフト入団で、契約金は、1億円以上が目標です。


 僕が自信のあるのが投手か打撃です。
 去年の夏、僕たちは全国大会にいきました。
 そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームランを3本打ちました。

 そして、全体を通した打率は、5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして僕たちは1年間負け知らずで野球ができました。


 だから、この調子でこれからも頑張ります。

 そして、僕が一流選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも夢の一つです。


 とにかく一番大きな夢はプロ野球選手になることです。


               鈴木 一朗

===================


 イチローのすごいところは、小学生のうちから明確な夢を持ち、その実現のためにはどういうプロセスを通っていくべきかをきちんと考えていることです。


 明確な目標があったからこそ、地道な努力を続けられてきたのかもしれませんね。


 さて、こんな作文を見ると、「ウチの子は、とてもそんな・・・」なんて、気を落としてしまうお父さんお母さんもいらっしゃるかもしれません。


 別に我が子をイチローのように仕立て上げると考えるのではなく、イチローの良いところを真似てみるようにしてみるだけでもいいのではないでしょうか?


 そこで、『イチローの作文』を借りて、中学受験用に書き換えてみました。

 我が子に空欄を埋めさせて、机の前に貼ってみたら、少しはイチロー効果が現れるかもしれませんよ。


===================

       「僕の夢」 


 僕の夢は、___________になることです。

 そのためには、中学受験で______中学校に合格しなければなりません。

 合格するためには、日々の勉強が必要です。
 僕は、___年生の時から塾で勉強を始めています。

 ___年生から去年までは一年に_____日くらい勉強していましたが、この一年は、365日中、_____日は一生懸命勉強をやりました。
 だから、1週間中で友達と遊べる時間は、__〜__時間です。


 そんなに勉強をやっているのだから、必ず_______中学に合格できると思います。

 そして、学校を卒業してから夢を実現するつもりです。


 僕が自信があるのは、_______と_______です。
 去年の___月、僕は________________という大きなテストをしました。

 そして周りのライバルを見てきましたが、自分がその分野でかなりの実力を持っていると確信できました。
 _______________では、_______________という実績を残しました。

 そして、全体では___________________という結果でした。
 このように、自分でも納得のいく成績でした。


 だから、この調子でこれからもがんばります。

 そして、僕が一流の_______________になったら、お世話になった人に_____________________のも夢の一つです。

  とにかく一番大きな夢は_______________になることです。
                  

          名前____________


===================


 お子さん用に、文章を少し書き換えてみてもいいですよね。

 最初は戸惑うかもしれませんが、こういう働きかけを通して、お子さんの目的意識が向上してくれれば、うれしいですよ。
 

 何かのお役にたてましたら、応援クリックお願い致します。
 記事を書き続ける励みにもなっています。

                   中学受験ブログ情報へ

               ネット通販ランキング

2008年03月23日                                   

■ 卒業生の本音 ■

つい先日、塾の入り口で今春卒業した生徒と出会い、しばらく話しました。

その女の子は、母子家庭でした。
お母さんも結構キツイ性格でした(笑)
本人はいつもプレッシャーと戦っているような感じの何だか気になる生徒でした。


受験が終わった今は、とても清々しい顔をしていました。


私と5分くらい談笑しました。こんな感じです。

「これから授業だよ。もうすぐ春期講習会だからね〜」

「春期講習会かぁ〜。大変だったなぁ」

「春期は、まだ楽だったでしょ」

「そうそう夏が一番つらかった。お母さんに夏が勝負だって言われて、すごく大変だったんだよ。」

「良く頑張ったよね。
あ、そうだ。もう一年やるか。一緒に勉強しよう(笑)」


「もう無理(苦笑) 本当につらかったんだから(笑)」


談笑の中の一部でしたが、そのとき感じたのは、本当に中学受験の勉強は本人にとって負担なんだなと改めて感じました。
(まぁ、追い込むのが我々講師の仕事なんですが・・・複雑ですよね)

その女の子は、有名大学附属校を志望しており、2月1日、3日の難関大学附属校に残念ながら不合格で、本当に精神的につらい受験でした。

しかし、4日に見事、第3志望の某六大学附属中に合格し、ホッと胸をなでおろしたという受験を乗り越えてきたのです。

乗り越えた苦労を糧にして、伸び伸びと充実した中学校生活を送って欲しいものです。

卒業

 何かのお役にたてましたら、応援クリックお願い致します。
 記事を書き続ける励みにもなっています。

                   中学受験ブログ情報へ

               ネット通販ランキング