成績アップの秘訣 理科

ベテラン塾講師が語る、中学受験 理科成績アップの勉強法の秘訣

理科は大変? でも、宇宙を学ぶと・・

宇宙飛行士(クマ)

今回はちょっと受験勉強とは違った番外編です。

宇宙のことって、普段はほとんど考えないですよね。
最近理科で天体の学習をしました。

「地球の始まりは約46億年前で、人間は天体の歴史から考えると、ほんの最近現れたばかりの存在に過ぎないんだよ…」

そんな話を交えながら、受験で出題される典型問題の解法テクニックなどをメインに教えていたのですが…

次の理科の時間に、ある生徒が家から本を持ってきてくれました。私に見せたいというのです。
それは、科学雑誌「Newton」の別冊『大宇宙』でした。

綺麗な星座や星雲の写真が満載で、太陽系や銀河系はもちろん、宇宙の始まりから宇宙の果ての話まで、最新科学の検証をもとに、小学生でも分かるように解説されいる立派な本でした。

広大な空間宇宙の世界と、その歴史に思いを馳せると、とっても壮大な気持ちになります。

「こんな綺麗な星団があるんだ」
「こんなに広大な銀河の果てには何があるんだろう」
「地球外の生命体はいるのかなぁ」

そんなたくさんの興味をかき立ててくれます。

思い起こせば、私も小学生の頃は星座や宇宙に関心を抱き、図鑑を見ては余計な知識(?笑)を詰め込んでいました。

地球の地軸が23.4度傾いている、なんていう知識は、私が小学生の頃、天体の図鑑から得たものであったことを思い出しました。
(受験指導で役立っていますが。)

今の科学雑誌は、30年も前の図鑑よりも、ずっと詳しく写真も綺麗に撮れているので新鮮でしたね。

特に子供の頃は、ロマンや憧れが夢を掻き立て、それが強い動機となって生きていくもの。
当然、勉強への動機付けにもなります。

先の人生を考えるなら、ただテストの得点に一喜一憂するだけよりも、大きな視点で成長を見守っていきたいものですね。

PS.
ちなみに、大人になってから、改めて宇宙のことなど壮大なことに思いを馳せると、
現実の小さな悩みなどは意外とちっぽけなものだと気付かされたりもしました…苦笑

 

金環日食観察上の注意

  ■金環日食観察上の注意

  前回、今年の5月21日の『金環日食』を話題にしました。

  前回の記事⇒
 
http://blog.chugaku-juken.net/article/268964115.html

  当日の天気も九州や東北の一部では雨の予報も出ているようですが、全国的に晴れて日食が見られる地域が多いそうです。

 気軽に見てみようかな、と思っていましたが、
  調べてみると『日食観察は結構コワイ』ことが分かりました。

  (普段無いことだから、あまり深く考えて無かったなぁ…)

  ●日食網膜症

  太陽を直接肉眼で見る事によって、網膜に傷をつけてしまい、永久的な視力低下、さらには失明することもあり得るのだとか。

  日食の観察中や終了後、あるいは、翌日、数日以降など後になって症状が現れることもあるようです。

  目の痛み、熱感、違和感、疲労感、めまいのような自覚症状の他に、視力低下や視界の中心に暗点が出ることも。

  世界中で日食の時にたくさんの人が症状を訴えるそうです。

  1912年ドイツで約3500人の患者が発生して社会問題化したのだとか。

  日食網膜症は、眼球の光透過性の高い 子供のほうがかかりやすいとのことなので、要注意ですね。

  ●なぜ、日食の際、障害が?

