私がまだ若い頃、別の職場で働いていたことがありました。
その時一緒に働いていた大学生が二人いました。
二人とも同じ有名大学にかよっていました。
しかし、二人の大学生になるまでの経緯は違います。
A君は地方から大学受験で。しかも一浪した苦労人です。
B君は中学受験で合格し、附属中学からのエレベーター進学。
二人の性格は対称的です。
A君は真面目で、仕事もコツコツやるタイプ。
B君はいつも「いかに楽をするか」を考えているお調子者でした。
まさにイソップ童話の”アリとキリギリス”といった感じの二人でした。
A君は真面目にバイトをこなしながら、就職活動をして、見事に希望の一流企業に就職が決まりました。
一方B君は、当時すでに大学7年生。授業もさぼってばかりだったB君は、結局最後の1単位をまた取ることができずに、大学8年生が決定……
自宅は修羅場になり、親から勘当される勢いで怒られたとか…(わかりますけど)
中学受験はゴールではありません。
今は成績が良くても、たとえ有名難関中学に合格したとしても、それがゴールではない事を教えてあげないといけないし、大人側も自覚しないといけません。
今は成績が悪かったとしても、たとえ望みどおりの合格を勝ち得なかったとしても、それがゴールではない事を教えてあげないといけません。
『人間100歳まで生きれば100歳まで勉強』という言葉がありますが、本当の意味での学習習慣が身につくといいですよね。
中学受験で合格という目標をもって、一生懸命頑張ったことは大きな経験になることは間違いありません。
これから先の子供達の人生、前向きに進んでいけるように弱冠12歳あまりの子供達を応援していきたいと思っています。