塾との付き合い方|その他

塾との付き合い方のその他についていろいろとまとめてあります。

塾を辞めたい②

塾を辞めたいと言い出したら・・

⇒前回の記事       塾を辞めたい①  

 

「塾を辞めたい」といっても、ご家庭によって様々な事情があるでしょうから結構難しいテーマですね…(+_+;)

前回も申し上げましたが、この仕事に携わるものとしては、お子さんたちが元気に通塾して、前向きに中学受験に取り組んでもらうことが嬉しいこと、と思っております。

その立場で、主な原因への対処を考えて見ましたので、ご参考までに。

<お子さんが塾を辞めたい主な理由>  

 

⇒「目的をもたせる。再確認させる」  

⇒「大変な気持ちを理解してあげる」

あのオリンピックで3連覇という偉業を成し遂げた、女子レスリングの吉田沙保里選手も、    

「辞めたいことは何度もありました。でも、金メダルを獲るためにはこの練習を止めると無理だなぁ、と思って練習を続けました。」

とコメントしています。    

同じ女子レスリングでは、一度あきらめた後に周囲の助けでカムバックして金メダルを獲得した小原日登美選手もいましたね。    

『本当に満足する喜びを手にするのは、決して楽ではない』こと。

そして、『辛いと感じているのは成長している証し。楽しんでやったらいい』     と言った心構えを再確認させてあげると良いでしょう。

学校見学や文化祭への参加、将来の夢などを語り合い、改めて中学受験に取り組む目的を再確認させてあげることも大切です。

こう言った対応で、通塾に対する「動機」を再確認したり、「動機そのものを成長」させることが出来ます。

色々対応した結果、それでも厳しいと感じたら、転塾や中学受験をあきらめることを決断されると良いのではないかと思います。

また、過去の例では、おうちで褒めてあげただけで、本人の気持ちが変わった、ということもありました。

勉強は孤独で、しかも成績の向上がなかなか見られない時なんかは本人もつらい時期でしょうから、通塾や勉強の苦労を周囲が理解して励ましてあげる、ということも、とても大事なことですよね。

 (塾を辞めたい③に続きます。)

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塾を辞めたい①

悩む女の子

まだ残暑は残りますが、少しずつ秋らしい陽気になってきた今日この頃ですね。

さて今回は、
『親としては通塾させたいのに、本人が「塾を辞めたい」と言い出した場合』のお話です。

意外と「よくある話」なんじゃないかと思います。
思うことは色々あるのですが、数回に分けてお送りさせていただきます。

●まずは、原因究明から

お子さんが、「塾に行きたくない」というからには、やはり理由がありますよね。
まずは、本人に理由を尋ねてみましょう。
素直に語らないかもしれませんので、その本心を汲み取ってあげることが大切です。

以下、代表的な原因です。

① つらい勉強がイヤになった

低学年の頃は楽しく通えていた塾も、受験が迫ってくる小学5年生以降、勉強は決して楽しいばかりではありません。
むしろ、大変なもの、ツライものになってくるのが普通です。多くのお子さんが、一度は通過する心境かもしれませんね。

② 塾のクラスメイトからのイジメ、トラブル

残念ながら、クラスメイトとの人間関係によるトラブルというのも起こり得るのが現実。
人格的に未成熟な小学生たちですから、起こってしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、やっぱり仲良く且つ、前向きに元気に通塾して欲しいものですよね。  

③ 塾の先生からのプレッシャー

進学塾であれば、当然多くの家庭学習が宿題として科されるのではないでしょうか?
しかも高学年になると、難しい難問が並ぶことも多いでしょう。
その宿題をやってこないと、先生から厳しいペナルティが科されたりします。

その厳しいプレッシャーに耐えられなくなって…
なんてことも良くある話。

④ その他の原因

原因は、その他にも色々あるかと思います。
勉強のつらさを分かってもらえず、結果だけを見て色々言ってくる親への反抗のために言うこともあるでしょう。
仲の良い友達が辞めるから一緒に辞めたい、なんてこともあるかと思います。

また、列挙したような幾つかの原因が複合されている場合も多いと思います。

「塾を辞めたい」って言葉。
重たい言葉のようで、子供たちとしては簡単に言うこともできる言葉です…(^_^;)

