頭の良さは生まれつきでしょうか?
「地頭(じあたま)」なんていう表現もあります。
地頭の良い子とは、生まれつき才能に恵まれた賢い子という意味です。
確かに、同じ授業をしていても、吸収・理解はお子さんによって違いがでます。
4年生くらいの低学年ですと、成長の過渡期でもあり、かなり顕著に違いが分かります。
こちらの言うことをすぐに理解し、先回りして分かってしまう子も入れば、何度説明しても分からない、そもそも説明するこちらの言葉の意味も理解しているようで していない、という子も・・(-_-;)ムズカシイ・・
やっぱり中学受験は「地頭がよく」「早熟」であるほうが有利、と言われてしまいます。
では、「地頭が良いとは言えない子」は、何をやってもダメなのでしょうか?
脳神経科学研究の篠原菊紀教授によると、
一般知能の親からの遺伝率は約55%で、残りの約45%は生まれた後の環境や本人の努力で変わってくるのだそうです。
つまり、地頭以外の「伸びしろ」が45%もある、ということなんですね。
地頭はいいけど全然努力をしないので、高学年になるにつれ成績が不安定になっていく子は少なからずいます。
逆に最初は目立たなくても、努力の積み重ねで徐々に力を出してきて、成長と共に理解力も高まり、良い結果を迎える子もいます。
中学受験だけに限らず、残りの約45%の環境や努力は、確実にその人の人生に大きく影響するものではないでしょうか?
脳細胞が活発な成長期のお子様の可能性を信じて、サポートを続けていきたいものですね。