■今年の5月21日は…
すでにご存知の方が多いかと思いますので、改めて言うほどのことかとも思いますが、中学受験においても重要イベントなので確認させてください。
今年の5月21日は、『金環日食』が見られる日です。
全国で部分日食を見ることができるほか、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方など広範囲で金環日食を見ることができます。
日本国内では1987年9月23日の沖縄金環日食以来、25年ぶり。
首都圏で金環日食が見られるのは、何と173年ぶりだとか…(@_@)
人生に一度、見るか見れないかの世紀の天体ショーです。
これは天体ファンでなくとも、見るっきゃないですね(*^_^*)
また、受験で理科の入試問題を作る先生たちは、
「自然科学に興味関心を持っている生徒」
「積極的に調べるような好奇心旺盛な生徒」
「観察する力、考察する力に優れた生徒」
などを欲しがるものです。
当然、自然科学における大きなニュースなどは、日頃から子供たちが関心を持っているかどうかを確認できる案件なので、
『時事問題として入試問題に出題されることが多い』
わけです。
(日食の周辺知識は絶対確認ですね!)
で、あれば、特に今年の受験生は是非とも体感してもらいたいもの。
また、受験生でなくとも、
「173年ぶりの金環日食を見た!」
という珍しい体験を通して、理科に関心を深めることができます。
苦手だった「月の動き」の単元が、日食を見たことをキッカケに勉強し直して、急に出来るようになるかもしれませんよ(*^_^*)
なお、東京で見れる時間帯は、
5月21日の朝7時31分~37分の約6分間。
通学時間と重なってしまうので、学校では早めに生徒を呼んで、校内で一緒に観察する学校や、始業時刻を遅くして、家でじっくり観察してもらう学校など、対応が分かれるようです。
ちなみに麻布中学では、金環日食のために、5月21日は臨時休校だとか。
(調査レポートとか宿題で出されるのかな…?)
※地域別の時間帯の詳細はコチラ
http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/img/map-japan-l.jpg
■日食についてのQ&A(おまけ)
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Q.なぜ日食が起きるの?
A.太陽・月・地球が完全に一直線になったとき、地球から見ると、月が太陽からの光をさえぎる状態が日食です。
Q.太陽と月って、大きさが同じなの?
A.太陽は月の約400倍の直径を持つ天体ですが、“偶然にも”地球から月の約400倍離れたところにあり、見かけの大きさがほぼ一緒なのです。
Q.皆既日食と金環日食の違い
A.月の軌道は真円ではなく、地球を周回する間に見かけの大きさが10%程度変化します。
地球の軌道もわずかに楕円なので、太陽の大きさも3%程度変化します。
見かけの大きさが日によって変わるので、一直線になるタイミングによって、皆既日食と金環日食の違いが生まれます。
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せっかくの世紀の天体ショーですので、ご都合がよろしければ、お子さんと一緒に観察してみてくださいね。
あとは、天気が“晴れ”なのを祈るだけですね…