そもそも、子供たちより先に、親御さんのほうが、
「じゃぁ、塾なんか辞めちゃえば」
っていうご家庭も結構あるようですけど(笑)

ただ、小学生の気持ちは意外と移ろいやすいもの。
親や講師の対応次第で変わってくることも多いです。

個人的には、この仕事に携わるものとして、
お子さんたちが元気に通塾して、前向きに中学受験に取り組んでいくのが、やっぱり嬉しいことです。

次回は、上記の原因などを中心とした対処法を考えてみたいと思います。

※ 我が家では、こんなことが起こった。
こう対処したら上手くいった、などのエピソードがあれば、教えていただければ幸いです。

転塾して良かった、といったご意見も、もちろん歓迎です。
⇒ makishi0509●yahoo.co.jp(●を@に変えてください)

二学期はスケジュール管理

手帳

『夏を制する者は受験を制す』  という決まり文句の時期も終わりました。

受験生にとってはいよいよ入試本番まであと5ヶ月です。
これからの時期、受験生は忙しくなります。
 (5年生も学習内容の難度が上がるので大変なんですけどね…)

まず、学校の二学期が始まり、学校の授業と共に運動会や文化祭のイベントで時間が取られます。

さらに通常の塾の学習、宿題に加えて、毎月の模試、過去問演習、そして塾の日曜講座などなど…

過密スケジュールにお子さん本人も精神的に圧迫されますし、親御さんも志望校の選定、併願パターンの選定などなど受験本番に向けての準備が必要になってきます。

模試の結果で右往左往して弱点補強しなきゃと思っても、あれもこれも出来るわけではありません。
そこで大切なのが、スケジュール管理。

以前にも書きました、先輩お母さんからのアドバイスでもあります。

※スケジュール管理と塾カバンの想い出②
http://blog.chugaku-juken.net/article/254352622.html    

ダラダラと流されてしまうのではなく、  学校のスケジュールや塾のスケジュールを予めカレンダーなどに書き込んでおいて、『お子さんと今後のスケジュール予定を共有しておく』ことが大切です。

そして、家庭学習をする時間をきちんと定め、

『とにかく始まりの時間を守る』  のがポイントです。

取りかかってしまえば、脳が勝手に働き出してくれます。
先輩お母さんによると、調子の良い時は、予定よりも早く終わってしまうので、その時は次の始めの時間までリラックスしていた、とのこと。

子供の集中力には限界があるので、本人の様子をみて勉強と休憩のバランスをとることも大切です。

また、受験生の二学期以降の学習の主たる目的は、

●志望校の問題傾向に慣れる  ことです。

その目的を優先しつつ、総合力を高め、模試でも高得点をとって本人の自信をつけさせて上げたいところ。

優先順位を考えながら、スキマ時間を上手に使って弱点科目の補完に比重を高めていくのが良いでしょう。

『スケジュール管理を制する者は受験を制す』

スケジュール管理と塾カバンの想い出②

 だんだんと春が近づく陽気になってきましたね。   私としては花粉が恐ろしい時期でもありますが…(^_^;)

さて、新学年では未だに教科書を忘れたとか、ノートを忘れたとかいう生徒がいます。     しかも授業前ならまだしも、授業が始まってから言い出す子も…(-_-メ)        

その度に、    

「塾でノート忘れるなんて、野球やるのにグローブ忘れるみたいなもんだぞ~」    

とか言っているのですが…(^_^;)      