  普段は まぶしいので太陽を長時間見る事なんて無いと思います。

  ところが、日食のような希少な天体ショーの際には、どうしても長時間太陽を見てしまいます。

 (ちなみに皆既日食では昼間なのに暗くなる、という現象が起こりますが、金環日食では普段と大きくは変わらないんだとか)

  網膜を傷つける原因は、可視光線の青だとか、赤外線だとか紫外線だとか色々意見があるようで、詳しくは良く分からないのですが、

  「直接肉眼で見てはダメ!」

  ていうのは、どの情報も一致しています(笑)

 昔は下敷きだとか、すすを塗ったガラスやネガフィルム、サングラスなどで遮光板の代用をすることが多かったようですが、

 適切な減光や赤外線・紫外線を遮るのには安全性としては不十分のようです。
  (むしろ、これらを使うことは危険という情報も多く…(-_-;))

  やっぱり専用の日食メガネなどの安全性の保障されたものが一番良いようですね。

  なお、日食メガネを使ったとしても、長時間太陽を見る事は良くないようですのでご注意を。

  ●写真撮影は危険!

  ついスマフォなどの携帯カメラやデジカメで日食状態を撮影したくなりますが、NGだそうです。

  望遠鏡で太陽を直視するようなものですからね。

  遮光メガネ越しなら、大丈夫じゃない?って思われるかもしれませんが、これこそちょっとずれた時にレンズ越しで強烈な光を目に浴びる可能性が高まるので、かなり危険な行為だとか。

  キレイな日食映像は、テレビのニュース番組で我慢しましょうかね (^_^;)

  教育のためにとあわてずに、安全な観察を心がけましょう。

楽しく覚える

中学受験 ここで差がつく! ゴロ合わせで覚える理科85

中学受験で問われるのが、『膨大な知識量』であることは否めません。      

確かに小学生の頃というのは、脳がスポンジのように柔らかく、たくさんのことを覚えることができる年代なのですが、それにつけこんだかのように、各科目、大人顔負けの知識量と深さを問う問題が出題されてきます。

そのため、どうしても覚えることに長けた子が、テストでも有利になりがちとなります。      

さて、残念ながら、私自身はあまり覚えることが得意ではありません…(-_-;)       有能な文系の同僚の言葉の端々などから、よくそんなことまで覚えているなぁ~と関心してしまうことがよくあります。

そのため、覚えるのが苦手な子への同情を禁じえません・・ (^_^)

放っておいても覚えてしまうような記憶力に長けている子はいいのですが、私のように覚えるのが苦手な場合、できるだけ記憶が定着するように工夫する必要があります。  

そのためには、今まで申し上げているとおり、『繰り返す』ことが王道だと思います。

しかし、今回焦点を当てたいのは、

『楽しく覚える』 ということ。

受験のためとはいえ、まだ小学生ですし、せっかくなので、できるだけ印象に残るように楽しく覚えたいもの。      

楽しく覚えたものは、自然と長期間の記憶を保ってくれます。     (私も大人になっても「水兵リーベ・・」とか「一夜一夜に人見ごろ」とか覚えてますもんね。)

楽しく覚えるポイントは、     

① 語呂合わせ  

② ストーリー  

③ リズム    

だと思います。

円周率を10万桁暗唱という世界記録を成し遂げた、原口さんという方も、この3つを駆使していたとのこと。      

たとえば、理科の主要な単子葉植物は、    

・イネ   ・トウモロコシ   ・ユリ   ・エノコログサ   ・ツユクサ   ・チューリップ   ・ネギ    

などが挙げられるのですが、そのまま羅列しても、なかなか覚えてくれません。

そこで、それぞれの頭文字をとって、      

『イトウユリちゃんエッチネ!』    

なんて教えると、楽しく覚えてくれます。   (全国のイトウユリちゃん、ごめんなさい)      

他にも、有名どころではありますが、星座の春の大三角をU字型に読んでみると・・・     

・おとめ座:スピカ   

・うしかい座:アルクトゥルス   

・しし座:デネボラ

『乙女牛獅子、出歩くスピカ』     となるので、    

「春になると、乙女牛獅子という怪物が出歩いて、スピカッと光るんだよ~」    

なんてストーリーを強引につけてしまうと楽しく覚えてくれます(笑)      

こんな風に語呂合わせやリズムは耳に残ります。   また、歴史は歴史まんがを読むといい、と言われているのは、やはりストーリーがあるから頭に残るんでしょうね。      

時には お子さんと一緒に、「楽しい覚え方」を考えてみるのもいいのではないでしょうか?   

