授業ノートの取り方と注意『見て写し病』

中学受験 算数 ノートの取り方

春らしくなってきましたね。
風邪も引いてないのですが、日中はマスクの日々です…(苦笑)

さて、私が高校生の頃のお話(ほんの一昔前ですよ(笑))
クラスで一番成績の良かったT君という男の子がいました。
覚えるのが苦手な私は、毎朝の漢字テストの対策として、必死に書いたりして覚えていました。

ところが、T君は、軽くテキストを見直す程度。でも、いつもテストの結果はT君の方が上でした。
そんなT君に数学のノートを見せてもらったことがあります。
ほとんど計算ばかりで、とてもキレイなノートとは言えませんでした。
私のノートの方がよっぽどキレイに書いてましたよ(笑)

でも、もちろん数学もT君はクラスのトップ。その後T君は東大に現役合格していきました。
『ノートのキレイさと成績は、比例するものではないなぁ』と感じたものです…(笑)

新クラスになると、毎回注意することがあります。
算数は、解法を覚えて、さらにその解法を使って問題を解けるようにしていかなければなりません。
算数のノートは、学習のための重要な補助ツール。

大きな目的は、以下の2点。

①ノートにポイントを書くことにより、授業内での先生に習った解法を覚えていく
② 習った解法を使って、ノートに演習をし、自分の脳に解法を定着させていく

理科や社会のノートの場合、正確な知識を見直すためにキレイにノートをとる必要があると思いますが、算数の場合は、解き方さえ覚えれば、あとは新しい応用問題を解いたほうが実力がつくので、理社ほどノートを読み返す必要はないはずです。

ところが…
たまに、病気にかかってしまう子がいます。
その病気とは ……『見て写し病』(笑)

授業中、とりあえず、ノートに板書きを写すのだけれども、いつの間にか、
「板書きをキレイにノートに写す」ことが目的になってしまう病気です (^_^;)

ノートをキレイにとれば、大満足。色もカラフルにしないと気が済みません。
おうちでお父さんお母さんにノートを見てもらっても、キレイにノートをとっているので褒められたりします。

しかし…テストになると、全くできないのです。
ノートにキレイに写して満足なので、頭の中に解法が定着していないのです。
この病気(?)は、低学年ほど多く見られ、几帳面で、スピードの遅い子に発症しがちです。
女の子に多くみられますが、男の子で見られる例もあります。(たぶん、昔の私も…)

ノートをキレイに書く事は悪い事ではないんですけれども、ちょっと目的がずれてしまうのは困りものですよね……
だから、生徒たちが『見て写し病』にかからないように、早い段階で注意していきます。

この『見て写し病』は、「講師からの声かけ」によって改善していきます。
授業中、何をノートに取り、何に集中すべきか、は、やはり直接講師から指導が入る事によって、意識の向け方が変わってくるのです。

しかし、『見て写し病』を放置してしまうと…
当然理解力が育たないままになってしまい、ノートはキレイだけど、成績は落ち込んでしまう、という結果になってしまいます。

こと難関中学入試に合格するということを目的にすると、限られた時間内で難問を処理して行かなければなりません。
単純に『処理スピード』が要求されます。

そのため普段の授業では、「如何に頭を回転させるか」を中心に授業を進めますので、ノートには必要なことのみ「早く写して」「考えることに時間を使ってもらう」ように仕向けています。
ゆっくりノートにデコレーションしている暇などないのです。

決して『ノートが美しいから成績が順調に伸びる』 とは思わないようにしてくださいね。
もし心当たりがあれば、本人に注意を促したり、担当の先生に連絡して対応を相談してみることもオススメします。

もちろん、『ノートが汚いと安心』というわけではなく、これはこれで別の問題なので、最低限のルールを守ってノートを取らせないといけないんですけどね…(笑)

 

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