『崖の上のポニョ』って、ご存知ですよね。
宮崎アニメ映画で、歌も含め子供達に大人気でしたね。
お子さんと一緒にご覧になられた方も多いかと思います。
遅ればせながら、私も観てみました。
ところでみなさん、主人公の宗介君の話し方に違和感を感じませんでしたか?
宗介が呼んでいた「リサ」とか「コウイチ」は、宗介のお母さんとお父さんなんですよね。
名前を呼び捨てにしていたので、最初はお姉さんと、その彼氏かと思ったら、違いました。
どうして5歳の宗介が自分の実の父母を下の名前で、しかも呼び捨てで呼ぶのか…
詳しくは分かりませんが、とにかく物凄い違和感を感じました。
親子なのに、まるで兄弟か友達みたいで…
(※ちなみに私は昔からの宮崎駿のファンですよ。)
さて、塾という指導現場では、子供達に受験指導を行うので、当然師弟関係が必要です。
師弟関係がハッキリしていないと、子供が言うことを聞かずに指導力がきちんと発揮できないからです。
もちろん、教育現場で指導の権力が行き過ぎて様々な事件が起こり、マスコミが取り上げて世間から問題視される世の中になりました。
「モンスターペアレント」という言葉にあるように、親が我が子可愛さあまりに教師を訴えることも日常茶飯事…(^_^;)
学校の先生も色々と気を遣いながらも、なかなか言うことを聞かせられず、学級崩壊で悩み、ノイローゼで辞めていく先生は後を絶ちません。
塾でも同じ現象もあり得ますが、そうなってしまってはおしまいです。
我々講師が身につけた知識や経験もただで手に入れたわけではありません。
それなりの元手と努力とかなりの時間がかかって身につけてきたもの。
それを指導現場で活かしています。
それを幼い子供に友達感覚で来られては、当然指導の伝達力が落ちてしまいます。
きちんとした「師弟関係」を築くのは当たり前。
その上で、楽しく、時には厳しく、授業を行い、受験を通して大きく成長していってもらいたいと思っています。
コメント
>「私はお兄さんなんかいらない!『兄貴』じゃな>くて、ちゃんと『先生』でいてもらわないと困る!」
>と、憤慨していました(笑)。
なるほど、納得ですね(笑)
まぁその若い先生の気持ちも分かります(笑)
最初は授業に自信が持てないでしょうからね。
授業内容で見せて、ちゃんとした先生と思わせて欲しいところですね。
春期講習会の時に、新しい若い男の先生(恐らく新卒)が、
「僕をみんなの兄貴だと思ってくれ!」
と言ったそうです。
娘はうちに帰り、
「私はお兄さんなんかいらない!『兄貴』じゃなくて、ちゃんと『先生』でいてもらわないと困る!」
と、憤慨していました(笑)。
先生としては早く生徒に溶け込もうと思うが故の発言だったのでしょうが、娘のゼミクラスは各中学校のトップの子達が集まるクラスということもあり、その発言にみんなドン引きだったようです。
親としても、「兄貴先生」よりは、真喜志先生のような師弟関係をはっきりとさせて下さる先生の方が安心できます(笑)。