 

 

 

日常の理科

  塾では学年も繰り上がり、クラスや担当が変わったりして新鮮な環境になった方も多いかもしれませんね。
 
  気持ちも新たに来年度の受験を見据えて 日々の勉強に取り組んでいきたいものです。
 
  ■日常の理科
 
  中学入試の理科の問題では、ただテキストに書いてあることを丸暗記していれば解けるような問題だけではなく、
 
  日頃から「科学的思考」を持って生活しているか?
 
  を問われる問題がよく出題されます。
 
 
  「科学的思考」とは、端的に言うと、
 
  『なぜ?』『どうして?』と考える癖がついているかどうか、ということです。
 
 
  例えば、以下のような問題です。
 
 
 
【問題1】 鍋に水を入れて熱していくと、沸騰させる過程で最初に小さな泡が出てきます。この最初に出てくる泡は何ですか?

【問題2】 山に登ると、スナック菓子の袋がパンパンになります。なぜでしょうか?
 
 
 
 【1】は結構普段のテストでも出題される問題なので、できる子は多いかもしれませんね。(水蒸気ではありませんよ)

 【2】は高い山に登った経験のある子なら、疑問に思ったことがあるかもしれませんね。

 (答えは、本文最後にあります。)
 
 
  でも、『なぜ?』なんて、問われてみないとなかなかじっくり考えることって少ないんじゃないでしょうか・・?
 
 
  中学校では、このように日常生活の中から「なぜ?」と考えるような探究心、好奇心豊かな子を求めていると言えます。
 
 
 こういう探究心は、もちろん持って生まれたものもあるとは思うのですが、やはり普段からの「問いかけ」が大切だと思うのです。
 
 子供は問いかけられて、考え、そしてその仕組みを理解することによって興味を覚え、さらに探究心が深まっていくものだからです。
 
 
 塾での勉強ももちろん大切ですが、日常生活や旅行先、普段のニュースの中にもたくさんの”学び”が転がっていますよね。
 
 (そういえば、最近の池上彰さんのニュース解説TV番組、勉強になりますよね。)

  日常会話の「問いかけ」の中で、子供たちの「科学的思考」を育てていきたいものです。
 
  他にも難関校ではこんな入試問題も出されています。
 
 
【問題3】 炭酸飲料を振ってから、栓を開けると中身が吹き出します。これはどうしてですか?
 
【問題4】 凍っている最中のジュースの液体部分は味が濃いのはなぜ?
 
 
 
 【3】なんて、子供の頃に、よく内緒で炭酸ジュースの缶をこっそり振って、友達に渡すというイタズラをしたものです・・(笑)

 【4】も夏には冷凍庫に凍らせておいた味付ジュースをチューチューすすりながら体感した方も多いのでは。
 
 
 最後に、とある女子中で、こんな問題が出てました。(これは驚きました。)

【問題5】 熱帯魚を見ると、きれいで多種多様な模様のものがたくさんいますね。なぜ熱帯魚は色彩豊かなのでしょうか?
 
 

 理系講師達が集まって論議になりましたが…。
 誰も明快な答えを出せずじまい…
 
 
 
 こりゃいくらなんでも入試問題として出すのはどうなんだろう…
 ともあれ、『なぜ?』って考えるのは楽しいことですよ。
 
  

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時事問題学習は大人から

時事問題学習

今回は、最近ニュースで報道されている「口蹄疫(こうていえき)」について調べてみました。

人気者だった宮崎県の東国原知事が、深刻な面持ちでTVに登場している姿が印象的ですね。

 病気ってどんな症状?    

なぜ、15万頭も殺処分しないといけないの?      

