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褒めて自尊心を育てる

成功者に学ぶ

私自身も気をつけていることなんですが、指導をしている側からすると、ついつい悪いところばかりを見てしまい、良い部分を褒めることを怠ってしまいがちになるんですよね・・(^_^;)

今回は、今も野球の本場、アメリカのメジャーリーグで活躍する松井秀喜選手の子供の頃のエピソードを紹介します。

今回の記事を書くにあたり、改めて「松井秀喜」のことを調べてみましたが、人間的にも とても素晴らしい人ですね。
実は彼は、お父さんによって「褒められて成長した」タイプです。

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ある日、小学生だった秀喜君が部屋でつぶやきながら何かをやっていました。

「見せる…、見せない…、見せる……」

お父さんは、不思議に思い、そっと部屋を覗いて見ます。
すると、彼は親に見せるテストの答案を整理していました。

80点以上の高得点の答案は、親に”見せる”答案。

点数の悪かった答案は、親に”見せない”答案。

そして、”見せない”答案は、机の奥にしまい込んでいたのです。

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さて、皆さんでしたら、こんなお子さんの現場を知ったら、どうされますか…?

多くの親御さんは、
(親に隠し事をするなんて!!)
という思いで、お子さんを叱りつけようと思いませんか?

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でも、秀喜君のお父さんは違いました。

秀喜君がその後、何食わぬ顔で持ってきた、”親に見せるための答案”を見て、大いに褒めたというのです。

秀喜君は満面の笑顔でした。

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秀喜君はプライドが高かったんでしょう。
だから、自分の悪いところを見られたくなかったんです。
誰にもそんな気持ちはあるはずです。

さて、褒められた秀喜君は、どんな気持ちになるでしょう?

自分の悪かった答案は内緒にしてあります。
褒めて喜んでくれる親に、悪い部分はもう見せられません。
ますます自分にプレッシャーをかけて、親に喜んでもらおうと頑張るのではないでしょうか?

もし、高得点の答案を全く褒めてもらえず、隠していた悪い答案について厳しく叱られていたら、秀喜君はどう感じたのでしょう?

傷つけられたプライドを取り返そうと頑張ってくれればいいのですが、小学生にそこまでの気持ちの強さがでるかどうか…
傷ついてふさぎ込んでしまい、やる気をダウンさせてしまうことも十分考えられますよね。

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このエピソードは、自尊心を育てることによって成長させようとする、お父さんの賢明な判断だったのではないでしょうか。

秀喜君は、そんなお父さんから贈られた、
「努力できることが才能である」
という言葉を大切にしており、長い間勉強机の前に張っていたそうです。  

大切なのは、褒めることによって、親である”私が嬉しい”という姿勢を見せてあげることです。
炊事をしながら適当に”すごいねぇ~”って感じでは褒めたことにならないわけです。

きちんと目線を合わせて、褒めて喜んであげましょう。

 

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