最近『東大合格生のノートはかならず美しい』という本が話題になっていますね。
その本に書かれたノウハウを実践するために、著者と文具メーカー大手のコクヨが共同開発したキャンパスノートが売れ行き好調だとか。
さて、同じ受験生。しかも中学受験は幼い頃からノートをとる習慣を嫌でもつくわけですから、そのノウハウを中学受験でも活用しない手はありません。
東大合格生ノートに共通するのは以下の7点です。
高校生or大学生が行っていることなので、まだまだ小学生には全て実践させるには無理がありますが、小学生にも実践させたい項目があります。
(以下、担当科目の算数を中心にコメントしておりますのでご了承下さい)
1 文頭は揃える
小学生のうちは指導しないとバラバラです。特に低学年の男の子は酷いもんです(笑)
日付と単元名、解いている問題の番号はきちんと揃えて書くよう指導します。
また、文頭を揃えると同じ意味で、イコールを縦に揃えて下に計算を進めることも大切。
その方が計算ミスが減ります。
3 大胆に余白をとる
ノートをぎゅうぎゅう詰めで書いていると、成績は上がりません。
敷き詰められたノートは後で見返す気にもなりません。
間違えても解き直すスペースがありませんし。
さらに、計算用の余白スペースをどう確保するかが大切。
低学年のうちは、1ページの右3分の1は計算スペースと決めて線を引っ張ってしまえばいいでしょう。折り線をつけてあげてもいいですね。
大切なのは、筆算などの補助計算をノートの片隅に小さく書いたり、斜めに書いたりしないようにすること。
「補助計算は大きく書け」ということです。
計算をあせったり、面倒がって、頭の中ばかりでやってしまうのは、ミスの元です。
7 当然丁寧に書いている
やはり、これをさせたいところ。
記述問題が増えている昨今、字が上手であるのに越した事はありません。
個人的な意見で言えば、
「きれいじゃなくてもいいから、丁寧に」
です。
もちろん、美しいに越した事はありませんが、小学生のうちですから、”丁寧に”書くことを心がければいいのではないでしょうか?
また、女の子などにありがちな何色も色ペンを使う子もいます。確かにカラフルで美しいかもしれませんが、時間がかかるだけで効率的ではありませんよね。
それと算数は、自分で状況図を描けるようになることが必要です。
線分図や面積図、見取り図や樹形図・・・
面倒がらずにやや大きめに書くようにさせましょう。
小学生のうちは、上記の点を意識するだけでも十分だと思います。
時々お子さんのノートを確認してあげて下さいませ。
『書くことは、正確な人間をつくる』
という言葉がありますが、書くこと自体が勉強ですよね。
良いノートを作りながら、学力を育んでいきましょう!
コメント
真喜志さん 神!
いいですね♪