合格に必要な実力をつける。 効果的に成績を上げる。
そんな中でどんなことをやっていけばいいのか… 「大切なこと」は何なのか…
特に成績が低迷していたりすると、考えますよね。
新たな参考書を購入してみたり、家庭教師を雇ってみたり…
我々塾講師も色々と考えますが、 時期に関わらず、実力をつけるのに大切なこと… それは、
「反復すること」なんです。
当たり前かと思われるかもしれませんが、やっぱり大切なことですよね。
類似問題を、嫌というほど反復する。
それを繰り返すことによって、スピードも正確さも身についてきます。
脳の中では、反復作業によって、”神経線維”という脳の神経細胞を結ぶ”道路”がどんどん作られていくそうです。
神経線維の発達によって、情報の流通がどんどん活発になっていき、“神経細胞同士がネットワークを結ぶ”と”定着”して忘れなくなります。
何か特別な障害のあるお子さんでない限り、小学生の高学年にもなれば、
・自分で歯を磨けない子、
・日本語がしゃべれない子
・自分で学校まで行けない子、
はいないはず…
それは、毎日の繰り返しによって、”定着”して、”できるようになる”からです。
もし出来ないとすれば、その習慣がないというだけです。
あのメジャーリーガーのイチローですら、毎日同じ基礎練習を繰り返しています。
それは、「反復すること」によって、身体のあらゆる感覚を、常に研ぎ澄ましているから、なのです。
だから試合でも、正確に、スピーディーに動いて、自分の思ったようなシャープな打球を飛ばしたり、走ったり投げたりすることが出来るのです。
受験でも同じことですよね。
(ウチの子は、いくらやってもダメなのよね…)
なんて、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは決してありません。
小学生である限り、全員が脳の成長期です。
だから、全員の学力は伸びてしかるべき。
なお、「できる子との比較」ではなくて、
「過去の本人との比較」で見てあげてくださいね…(^_^)
受験本番で ベストの実力をだすために、日々の繰り返しの「反復」を大切にしましょう。
コメント
ご丁寧に質問に答えていただきありがとうございました。地方の四谷系でない大手進学塾に通っていてテキストは一応オリジナルだそうです。範囲のある一ヶ月単位のテストで偏差値60前後で伸び悩んでいるのでテキストだけではだめなのかなと思っておりました。テスト前にテキスト全部解き直しするのですが、その際は全部解けるのにテストでは必ずケアレスミスをするので・・。もっと解き直しの回数を増やしたらいいのか悩んでいました。今後は余裕があるようなら、類題探して解かせてみます。こちらのブログに出会わなければ今の成績はとれなかったと思います。感謝しています。これからもよろしくお願いします!
記事の内容が抽象的で捉え方が色々になってしまいますね。ごめんなさい。
別にテキストの問題のみを反復練習すべきと主張しているわけではありません。
大手塾で学習されているのでしたら、結構十分な量の問題集があるのではと思いますが、お手持ちの問題集が少ないとお感じになれば、お子さんのレベルに合わせて別の問題集を買い与えても良いと思います。
テストの内容がどのようなテストなのか分かりませんが、
おっしゃるとおり、類題をたくさんやるほうが応用力が広がります。
この記事の内容はどちらかというと基礎力養成という意味合いが強いです。
人間の記憶力は時と共に忘れてしまいます。
記憶力の強い子は、反復練習量は少なくてすみますので、その分応用力をつけるのに時間を割けばよいでしょう。
そうでない子の場合、反復練習は欠かせません。
もちろん、”忘れた頃に”同じ問題、或いは類題をもう一度やるのがもっとも効果的です。
「これはこうやるんだったな」
と、記憶をよみがえらせることは、定着に繋がります。
なお、学校にもよりますが、入試で満点はほぼ無理です。
範囲の広い総合力テストであれば、いかに7割以上を確実にとらせるか。
そして、どの問題で、どうして失点したのか。
大きなテストであればあるほど、満点を取らせないための”捨問”がありますので、そこに時間をかけるのではなく、とれるはずの問題をきちんと復習することが効果的です。
いつも参考にさせていただいてます。お聞きしたいのですが、反復練習とはテキストの問題を何回も反復するということなのでしょうか?算数ですと、そのうち答えを覚えてしまいそうですし、国語も文章で覚えてしまいますよね。そういう風でも力がつくのでしょうか?それとも別の問題集から類題を探してやった方がいいのでしょうか・・。実は前回のテスト勉強でテキストの問題を繰り返してやりましたが満点はとれませんでした。手を広げ過ぎてもダメなのはわかりますが、テキストだけでは少々不安です。