なぜ?が育てる思考力

文部科学省が提示する中学校の学習指導要領が新しくなり、今年平成24年度から、全面施行されました。

私立の中学校は特色を生かした独自の教育を認められており、文科省の方針は関係ないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私立も公教育の一翼を担うので、学校教育法令及びこれに基づき定められた学習指導要領など、国の基準に沿って実施しなければならないんですね。

以下、理科の学習指導要領です。

【身近な自然の事物・現象について生徒が自ら問題を見いだし解決する観察・実験などを一層重視し、自然を探究する能力や態度を育成するとともに、科学的な知識や概念を活用したり実社会や実生活と関連付けたりしながら定着を図り、科学的な見方や考え方、自然に対する総合的なものの見方を育てることを重視する。】

何やら長ったらしいですが、キーワードは
「身近な自然」
「観察・実験などを一層重視」
「科学的な見方や考え方」
などでしょうか。

今までもそうでしたが、理科の入試問題では、「身近な自然」から出題のネタを出し、「観察・実験」の過程や意味、そして考察結果までを考えさせ、問題として出題されることが予想されます。
テキストの観察・実験の部分は確実に押さえておきたいところですね。

さらに、できれば普段の生活から「科学的な見方や考え方」を育てたいもの。
何気ない日常会話の中から、お子さんたちに疑問をぶつけてあげるのが効果的です。

「夕方は空が赤くなるのはなぜ?」
「竜巻は なぜ起こるのかな?」
「エコカーは なぜ環境によいクルマなの?」
「テレビはなぜ映像が映るのかな?」
「なぜタラコっていう名前なのかな?」

小学生にも調べられそうなことが好ましいかも知れませんが、大人が疑問に思うことでも別に良いのではないでしょうか?

探究心というのは、もともとの素養もあるでしょうが、私は「探究心は育てることができる」と感じます。
投げかけた疑問に対して自分で調べるようならバンバンザイですが、一緒に掘り下げて調べたりするのもいいでしょう。

また、難しくて疑問が解消されなくてもいいじゃないですか。
投げかけた「なぜ?」の疑問は、頭の片隅に残るでしょうから、それがいずれ解決した時、しっかり頭に定着されるでしょう。

逆に、もともと疑問に思うことをしない子は、物事の仕組みをきちんと教えられた時でも、感動が薄いため、覚えないかもしれませんよね。
理科に限らず、「なぜ?」から思考力が育てられ、あらゆる教科の土台となります。

「なぜ?」とお子さんに投げかけてみて、考える力を育てていきませんか?

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。



ブログ村へ

中学受験ブログ情報へ