先日、ついつい叱りすぎたかなぁなんて思ったことが
ありました。
授業中、全く集中力を欠いていたA君。勉強する姿勢がなっていないと、やはり私は叱ります。
そのこと自体は、必要なことだと思いますが、”叱り方”というのが果たして効果的だったかな、と振り返ります。
その子との今までの信頼関係によって、そしてTPOによって、叱り方も変わってきます。
自分もまだまだ100点満点の講師とは言えません。
それなのに、子供にはあらゆる面において100点満点を要求してしまうんです。
大人って、ずるいですよね…(苦笑)
でも、考えてみると、毎回あらゆることにおいて満点の子なんて、普通いないです。
我々大人だって、満点の大人ってなかなかいないですよね。
誰しも何かしらの欠点を持っているもの。
ましてや成長過程の子供です。
課題があって当たり前。
「悪いところ」ではありません。
飽くまで、「現在の課題」と捉えましょう。
さて、もし、課題がない100点満点の子供と見なしてしまったら、その子に失礼ではないでしょうか。
だって、満点だから、これ以上の成長がない、とも捉えられます。
だから、100点じゃなくていいんです。
70点か80点くらいがちょうどいいのではないでしょうか。
きちんと成長すべき課題がありますからね。
たとえ現状30点、40点だったとしてもいいんです。
これからの伸び幅がたくさんある、ということですから。
お子さんが思い通りにならないと、ついついイライラして叱ってばかりになりがちですが、やっぱり彼らの目線に立ちつつ引き上げてあげないといけないですよね。
授業後、A君を呼び出して、話します。
「あの時、どうして先生が叱ったんだと思う?・・・」
……
お子さんの成長を一歩一歩引き上げて行こうではありませんか。
コメント
ご主人のたとえ話、とっても分かりやすいですねぇ~(^_^)
なかなか加減が難しいものですよね。
私自身、子供の成長を通して学ばせてもらうことがたくさんあります。
中学受験は親子でのチャレンジでもあります。
影ながら応援しております。がんばりましょう!
初めてコメントさせていただきます。
真貴志先生のブログには、現在中2の長女の時から力をいただいておりました。今は、下の息子が受験学年を迎え、また先生のことばの一つひとつに頷きながらも、なかなか実践できず悩む日々です。
今回のお話もそのとおりですね。私もついしかりすぎてしまいます。
私の場合、叱りすぎの他に「勧めすぎ」というのをやってしまいました。
息子が自宅で、いつになく順調に課題をこなし、
「今日は気分が乗ってるから、はかどってる。やらなきゃいけないことは、いつもより早く終わりそう。」と、本人も言うものですから、つい
「じゃあ、乗ってるついでにこっちの問題集もやっちゃう?」と、私が言いましたら、途端にテンションが下がるさがる…すっかり機嫌が悪くなってしまいました。
あとで主人に話しましたら、
「そりゃそうだ。お母さんだって、いくら機嫌よくお風呂掃除してたとしても、あ~終わった~すっきり~って気分の時に、じゃあ、その勢いでトイレ掃除もやったら?とか言われたら、ムッとするでしょ。」と、大笑いされてしまいました。
何事も相手の立場に立って、ということですよね。肝に銘じて、息子との信頼関係をより良く保つよう頑張ります。