忘れた生徒にコピー対応したり、ノートの代わりの紙を渡したりはしますが、時間もとられるし、書いた紙もなくしがちだし、いいことは全然ないですよね。

前回のU君に続き、今回はJ君の話。     J君は自分で行きたい学校を決めて、難関中学を次々と合格していった男の子です。      

でも、サッカーチームに入っていて、それも辞めたくなくて、受験勉強と共に頑張って両立をしていました。      

印象に残っているのはJ君のお母さんです。 受験後に色々とお話を伺うことができました。       

お兄さんの受験で苦労していた経験を持つお母さんは、J君の希望を叶えるための要は     「スケジュール管理」と位置づけました。      

サッカーで忙しかったので、勉強時間を確保するためにスケジュール表をきちんと作成し、徹底的にスケジュールを管理していました。    

夏期講習会などの長期の休みの時に、塾から渡したスケジュール表に、隅から隅までビッチリ書き込まれていて、とても驚いたのを覚えています。      

しかも、普段から予定だけではなく、   「実行結果がどうだったか」も別紙に書いていたそうです。      

予定を実行させるポイントは、      

●始まりの時間を守らせること

たとえば、「8時~9時まで宿題の時間」と決めたら、始めの8時をしっかり守らせる。     そして、もし8時40分に宿題が終わったら、残り20分は自由に時間を使わせた、との事。      

J君は自分で受験すると決めたこともあり、嫌がらずにコツコツをスケジュールに沿って勉強に取り組んだようです。      

スケジュール管理の甲斐もあり、J君の成績はまずまず上位で安定し、見事合格を勝ち取っていきました。      

お母さんのスケジュール管理能力は、素晴らしいなぁ、と思っていたのですが、     さらに驚いたのは、        

●塾カバンは、曜日ごとに複数用意していた

と聞いた時でした… (@_@)      

確かに、基本的に塾のスケジュールでは、この曜日はこの科目、と決まっていますので、        

月曜日はカバンA、   水曜日はカバンB、   金曜日はカバンC、   テストの時はカバンD、   日曜日の特別講座ではカバンE     …みたいな感じで(詳しく聞かなかったので、イメージですが…)、それぞれに筆記用具も準備していた、との事です。      

いやぁ~、さすがJ君のお母さん。    

よくよく考えると、荷物を毎回確認して出し入れする時間を短縮できるし、忘れ物の予防もできるし、確かに合理的だなぁ     と納得しましたが、最初聞いたときは驚きましたね…      

さすがに5つのカバンもいらないかもしれませんが、2つに分ける位は良いかも知れませんよ。

 

塾カバンの思い出①

低学年は解答の管理

解答管理

先日こんなことがありました。  

小4の宿題教材用の解答に印刷ミスがあったんですね。


 [問] 3つの整数の組み合わせで和が6になる組み合わせを全て調べなさい。

 [答] 1-1-2、1-2-3、2-2-2


解答のミス、気づかれました?

問題の意味を把握し、少し考えれば小4のお子さんでもわかるはずですよね。  

いきなり最初で間違えていますよね。

 [答] 1-1-(←おかしい)、1-2-3、2-2-2  

 (1-1-4が正解)

解答が印刷ミスで間違えていたのです。        

通常宿題は、まず自分で解いて、その後丸付けをして、間違えたところを直します。    

しかし、小4くらいですと、まだテキストに×が付くのを嫌がり、間違え直しを面倒くさがる子はとても多いです。

だからついつい、考えずに答えを写してしまう子がいるんですよね …         さて、生徒達が提出した宿題をチェックしてみると…      

 

やっぱり、いました。      

『印刷ミスで間違えている解説を、そのまま写して、丸をつけている』 生徒が!!    

(1-1-2は和が6じゃないだろ!)      

しかも2名も!!!  

印刷ミスによって、彼らはカンニング(答えを丸写し)しながら宿題をしていたことがバレてしまったのです。      

普段から、答えを写したりしていると成績が下がる、間違え直しが実力になるんだ、と繰り返し説いているにもかかわらず、です・・(*_*メ)      

もちろん、今回の印刷ミスの一問だけ、たまたま答えをみてしまった、普段はきちんとやっている。という見方もできなくはないですが…

今回カンニング行為をしていた彼らは、最近成績が伸びるどころか下がってきているので、普段からカンニング行為が日常化していたと見るべきでしょう・・(泣)        

カンニングをする子なんて、面倒くさがりのガサツな男の子、という場合も多いのですが、(そういう子はすぐばれて叱られます)     実は、意外と真面目そうな女の子が多いんですよね。そして、一見すると、カンニングだと分からないように巧妙に宿題をこなします。

ワザと間違えたふりをして、自力でやったように見せかけますが、実は影で大部分の答えを写していることも…

すぐにはバレないので、だんだん恒常化していき、気付いたら成績がひどいことになることも…(@ @;)  

