お父さんお母さんが直接教える時の注意点

親が勉強を教える

今回は、ご家庭でお父さんやお母さんが、ご家庭でお子さんに教えている場合の注意点についてお知らせします。

私が算数という科目を担当しているので、小4や小5のお子さんで、算数が苦手なお子さんをお持ちの場合、

「家でどの程度まで教えていいのか?」

というご質問を時々頂きます。

講師に尋ねずとも、塾に通わせながら、家でお父さんお母さんが一生懸命教えてくださっているご家庭もありますよね。

4年生のうちは、自分で宿題も出来ないような子も多いので、やはりご家庭のご協力があったほうが、 本人が勉強に取り組みやすいと思います。

内容を教えてあげずとも、丸付けなどを協力してあげるだけでも、お子さんにも良い刺激になるでしょう。

4年生の最初の頃は、宿題が出来なくて泣きべそをかいていた男の子が、お母さんの適度なサポートによって、 1年後には立派に成長して上位クラスに上がっていった例もありました。

5年生の頃になると、段々難しくなり、特に受験算数は正直お母さんの手にはおえなくなってきます。

それでも少しでも子供の成績を上げようと懸命に家でも教え込むご家庭もあるかもしれませんが、幾つか注意点が挙げられます。

⇒ 子供が勉強嫌いになる

お気持ちはよく分かりますが、子供も自我が芽生えてきます。  

要求を感情的にぶつけてしまうと、子供が勉強嫌いになったり、精神的に不安定になったり、カンニングに走ったりと・・・

たくさんの悪くなるケースを見てきました。  

「北風と太陽」のおとぎ話がありますが、親御さんには「太陽」の立場に立って、お子さんに元気を与える存在であると、良い方向に向かいますよ。

⇒ 子供が依存症になる。

「帰ってからお母さんに教えてもらえばいいや」と、塾での授業をいい加減に聞くようになる。

自分の頭で考える事をしなくなり、学力は伸びない。

『中学受験バイブル』で有名になった荘司雅彦氏も、著書で教えすぎて良くなかったという失敗談を載せています。

自分の力で理解できた!という快感の回数を増やしてあげる」 成績を上げる、大切な要素ですよね。 

勉強の基本である、わかる喜び、解ける喜びを味あわせてあげたいです。

勉強が苦手な子は、この回数が少ないので、工夫して増やしてあげる必要があります。

ポイントは最初の考え方だけ教えてあげるということ。そして、質問を投げかけて、出来るだけ本人から引き出すようにする事です。

難しい問題は、一緒になって考えてあげたり、担当講師に質問に行くように促してもらえればいいと思います。

1と同様、ついつい悪いところばかりに目がいきがちになります。  特に他人と比較してしまうと・・

「お兄ちゃんはこんなところでつまずかなかったのに」  

「〇〇ちゃんは、成績も良くて羨ましいわ。どうしてあなたはこんなところで間違うの!」

そのお気持ちもよく分かりますが、他人と比較しても始まりません。兄弟も別人と考えましょう。

大切なのは、過去の本人と比較する事。  

褒めるところはしっかり褒めてあげましょう。  

⇒ 子供もその講師が嫌いになり、結果的にその教科はできるようにならない。

講師の私の立場からおおっぴらに言えることではないのですが、最近 別の講師とその保護者などを客観的に見ていて、改めて感じたことです。

最近はクレーム社会になりましたが、かえって子供に弊害がいくのかな、と思いました。

夫婦関係で、お母さんが子供にお父さんの悪口ばかりを言っていると、子供はお父さんを尊敬しなくなり、ますますお父さんは居場所を失い家族はバラバラになっていきます。

何だか、似てますね。

私は時折、子供から他の教科の講師への批判を聞いたり、時にはお母さんへの愚痴を聞いたりもします。

しかし、その評価が低いとされる講師やお母さんの悪口を絶対に言わないよう心がけています。

子供の意見をじっくり聞いてあげつつ、逆にフォローすることを言うようにしています。

子供にとって、大人同士の関係が悪いことは敏感に感じ取りますし、子供の精神衛生上、良くない事を知っているからです。

大人であったとしても完璧な人間でないのは当り前。

お互いの良い点を認め合い、それをお子さんが認識する事によって、精神的に安定した環境づくりができ、学力向上への土台固めが出来るのだと思います。

担当に対して納得のいかないことは、子供のいないときに、担当とじっくり話し合ったり、あるいは担当の上司に相談しましょう。

以上の点を踏まえ、せめて小5の後半からは完全に自学自習できるように、(まるで補助輪なしの自転車に乗せていく過程のように)、少しずつ手を離してあげながら接していくのが良いと思います。

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