疑問から、学習が始まります。    

・・てなわけで、気になっていたので調べてみました。  

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「口蹄疫」は家畜の伝染病のひとつ。    

主に豚、牛、水牛、山羊など蹄(ひづめ)が二つに割れている動物(偶蹄目)が感染するウイルス性の急性伝染病。    

症状は、一般的には感染すると発熱、元気消失、多量のよだれなどが見られ、舌や口中、蹄(ひづめ)の付け根などの 皮膚の軟らかい部位に水疱が形成され、それが破裂して傷口になる。    

「口蹄疫」という病名はこれに由来する。    

幼畜の場合、致死率が50パーセントに達する場合もあり、症状に伴い乳収量や産肉量が減少するため、畜産業に対しては大きな打撃となる。       家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、感染動物からの体液、分泌物、糞便との接触だけでなく、病原体が付着した塵により空気感染もする。    

空気感染では水疱が破裂した際に出たウイルスや糞便中のウイルスが塵と共に風に乗るなどして陸上では65km、海上では250km以上移動することもある。    

幾つかの例があるが、実際に1967年から1968年のイギリスでの感染事例では、ドーバー海峡を越えフランスから伝播した。また、1981年にデンマークからスウェーデンへと伝播している。

ワラに付着した口蹄疫ウイルスは夏では4週間、冬では9週間生存すると言われており、稲藁や麦藁に付着して入ってくる可能性も危惧されている。

潜伏期間は2-14日であり、3-5日の場合が多い。  

感染した1匹の豚は1日に4億個のウイルス粒子をまき散らし、10粒子で牛を感染させることができる。

蔓延すれば畜産業界に経済的な大打撃を与えかねない疾病である。

※ウィキペディア「口蹄疫」より参照  

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なるほど、感染した1匹から4億個のウィルスがまき散らされると…     感染力が強すぎて、治療処置をしている暇など無いようです。    

あれだけ大掛かりな消毒作業をしているのも納得です。      

他地域の畜産業を守るために、   殺処分もやむを得ないんでしょうね…      

さて、なぜ今回このような題材を取り上げたかと言うと、ご承知のように受験の「時事問題」として取り上げられる可能性があるからです。    

過去にイギリスで「狂牛病」が流行したとき、その年の入試問題の理科や社会の問題として採用された経緯もありました。      

こういった時事問題は、もちろん子供が興味関心を持って自分で調べればいいのですが、なかなかひとりでにそうなるわけではありません。    

世間のニュースに より近く接している我々大人が、子供たちに疑問を投げかけることによって、初めて関心を示し始めるということが多いのではないでしょうか?      

私立中学校は社会や自然科学に興味関心を抱いている生徒を欲しがっています。    

また、せっかく森羅万象多彩なこの世界に生まれたのですから、様々な見識を深めておくのは、子供の可能性を大きく引き出すキッカケにもなり得るでしょう。      

そんな導き役として、我々大人から様々なニュースに関心を持っていきませんか?      

案外、私たちが色々勉強になりますよ…

 

jijimondai.gif

天体好きになるために

星座

私が小学生の頃、星座が好きでした。

夜空を見上げるのが好きだったから…       ではありません。

星座が好きになった理由は、母が私に与えてくれた星座の本でした。

そこには、月の模様の見え方が、日本ではうさぎが餅ついているように見えるけど、外国では蟹や女性の顔に見えたり・・・     北斗七星も海外では必ずしも”ひしゃく”の形ととらえていなかったりと、トリビアな知識が書かれていました。

幼いながらに       「へぇ~」

と、知的好奇心がくすぐられたものです。

更には、星座の由来が色々と書かれていたのです。    

ご存知の方も多いでしょうが、星座の名前はギリシャ神話の登場人物からとられていることが多く、物語性があるので、興味深く星座の名前に親しめたものです。

例えば、北の空を代表する『カシオペヤ座』は…

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カッシオペイア(カシオペヤ座)は、伝説のエチオピア王ケフェウス(ケフェウス座)の妻で王妃。アンドロメダ姫(アンドロメダ座)の母親。

自慢好きの王妃で、娘のアンドロメダと海の妖精の美しさを比べたことから海の神ポセイドンが怒り、エチオピアに大災害を引き起こした。

神託(神のお告げ)では、アンドロメダを化け物鯨(くじら座)に生贄として捧げなければ、ポセイドンの怒りはおさまらない、というので、ケフェウスとともに泣く泣くアンドロメダを海岸に鎖で縛って置き去りにした。

