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読んで覚える?書いて覚える?

勉強法

先回、円周率暗唱の元ギネス記録保持者の友寄英哲(ともより・ひであき)さんを紹介いたしましたので、今回は記憶術について。

※先回の記事
https://blog.chugaku-juken.net/article/239974943.html

■ 読んで覚える? 書いて覚える?

私自身、覚えるのはそんなに得意ではありません。
学生時代も英単語を覚えるのには苦労しました。

最近は歳のせいもあるのか(?)、色んな事をすぐ忘れますし、ましてや携帯電話のメモ機能などの外部記憶メモリに頼るようになり、ますます覚える努力をしなくなってしまいました…(^_^;)

そんな私の状態を見据えたかのように、50歳を超えても円周率4万桁を暗唱された友寄さんは、こんなメッセージを語っておられます。

『脳は使わないから、衰える』
 
 逆に言うと、『脳は使えば使うほど、成長する』ということですよね
 (歳をとっても”脳力”は高まると…(^_^;))

 さて、中学受験でも理科や社会などの知識科目・知識分野では、たくさん覚える事があります。

 覚え方は色々あると思いますが、大きく分けると、

 ・何度も読んで覚える
 ・何度も書いて覚える

 の二つのタイプに分かれるそうです。

覚えるのが苦手な人は、おそらく後者の書いて覚えるというやり方だと思います。
何度も書いて覚えていく。面倒かもしれませんが、1回読むより10回書く、という気持ちですね。

私も、どちらかと言うと書いて覚えることを推奨します。(自分もそうでしたし(笑))
テストでは、「書く」という作業をするので、書くという行為そのものも、直接記憶として定着します。アウトプットの訓練になるわけですね。

ところが、意外と「読んで記憶する派」も多いようです。
生徒を見ていても、一生懸命書いているかというとそんな事はなく、覚えるのが得意な子ほど、本を読みながら覚えてしまっているようです。
(特に本人の好きな分野は覚えるのが早いですね…)

調査によると、多数の東大生に覚え方を聞いてみたところ、やはり意見は二分するそうです。
概して本を読むのが好きな人は、大事なところを繰り返し何度も読むほうが、効果的に覚えてしまうそうです。

確かに集中力を高めていれば、読むことでその文章の情景が頭に焼き付けられ、様々な語彙も一度に覚えてしまうのでしょう。

また、読んで覚える方法は「場所を選ばない」から便利です。
通学の移動時間や、ちょっとした隙間時間に手軽に読んで覚えることができます。

考えてみれば単語帳も何度も読んで覚える部類に入りますし、
最近は、マークしたところを隠せる赤シートを使う方法が楽しく覚えられていいのかもしれませんね。

更には、その両方を合わせた「五感をフルに使う」方法もあります。万人向けですよね。
声に出して聴いて、書いて覚えていく。
(そういえば、私は英単語こうやって覚えていました(笑))

授業でもできるだけ耳に残りやすいように、フレーズに載せて覚えやすいように教えるようにしています。
最近は歌で覚えるCDなんてのも売ってますもんね。

記憶術は様々ありますが、友寄氏によると、

『忘れたころに復習する』

のが、一番大切だと。  ごもっともです。

お子さんに合った記憶術を使って、脳をフル活用しながら、”脳力”を高めて行きましょう!

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