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実力を上げるポジティブワード

ポジティブ 学習姿勢

夏期講習会はいかがでしょうか?

毎年ですが、この時期は、塾講師にとっては苦しい…、いやいや、とっても鍛えがいのある楽しい(笑) 時期です。

 

さて、のっけからネガティブワードで始まりましたが、今回のテーマはポジティブワードです。
夏期講習会の授業中に、こんなことがありました。

 

算数の問題を目にした、元気な生徒が、苛立たしそうに声をあげました。
  「あ~~、こんな難しいのムリ!!」

(受験生の上位クラスの女の子なんですけどね…(^_^;))

それを聞いた私は、早速、『禁止令』を出しました。

 「ムリムリ言ってたら、いつまで経っても解けないし、解く糸口さえも見つからないよ。

難しい問題が出たら、逆に「面白そう~」と思って解かないと。

授業内での、ネガティブ発言は禁止!!」

脳科学の先生の話によると、
人間の脳は、自分が発した言葉に影響を受けやすいそうです。

スポーツの世界でも、
 「無理、無理」と言っているうちは、絶対に無理ですが、

 「できるかも」「やれるかも」
 「絶対にできる!」「自分ならやれる!」

という風に、ポジティブな前向き発言を自ら発することによって、脳が成長をしていこうとするわけです。

当然、周りからポジティブなことを言われれば、本人の意識も段々前向きな考え方になっていくはずですよね。

 

これは、受験生においても、もちろん同様です。
出来が良くなくても、否定ばかりしていても本人がネガティブに無理と思えば、もう成長は止まってしまいます。

可能性を見い出して、ポジティブワードで気持ちを前向きにさせてあげることが、成長させることへと繋がりますよね。

 

■ 無謀な目標?は期限を決めて
例えば、本人が偏差値40台なのに、早稲田中学を志望している。
そんな時はどうすれば良いでしょうか?

最初から、「無理に決まっているでしょ!」
とネガティブワードを言ってしまうのは簡単ですが、本人の気持ちを確かめて、ある程度本気に考えているなら、当然その気持ちを尊重させてあげたいものです。

こういう場合は、段階的に期限を決めて目標を上げていくといいでしょう。

例えば、
「5年生の最後の総合テストまでに、偏差値50をとれるようにしよう」
「6年生の夏までに偏差値53をとろう」
「6年生の夏に頑張って、二学期の志望校判定テストで11月までに偏差値58をとろう。それができなかったら、志望校を変更しないと厳しいよ」

みたいな感じで、頑張ってみる猶予期間を与えてあげるといいかと思います。

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