アンドロメダは後に勇者ペルセウス(ペルセウス座)によって助けられた。

死後、天に上げられて星座となったが、ポセイドンは彼女が海の下に降りて休息する事を許さず、その為に彼女は常に天空を巡り続けているのだという。 (カシオペヤ座は北半球の大部分の地域では水平線下に没する事が無いところから)

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星座への関心は、私の場合は残念ながら小学生までで終わってしまったのですが、この仕事に就いてから改めて関心を深めることになりました。

七夕の彦星(わし座のアルタイル)、織姫(こと座のベガ)をいち早く覚えるように、やっぱり、物語性があると子供達の興味も深まるものです。

願わくば、受験の理科をキッカケに夢が膨らんで、将来、天文学者や宇宙飛行士にでもなってもらいたいんですけどね…(^^)

星座

なぜ?を調べる習慣

頭のいい子を育てる方法

 四谷大塚の系列塾では、今年から公開組分けテストが3ヶ月に1回から、5週間に1回に増えましたね。    

マイナス面もあるとは思いますが、私は以前よりも短い期間で目標設定が明確にしやすくなったので、プラスとして評価しようと思います。

    ■■ なぜ? を調べる習慣  ■■

私は現場で新しいクラスに理科を教えていますが、生徒たちに「「なぜ?」といつも考えろ」と、よく話します。    

これは、もちろん思考力を鍛えることが大切だから、入試には思考力を問う問題が出るから、ということでもあるのですが…    

実は、そもそもの勉強の興味とは「なぜ?」から始まり、それを先人たちが苦労して調べてきた内容を学校で学んでいるからです。      

担当しているC君という小5の男の子がいます。    

C君は宿題が中途半端で、よく私に居残りさせられる努力の苦手な子です。   (最近残されるのが嫌で、ようやくやってくるようになりましたが(笑))    

しかし、授業で私がスペシャル問題という難問を出題すると、真っ先に興味を持って取り掛かってくれます。    

C君のお母さんが、幼い頃からしょっちゅうパズルやクイズ問題を出していたみたいで、「解答を見つける楽しさ」を知っているんですね。    

それは、他の教科にも言えることです。

おかげでC君の思考力は抜群です。(努力が苦手ですが(笑))  

組分けテストも今回S1というトップクラスの成績となりました。        

 

「なぜ?」を育むのは、塾という決められたカリキュラムと限られた時間内で、というよりも、ゆとりのある日常生活からが大きいと思っています。    

そして、保護者の皆さんのサポートも大きいと思います。      

例えば、つい先日、凄い暴風が吹きました。    

暴風の影響で、死者まで出て、ニュースにもなりました。   (私も夜よく眠れませんでしたよ(-_-;))      

通常なら、「へぇ~、怖いねぇ」    で終わるかもしれませんが、  

「何でこの時期にこんなに強い風が吹くのかな?  よし、タケシ、調べてみよう!!」

なんて感じで、お子様と一緒に調べてみてはいかがでしょう?    

慣れてきたら、

 「調べてきて、お母さんに教えて!」  でもいいかもしれません。      

最近は、疑問もインターネットですぐに調べられます。

パソコンを単なるゲーム箱にしてしまってはもったいないですよね。

お天気サイトで天気図や気圧配置が載っていますから、5年生以上であれば、塾でもう学習している頃ではないでしょうか?

「そういえば、こないだ塾で風について勉強したなぁ。ええと、これが高気圧で、ここに低気圧があって・・・」

なんて言ってくれればしめたもの。   実体験を伴う学習は、すんなり身につきますよね。

我々大人も、普段何気なく当たり前に思っていることに「なぜ?」を問いかける習慣をつけて、お子さんと一緒に勉強してみませんか?

 

台風だ!⇒早速、学習教材に!

