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好循環の学習サイクルへ

宿題中の親子 勉強法

今春の受験もほぼ終了しましたね。
来年度に向けて私も新しいクラスを担当しています。    

受け持った小6の基本クラスを見て、早速感じたのは、
「宿題のやり方が、できていない子がいる」ということ。

たとえば、やって来ない、丸付けをしていない、間違え直しをしていない、答えだけを書いてやったように見せかけている…などなど。    

宿題を見ていると、大体その子の状態が見えてきますね (^_^;)

① 授業を聞いてやり方を理解する(インプット)

② 家庭学習で復習し、身につける(定着)  

③ テストで実力を出す。(アウトプット) 

④ 褒められてやる気が上がり、次の単元へ

① 授業を聞いても、大部分理解できない

② 宿題も分からないので中途半端。答えを写したり、面倒がってミス直しをしない   

③ テストでも良い点がとれない。ミスが多いから、面倒がって直しをしない   

④ 叱られて、ますますやる気が減退

『好循環のサイクル』にいる子は良いのですが、そうでない場合、悪循環から、好循環に移転させるためには、何かを変えていく必要があります。  

それが大きな修正が必要か、小さな修正で済むかは各々の事情によって異なりますが、出来るところから少しずつ変えていく事が先決ですよね。

我々講師ができることで、一番大事なことが

本人の意識を変える事    

正直、これが変わらないと、いくら環境を変えても厳しいですからね。
先の話をして気持ちを膨らませながら、少しずつできる修正を加えて行きます。
たとえば…     

① 授業の理解が遅い子は、事前に予習しておくことを命じる。     

② 宿題は優先順位をつける。丸付け、間違え直しを必ずさせる。答えだけ羅列しているのは却下。     

③ 及第点のバーを適正にし、テストは同じような問題を繰り返す。
 できていない子には、再テストをし、定着を図る。      

④ 及第点を越えている子は褒め、できていない子は励ます。    

などなど…      

以上の修正法は、講師の立場で書きましたが、ご家庭でもこれに準じて、『好循環の学習サイクル』に近づけていければ、改善される部分も多々あると思います。        

といっても、単純に上手く行かないことも多く…(^_^;)
改善されるのに数ヶ月単位で時間がかかってしまうような場合もありますし。

たとえ本人の意識が良くなっても難しい場合は、学習システムや環境を変えていく必要もあると思います。
個人的には、本当に算数ができなくて、全然ついていけないようなお子さんは、集団授業よりも、個別や家庭教師の方が効果的だと思いますし。

いずれにしても、お子さんの学習状態を評価するのは、他人との比較の偏差値ではなく、本人がベストの能力を引き出せているかどうか、が大切ですので、冷静に分析してみることが必要ですよね。
ベストの能力で現状の成績であれば、その子に合った学校選びをしてあげるのが、大人の役割ですから。

さてさて、担当クラスもまだまだ改善していかないといけない子が…
頑張ってお子さんをサポートしていきましょう。

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