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思考は現実化する

考える男の子 塾講師の本音

タイトルが昔のどこかのビジネス書みたいですが…

(思ったことが全て現実となるわけないじゃないか・・、そんなに世の中甘くない・・・)

若い頃、現実的な私は、そんな風に思っていたものです。

今でも現実的であることに変わりは無いのですが、生徒達を見ていて、やはり”意識の強さ”の大切さを感じることがあります。

上位クラスにA君とB君という2人の生徒がいました。
2人とも成績は同じくらいです。

ところが2人ともクラス分けテストでクラス落ちしてしまったのです。
この2人ですが、その後の意識で、道は変わっていきました。

A君は、
「自分はやっぱり上位のクラスにいられる立場じゃなかったんだ。それだけの能力はなかったんだ…」

失意から落ち込んでいき、プラスの思考が無くなってしまいました。
結果、A君はその後、その通りになっていきます。

つまり、上位クラスへ戻ることは完全にあきらめ、そこそこの勉強をするだけになります。
いや、むしろ上位クラスにいるときのプライドが無くなったせいか、勉強の手を抜くようになりました。

同じくクラスダウンしたB君。
「自分は上位クラスにいられるだけの能力があるはずだ。何としても上位クラスに戻りたい」

こんな”強い意識”がありました。その分努力しますし、現実になろうと意識します。
結果的に次のクラス分けテストで復活し、その後も頑張り続けています。

『思考は現実化する』

この”思考”というのは、単に”考えたこと”ではなくて、”意識の強さ”のことなのだな、と最近になって感じるようになりました。

目的に対する”意識が強”ければ強いほど、その目的は現実となりやすくなります。

目的が大きい場合、意識を持ち続けるというのは、そう簡単なことではありませんし、時間もかかるでしょう。
しかし、意識がなくなった時点で、その目的が実現されることは、ほぼなくなります。

(ちなみに最近大流行になっているiPadは、なんと30年以上前から創業者が構想として意識していたことだそうです。30年越しの実現ですね。)

さて、お子さんが第一志望校にどれだけ”現実味を持って意識している”でしょうか?

まだ子供ですから、最初から強い意識を持っているわけではないでしょう。
しかし、目的に対する意識を成長させていくことは出来るはずです。

目的が、単なる「夢」では現実化しません。

「思考」を「日常的な意識」に変え、「より具体的に描く」ことによって、 その”思考”の度合いが深ければ深いほど、リアルであればあるほど、現実味は湧いてきて、可能性は高まっていきます。

お子さんの人生はまだまだこれから。

簡単にお前の力はこんなものだ、などと早々に切り捨てるのではなく、
「夢」を「現実化」していくだけの出来るだけのサポートをしていきたいものですね。

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