●才能はマネから生まれる
最近の深夜番組で、マイケルジャクソンの踊りが得意な小学一年生が登場しました。その踊りは見事で、音楽に合わせて見事にキレのあるマイケルの踊りをカッコ良くこなすのです。
ムーンウォークも見事でした。しかもかわいい(笑)
※参考URL
http://www.youtube.com/watch?v=0GMlwaZNKio&feature=related
しかも、そのダンス、”誰からも習っていない”のです。自分でDVDを観て、見よう見まねで身に付けたというのです。(おうちの方の協力と賞賛はあったと思いますが。)
人間の脳には、ミラーニューロンという細胞があって、興味を持ったもの、感動したものに対してマネをしたくなるようにできているんですね。そして、才能はそこから生まれてくるのです。
実は、マイケルジャクソン自身もムーンウォークは彼のオリジナルではなく、1970年代後半から都会の黒人ブレイクダンサーたちが始めたものにマイケルが感銘を受け、彼自身がさらに磨きをかけたものだったそうです。
勉強もマネから入っていくもの。塾での講師の解く姿や、よい成績をとってくる塾友に感銘を受けて、マネをしていくようになるといいですね。
くれぐれも、寝そべってテレビばかり見ているお父さんのマネをさせないように……なんて(笑)
●心ふるわすモノを与える
上記のマネの例でもあるように、成長期の子供は感動を受けたものに意識が大きく傾くわけです。
才能は知識の量ではなく感動の量で決まります。
私が担当している生徒で、算数が大好きな生徒がいます。
宿題が中途半端でよく怒られて残されたりしているのですが、授業中の問題に対する姿勢は人一倍積極的です。見事な解法を示すと、声をあげて関心するのです。
「あ~っ、そっかぁ~! なるほど~!!」
当然、好きこそものの上手なれで、算数の成績はトップです。(でも国語は…(^_^;))
それは、その子のお母さんが幼い頃からパズルなどを積極的に与えて、『解けた喜び』をたくさん体験させていたので、自然とそうなっていったようです。
誰も最初から天才ってわけでもないですし、得意不得意があって当たり前。
でも、子供の脳はスポンジのような吸収力を持っていますから、たくさんの感動を与えてあげたいですね。