台風で飛ばされる子犬

やってきました、台風18号。
凄い雨風でしたが、みなさん大丈夫でしたか?
我が家はベランダの観葉植物がやられました…(>_<)

さて、せっかくの非日常的な自然現象、早速理科の受験勉強の教材にしてしまいましょう。
昔は調べるとなったら、辞典だ、図書館だ、と走ったわけですが、最近は、インターネットのWikipediaなんかですぐに調べられるので、便利な時代になりましたよね。

台風(たいふう、颱風) (Wikipediaより抜粋)
太平洋や南シナ海(赤道以北、東経180度以西100度以東)で発生する熱帯低気圧で、最大風速(10分間平均)が17.2m/s以上のものを指す。

案外、台風が、”熱帯“からやってくるのも知らない生徒もいるんですよね。
あと、風速は”10分平均“で測定です。空気が移動する”速さ“なので”m/s“という単位ですよ。
今回の台風18号は最大風速50m/sを超えたとか・・(@_@;)

あと18号という番号は、毎年1月1日から発生した順に番号がつけられて、今年の18番目の台風ってことです。
「台風」は、地域によって「ハリケーン」とか「サイクロン」とか「ウィリー」などと呼び名が変わりますが、全て『強風の熱帯低気圧』です。

ほとんどの台風は夏から秋にかけて発生し、日本列島やフィリピン諸島、台湾、朝鮮半島などに大きな被害を与えます。台風の中心である「台風の目」では風が打ち消し合い、風がほとんど吹かない。
(我が家は朝6時40分頃に風が止んでいたので、この時、台風の目に入っていたのかな?。思えば、この時ベランダの観葉植物を避難させておくべきだった…)

最も天気が荒れるのは台風の中心よりも進行方向に対して少し右側(南東側)である。
これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。

これも、押さえておきましょう。

やっぱり、日常生活体験から学ぶのが一番ですよね。

tyhoon.gif

興味関心が脳を育てる

bleach

担当している5年生の一人に、テレビアニメの『BLEACH(ブリーチ)』が、大好きな生徒がいます。

あらゆる登場人物の名前、護廷十三隊の隊長と副隊長の名前から、それぞれが所持している武器の名前や敵の名前まで、100種近くを覚えているようです。    

BLEACH   ・護廷十三隊       

(時々、私にその知識をひけらかしてくるので困っています(苦笑))

それは脳科学によると、脳細胞の中にある、A10神経と呼ばれる脳神経が興味の対象を記憶することによって、

ドーパミンという脳細胞を喜ばせるホルモンを分泌するからだそうです。

社会の講師が言った地名が、たまたまBLEACHで出てきた単語らしく、その生徒は目を輝かせていたとか。

興味関心を持って行なった記憶が喜びにつながり、「更なる記憶の欲求」を生むわけですね。

子供のうちは、この脳神経が活性しやすい状態であるといえます。

 

しかし、すべての子供が脳神経が活性化しているかというとそうではありません。

意欲や関心がないままに、無理やり、仕方なく勉強させることが続くと脳神経は活性化されません。  

 

こんな動物実験がありました。

何もない部屋に子供のネズミを入れて、親も仲間も、遊び道具も一切を与えず、えさだけを与えて放って起きます。     この状態では当然ですが、脳神経は活性化しません。

それだけなら驚くことではないのですが、さらにわかったことがありました。

このような刺激のない環境で育ってしまった子ネズミは、後とから刺激のある環境に移し変えても、 そのまま何に対しても興味・関心が持てない大人ネズミになってしまった、というのです。

つまり、子供のうちに脳神経を刺激してこなかったために、脳神経が退化してしまったということです。

 

これは昔実際に起こった、オオカミに育てられた少女の研究を思い出しますね。

幼きころに捨てられて、オオカミに育てられた少女が発見されて、人間界に戻ってきましたが、人間の生活に適応できないままに死んでしまったというのです。  

幼きころの教育の大切さを物語っています。

さて、脳を活性化させるためにも「頭の中でいろいろと考えて、調べて、行動すること」がとても大切です。

ならば、幼いうちにそれを興味のある分野から徹底的にさせてみてはいかがでしょうか?

