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2008年08月13日                                   

■ ビジネス流「賢い子を育てる」方法 ■

 ビジネスの社会で、コンサルタント会社などのプロが教える「問題を解決するための手法」があります。
 この手法は、あらゆる活動に応用でき、子供のうちから是非身につけさせたい方法でもありますし、受験勉強をする上でも活用できるものです。
 そして、いずれはお子さんが人生を切り開いていくためのツールになるでしょう。
 以下に紹介しておきます。

 1.具体的な目標を設定させる
 2.実現までのあらゆる選択肢を考案
 3.情報収集、可能性を調査
 4.分析して解決策をつくる
 5.発表させる


 

 1.具体的な目標を設定させる
 目標といっても、ただ「成績を上げたい」という漠然としたものでは効果は上がりません。
 例えば、「2週間後の夏休み最後の4科400点満点の学力判定テストで、300点以上を取り、偏差値を58以上にするにはどうしたらよいか?」
 と、具体的に目標を立てます。

 目標設定のポイントは、できるだけ「具体的に」「数字を使って」「時間を区切る」ことが大切です。
 さらには「行動に向かうような気持ちを掻き立てる目標」であることが望ましいです。


 2.実現までのあらゆる選択肢を考案

 普段の生活でも自然と考えそうなことですが、これを「紙に書き出す」ことが大切です。
 また、色々な選択肢を書き出す際は、既成の常識や経験にとらわれすぎずにゼロから考え直してみる必要もあります。

 受験勉強に関しては、これをお母さんやお父さんが一生懸命考えていらっしゃることが多いかと思いますが、お子さんの将来を考えると、この作業を「本人にやらせること」が大切です。
 
 低学年ならまだしも、小6生には本人にやらせたい作業です。

 そして、初期方針を立てさせます。
 例えば、「いつも点数の悪い苦手な算数の図形単元を勉強し直そう」と初期方針を立てたとします。


 3.情報収集、可能性を調査

 立てた初期方針を元に行動に移すというのが多くの人が行うことだと思いますが、プロは違うようです。
 その初期方針が「本当にそれで正しいのか」を分析します。そして、あらゆる具体的な情報を収集するわけです。
 また、「何をしたらよいのかわからない」という場合は、この作業を行っていないからだと思います。


 例にあげた勉強の成果に関しては、 問題の難易度や他の子の成績によって数値は変わってくるので分かりにくいかもしれませんが、成果を数値で意識するのとしないのとでは、やはり結果が変わってきます。

 ・今までの自分の各科目の成績推移がどうであったか?
 ・各科目の単元や項目に対して、どこが得意でどこが苦手なのか?
  ・得意科目をおろそかにして点数が下がる可能性は?
 ・担当の塾の先生の意見はどうか?
 ・自分の志望校への気持ちはどうか?
 ・勉強にかける時間の時間の使い方はどうか?

 
 4.分析して解決策をつくらせる

 集めたデータがどのような意味があり、目標解決に向けてどのような意味があるのかを考えるという作業は、問題解決能力、分析力、論理力を養うことに大いに意味があることです。
 その中で、自分にあった解決策を考えていくのです。

 例えば、「この二週間は、特に苦手な算数に力を入れるために、毎朝朝食前に計算と一行問題を20分間行い、また単元別問題集の「平面図形・立体図形」の練習問題を毎日2ページ合計30ページ進める。
 さらに、理科の植物単元の暗記と、社会の産業分野、と歴史の近代をノートにまとめて知識の再整理をする。
 家以外では塾の自習室などを利用して、塾の授業以外に毎日2時間は勉強時間に充てる。
 テストの目標点は、国語80点、算数75点、理科75点、社会80点で合計310点」

 などと、最終的な方針を固めましょう。
 ぜひサポートしながら、本人に最後まで立てさせてみてはいかがでしょうか?
 

 5.発表させる
 作り上げた解決策を、大人に分かりやすく説明できるでしょうか?

 お父さんに向けてプレゼンテーションをさせてみましょう。
 自分の意見を大人が分かるように説明できるかどうかは各科目の記述や面接などの時に求められる力です。

 また、自分の目標を他人に公表することによって、立てた目標を「やらなければならない」と自覚させることにも役立ちます。


 お子さんは、今後の将来も様々な課題にぶつかるでしょう。
 しかし、そんな時にもこのような考え方が役立つのではないでしょうか。

 中学受験は、将来に向けてお子さんを成長させることができる、大きな機会となります。

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2008年07月06日                                   

■ とことん厳格主義 ■


「先生、コイツをぶん殴って指導してください!」

お父さんは、一緒に連れ立ってきたアキラ君(仮名)を蔑んだ目で見つめながら、我々二人の担当の前で、アツい言葉を投げかけてきます。


アキラ君は、小5から入塾してきて、今は受験生。
とんでもない事件を起こしたわけではありません。

成績は何も分からなかった入塾当初からそれなりに順調に伸びてきて、最上位クラスではないものの、YTでは最上位のSコースに上がっています。


 しかし、入塾当初からお父さんの目指す目標は“1番”です。

 クラスで1番?・・・違います。
 
 校舎で1番?・・・違います。


 全ての受験生の中で、1番です。


 そのプレッシャーのかけ方は半端ではありません。

 いつもはクラスで元気なアキラ君は、お父さんの前では暗くうつむいているだけです。
 お父さんに逆らう事は絶対に出来ません。

 
 そうです。お父さんは、アキラ君の成績に大不満です。

 「コイツは何をやってもダメなんです!」
 「勉強のやり方がなってないんです!」
 「何度言ってもダメなんです!」

 我々担当の前で、これでもか、というくらいにさんざんに本人をけなします。

 家でも何度も鉄拳制裁を加えて泣かせながら勉強させているようです。

 我々も必死に、

 「いや、アキラ君は頑張っていますよ。」

 と何度もフォローしても、
 「とにかくダメです!」の一点張り。

 「お父さんからも、何か褒めてあげてはいかがですか?」

 と、提言すると、

 「褒めるところなんて、何、ひ・と・つ、ありません!」



 強烈なお父さんです。

 確かにお父さんの対応だけを見ると、褒められたものではありません。

 アキラ君が思春期に入ったら、それこそお父さんに反抗して、最悪、ナイフで刺すまでいくんじゃないかと思えるくらいのプレッシャーのかけ方です。(冗談だったらいいんですけどね・・・)

 お母さんや、我々担当がフォローする必要がありますね (・・・・)

 
 今時珍しい、まるで江戸や昭和の時代の頑固オヤジそのものという感じです。巨人の星の、星一徹みたい(苦笑)

 担当として、正直対応も大変ですし、こんなお父さんのプレッシャー下にいるアキラ君の今後が心配です。

 しかし、ふと思いましたが、”父性の復権”が叫ばれている今日、こんなお父さんは貴重な存在だな、と・・。

 昨今は、子供にちょっとした不利益が生じただけで本部にクレームをあげるモンスターペアレントもいる中で、
このお父さんのように、本人がいる目の前で「先生、竹刀でぶったたいて構いませんから」ってハッキリ言い切れる親御さんが、どれだけいるでしょうか?
 

 育て方や声のかけ方などは問題が多そうですが、「決して満足する事なく、常に貪欲に上を目指させる熱い姿勢」は、見習いたいものだと思いました。


 PS.現在の塾では体罰は塾則で禁止されています。
 
ittetsu.gif

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