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低学年対策:答えを切り取る

ハサミと切り取り線 塾講師の本音

新学期になり、新たなクラスの宿題ノートを見ていて、改めて思ったことですが…

これ、どう考えても答え写しているだけだな、っていう宿題のやり方をする子が「多々」いました…(^_^;)
特に低学年のうちは、放っておくと、みんなそうなっちゃう可能性が高いんですね…(^_^;)

低学年の習慣は、意外と恐ろしいもので、子供たちが、

(宿題なんて、答えを写して適当に○をつけて、『宿題ちゃんとやったよ』って親や先生に言えば大丈夫だ…)

なんていうように考えるようになったら、大変です。
その子の成績は、上がらないどころか、ドンドン下がっていくでしょう。

私は定期的に健康診断のように、生徒たちにその話をしています。
それくらい、「答えを写す」っていう誘惑は大きいんですよね…(^_^;)

中学受験で勝利するためには、当たり前ですが、家庭学習を正しい方法でキチンとこなすようにしていかなければなりません。

1.自力で解く
     ↓
2.丸付けをする
     ↓
3.間違えなおしを丁寧にやる

という基本的な家庭学習の習慣をつけていきましょう。

 

特に受験勉強に取り組み始めて間もないうちから、家庭学習の正しいやり方を身につけてもらうために、上記の2.と3.は保護者の方が面倒を観てあげたほうが良い場合が多いと思います。

そのために、あらかじめ宿題用の問題集の解答は切り取って、親が管理しておくとよいでしょう。

○本人に宿題の範囲を解かせて、終わったら持ってこさせる

○キチンと自分の力で解いていることを確認してから、解答を渡す。
(最初の頃は、保護者の方が丸付けをしてあげてもよいでしょう)

○自分の力で解けている部分を大いに褒めてあげる
(↑これ大事です。)

○間違えたところは、ただ赤ペンで答えを書くだけではなく、どこにミスがあったのか?正しいやり方はどうなのかを調べさせる。
(最初の頃は、一緒に考えてあげましょう)

 

キチンと家庭学習をすることによって、自分の力で解ける問題が増えてくると成績も伸びて本人もうれしい気持ちになってくるはず。

そのことを理解してくれば、だんだん自分の力で家庭学習をさせていくためにも解答を本人に渡しても大丈夫になってきます。

でも、遊び盛りの子供にそのことをしつけていくのは短期間では難しいです。
時間をかけてじっくり家庭学習の大切さを教えてあげましょう。

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