たとえば、BLEACHなどのテレビを観て、「あぁ面白かった」で終わらせるのではなく、徹底的にキャラクターを研究させてみましょう。

カテゴリ別に分け、登場回数や順番で並べてみるなど、分類からはじめます。

 「そんな作業は勉強には関係ない」

と思うかもしれませんが、それは大人の狭い価値観かもしれません。

漢字の部首を見分けることや、図形を区別するなど、学習の基本に「分類」があります。

また、どのようにしてそのアニメやゲームが生まれたのか、原作者やデザイナーなど調べることは、   社会や理科を始め、「ルーツを調べ、時系列的、理論的に理解する」ことにつながります。

どうせなら「単なる遊び」で終わらせるのではなく、「研究」の対象としてあげれば、その経験は、「勉強のやり方」の土台となるだけではなく、 「目的を持ってプロジェクトを立ち上げ、それを成し遂げる喜び」という将来設計においても大きな経験となることでしょう。

大人側としては、できるだけ「興味関心を引き出して」学ばせるように工夫していきたいですね。  

ちなみに、BLEACH好きのその生徒は、いつも学年でトップクラスです。

Bleach_captains2.jpg

 

理科は予習させると良い理由

理科のノート

すっかり陽気な日々が続くようになりましたね。
YT教室にお通いのご家庭にとっては組み分けテストも終わり、新しい目標を掲げる時でしょうか?

大きなテストでは大人側としては、一喜一憂せずに冷静にお子さんの課題を分析してさらにやる気を向上させるための材料にしてあげてくださいね。もうすぐ全国統一小学生テストもありますし。
(しかし、このテスト。数年前と比べてすごい人数に膨れ上がりましたね・・・)

さて、実は校舎事情で5月から久しぶりに小6の理科も担当する事になったのですが、そこで改めて感じたことです。

理科が週2回あるような塾なら良いのですが、うちの塾では週1回で、時間も2時間ありません。
(たぶん多くの塾がそうだと思いますが)
理科担当からすると、ハッキリ言って「時間が足りません」・・・(-_-;)

うちの塾が内容豊富な四谷大塚の予習シリーズを使っているからかもしれませんが、他塾さんでも理科担当の方は苦労されているようです。
それだけ、受験の理科で各単元ともやらなければいけないボリュームは多いんですね。

限られた理科の授業時間内では、新しい知識をただ伝えるというよりも、テストで出る分野の”なぜそうなるのか”といった”仕組み”の部分や、”計算の仕方”などを教えたいわけです。

正直、計算演習等もたくさんやりたいのですが、通常授業でじっくり演習時間をとることは出来ません。(だから、講習会とか特別講座で復習するんですけどね)

そこで、私は宿題の一つとして、
『次回の単元を読んで予習しておく』事をさせます。

ただ読むだけだとやらない子もいるので、大事だと思った所にペンでチェックさせるか、あるいは語句知識のプリントをやらせておきます。

幸い(?)予習シリーズというテキストは、カラーの写真がたくさん出ていてそれを見ているだけでも興味を持ち上げてくれますし、読むだけでもかなり勉強になります。

お子さんたちも、予習として一度目を通しておくだけでも、今回の単元がどんな単元か、どんな言葉が出てくるのか、ということが分かりますし、理科が好きな子は、読みながら疑問点も持って授業に臨んでくれます。

講師としては、全く何も知らない生徒達とは違って、みんなの授業に臨む姿勢が違っていますし、授業でポイントを絞って教える事ができます。
お子さんにとっては、一度読んでおくという予習するだけで、限られた授業時間内での理解を深めることができるわけです。

ということで、現在のところ、全体的にかな~り低い(苦笑)我が理科クラスの偏差値アップのために、私も頑張っております。

今回は基本的なことだったかもしれませんが、もし授業から帰ってきても、なんだか理解が浅くて、復習に追われて理科の予習を全くされていなかったとしたら、是非実行されてみてはいかがでしょうか?