●宿題のカンニング行為がバレた
先日こんなことがありました。
小4の宿題教材用の解答に印刷ミスがあったんですね。
[問] 3つの整数の組み合わせで和が6になる組み合わせを全て調べなさい。
[答] 1-1-2、1-2-3、2-2-2
解答のミス、気づかれました?
問題の意味を把握し、少し考えれば小4のお子さんでもわかるはずですよね。
いきなり最初で間違えていますよね。
[答] 1-1-2(←おかしい)、1-2-3、2-2-2
(1-1-4が正解)
解答が印刷ミスで間違えていたのです。
通常宿題は、まず自分で解いて、その後丸付けをして、間違えたところを直します。
しかし、小4くらいですと、まだテキストに×が付くのを嫌がり、間違え直しを面倒くさがる子はとても多いです。
だからついつい、考えずに答えを写してしまう子がいるんですよね … さて、生徒達が提出した宿題をチェックしてみると…
やっぱり、いました。
『印刷ミスで間違えている解説を、そのまま写して、丸をつけている』 生徒が!!
しかも2名も!!!
印刷ミスによって、彼らはカンニング(答えを丸写し)しながら宿題をしていたことがバレてしまったのです。
普段から、答えを写したりしていると成績が下がる、間違え直しが実力になるんだ、と繰り返し説いているにもかかわらず、です・・(*_*メ)
もちろん、今回の印刷ミスの一問だけ、たまたま答えをみてしまった、普段はきちんとやっている。という見方もできなくはないですが…
今回カンニング行為をしていた彼らは、最近成績が伸びるどころか下がってきているので、普段からカンニング行為が日常化していたと見るべきでしょう・・(泣)
カンニングをする子なんて、面倒くさがりのガサツな男の子、という場合も多いのですが、(そういう子はすぐばれて叱られます) 実は、意外と真面目そうな女の子が多いんですよね。そして、一見すると、カンニングだと分からないように巧妙に宿題をこなします。
ワザと間違えたふりをして、自力でやったように見せかけますが、実は影で大部分の答えを写していることも…
すぐにはバレないので、だんだん恒常化していき、気付いたら成績がひどいことになることも…(@ @;)
●解答の管理
特に低学年のうちは、悪気なく、考えずに答えを見たがります。そうすれば、楽に○がもらえて褒められますから。
自分自身を成長させるためには、自分の頭で考えることが大切だ、という風には、まだなかなか考えられないのです。
だから、根気強く教えていくしかないですね。
そこで、既に実行されているご家庭もあるかと思いますが、本人が勉強に対する自覚が薄い場合は、家庭学習では解答を親御さんが管理することをお勧めします。
そして、丸つけをした後にミス直しをさせる習慣をつけてあげてください。 出来なかったところをすぐに教えてはいけません。
再度考えさせ、調べさせ、解説を少し見せて考えさせ、それでも分からなければ教えてあげる、或いは質問に行かせる。
きちんとした勉強のやり方を身に付けるまで、そんな補助輪的な作業が必要な時期もあると思います。
(ちなみに、最初から解答解説を塾で管理しようと思って配らないと、逆に親御さんからクレームがきてしまうんですよ(笑))
もちろん理想的には5年生の後半くらいからは親が何もしなくても自分で丸付け、直しが出来るようにしていかないと後で大変なんですが…
さて、その後の小4の授業では、真喜志先生のカミナリが落ちることに…