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お試し受験で失敗

不合格 塾講師の本音

関東圏も受験が始まりましたね。

今回は、最近人気の埼玉県栄東中の入試結果から思うところを書いてみました。

埼玉県では栄東中(A日程)が、なんと5000人を越える受験者(@_@)

さすがに5000人越えは見たことがなかったので、ちょっとビックリでした。

採点、大変だったでしょうね…
マークシートにしたほういいかも(苦笑)
(→皮肉を込めた冗談ですよ)

 

案の定、発表時間が1時間遅れ、発表時間の23時頃にはアクセスが集中して、全然繋がらず…

5000人がアクセスしてるんだろうから、そりゃ繋がらなくもなりますよね…笑

 

しかも、A日程を受けたのに、東大選抜コースに繰り上がり合格者も多数…

ということは…

今回、東大選抜コースの合格ラインが高くなりました。
昨年の合格者は、2477人中、1655人。(1.49倍)
今年の合格者は、2585人中、1104人。(2.34倍)

 

合格者は、550名も減りました。

残念ながら、私の教え子からも早々に涙を流した子を出してしまいました。

若干12歳の小学生にとって、「不合格」という経験はとても残酷です。

特に、遊びたいのをガマンして一生懸命勉強してきた子にとって、それはそれは「ショックな体験」です。

 

しかしながら、東京、神奈川の受験者にとっては1月の埼玉や千葉の受験は「お試し受験」です。

 

受験当日の緊張感を体感することで、「本番の雰囲気に慣れる」ことが第一目的。

そして、できれば「合格」の味も体感させてあげたいところですね。

 

でも、お試し受験で合格したらしたで、気を抜いてしまう子も多いです。

気を抜いて、2月の本番で失敗してしまっては元も子もありません。

大切なのは、つらいことが起きたときに、プラスの発想をすることです。

私は、今回お試し受験で失敗した生徒に

「本当にいい経験したね」と話しました。

そうです。

 本番ではないお試し受験で
 「不合格の”体験”もできた」のです。

受けさせた子は、実力のない子ではありません。

「本番で、こんなつらい思いをしたくないでしょ。
でも、今日は本番ではないよね。

だから、お試し受験で受かった人よりも、強い気持ちで本番を受けることができる。

 油断のない気持ちで、本番を受けることができる。

 

 この失敗の経験を本番に活かすことができる。

この悔しさをバネにして、本番で笑顔になろうよ。」

 

面談しながら泣いていたその生徒は、段々と落ち着いてきたようです。

そして、顔つきも変わってきました。

「はい!!」

どうやら、気持ちの切替えは上手くいったようです。

 残酷と思える受験結果。

でも、こういう体験が子供たちを成長させていくのだと改めて感じました。

後は本番まで、突っ走るのみですね。

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