あえて失敗を想定した練習

  才能を伸ばす手法は色々あるかと思いますし、このブログでも色々と紹介してきました。

 しかし全ての方法が、全ての子に有効かというと、そうではないでしょう。  勉強する時間帯も、使う教材も、声のかけ方も、褒め方も、その子に応じて効果的な手法は変わってくるはずです。  やはり、その子の性格や環境に合致した方法が良いはずです。

 今回の手法は、どちらかというと「本番に弱い」お子さんに有効な手法ではないかと思います。

◆男子フィギュアスケート高橋大輔選手から学ぶ◆

 まだ記憶に新しいバンクーバーのオリンピックで、見事銅メダルを勝ち取った男子フィギュアスケートの高橋大輔選手。  彼はもちろん負けず嫌いで真面目な 立派なアスリートなのですが、もとから優秀なアスリートとしての素質を備えていたかというと、そうでもなかったようです。  とても繊細なハートの持ち主で、プレッシャーにもどちらかというと弱いタイプだったそうです。

 今回のオリンピックの大舞台で4回転ジャンプを決めようと一生懸命練習していました。しかし、4回転ジャンプの成功率はそんなに高くありません。

 それ故、「4回転ジャンプを失敗した時どうするか」という練習も同時にしっかり行なっていたそうです。

 オリンピック本番、残念ながら最初の4回転は失敗してしまいました。

 しかし、その後サッと起き上がり、気持ちを切り替えて何事もなかったように華麗なステップで世界の人々を魅了しました。       見事に高得点をたたき出し、日本男子初のメダル獲得という偉業を果たしました。

 これは、事前に失敗した時の練習をしていた成果です。  

 オリンピックで不完全な演技であったのにも関わらず、銅メダル獲得という経験が自信につながり、   1ヶ月後の世界選手権では、見事 金メダルを勝ち取りましたね!

 人間に「完璧」を要求するのは、「酷」なことです。

 本番に強い子は、本番で実力以上の力を発揮してくれるかも知れませんが、多くはそう上手くはいきません。  逆に、想定外のことが起こって気持ちの整理がつかずに大失敗してしまうことも少なからず考えられることではないでしょうか。

 本番に弱い子ほど、

 ●最初から苦手な問題が出てしまった時  ●得意科目なのに手応えがなかった時  ●途中で体調が悪くなった時  ●クラスダウンしてしまった時

 ・・・などなど、あらゆる「失敗した時のこと」を想定し、あらかじめ気持ちの切り替えも含めた対処法を考えておきましょう。

 はじめは悪い時のことを考えることが「酷」と思うかも知れませんが、そこまで最善を尽くすことにより、    慌てない心や、先を見据えて考えることのできる心を持つことができれば、お子さんの「対応力」を大きく磨くことにつながりますよ。

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