 

特に低学年のうちは、悪気なく、考えずに答えを見たがります。そうすれば、楽に○がもらえて褒められますから。    

自分自身を成長させるためには、自分の頭で考えることが大切だ、という風には、まだなかなか考えられないのです。    

だから、根気強く教えていくしかないですね。      

そこで、既に実行されているご家庭もあるかと思いますが、本人が勉強に対する自覚が薄い場合は、家庭学習では解答を親御さんが管理することをお勧めします。    

そして、丸つけをした後にミス直しをさせる習慣をつけてあげてください。 出来なかったところをすぐに教えてはいけません。    

再度考えさせ、調べさせ、解説を少し見せて考えさせ、それでも分からなければ教えてあげる、或いは質問に行かせる。    

きちんとした勉強のやり方を身に付けるまで、そんな補助輪的な作業が必要な時期もあると思います。      

(ちなみに、最初から解答解説を塾で管理しようと思って配らないと、逆に親御さんからクレームがきてしまうんですよ(笑))        

もちろん理想的には5年生の後半くらいからは親が何もしなくても自分で丸付け、直しが出来るようにしていかないと後で大変なんですが…      

さて、その後の小4の授業では、真喜志先生のカミナリが落ちることに…

中学受験に必要な期間

中学受験の道のり

以前紹介した『週刊東洋経済』に掲載されていた文章で、
「えっ」と思った文章がありました。

内容は、受験対策で小三から塾に通わせる必要があるのか?
という内容です。それは、我々現場の塾講師としても、人それぞれで、『必ずしも通わせる必要はない』という意見で記事の主旨では一致します。

ただ、気になった一文は以下の通り。

「…ただ、中学受験対策のカリキュラムそのものは、実は、偏差値で中堅クラスの学校であれば、1年あれば十分だと思う。大事なのは、その前に勉強するための「下地」を子供が身につけていることだ…」

という文章です。

特に前半の”1年あれば十分”という表現は、誤解を招きそうな気がする。

公立中高一貫校に限定してというなら話は分かりますが、文章の流れから、どう考えても首都圏の私立受験についての話です。

「それは、厳しいだろう。」

というのが、現場を担当している者としての意見ですね。

“偏差値で中堅クラス”と銘打っているので条件は緩和されていますが、偏差値50を越えると競争率も半端じゃありません。

確かに10年前であれば、少し賢い子であれば1年間の勉強で合格に至れたかもしれませんが、今はそんなに甘くないという実感です。

どんなケースを例にしてこの文章が書かれたのか分かりませんが、1年で偏差値50以上の学校に合格していく子は、相当”下地”を持った子でないと厳しいという感があります。

前提条件として、公立小なら、当然クラスでトップクラスの成績で、読書や研究など勉強好きで好奇心旺盛な子ですね。さらに、受験に対して自分から主体的な意志を持って、前向きに取り組めるような子です。

その後の文章の流れは、ギリギリまで手元で勉強を教えるべし。という内容です。
矛盾しているのは、結局野放しでは1年間の勉強期間で合格させるのは難しいということなんでしょうかね。

塾の経営を支えるつもりはありませんが、現場を担当する者としては、遅くとも小5から受験勉強に取り組まないと、なかなか中堅校以上の学校に合格するのは簡単ではないと思うのですが…

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塾選びの声

 3月6日発売の『週刊東洋経済』という雑誌に、かなりのページを割いて塾の特集が掲載されていました。

 私は塾で雇われている立場ながら、経営する立場ではないので客観的に読みながら、 改めてなるほどと感じたり、笑ったり、そうとは言い切れないよな、なんて思ったりしながら興味深く読ませてもらいました。

 様々な記事が掲載されていましたが、塾選びの項目で、中学受験経験者の声を集めたアドバイスのページがありましたので、 偏見なしに重要と思われる意見をいくつか抜粋して掲載しておきます。

 

 受験結果の成否によって、塾への印象も大きく変わるのでしょうが、先輩パパママの生のご意見、重みがありますね。       何はともあれ、チラシや広告に惑わされる事なく、お子さんにとって相性の良い塾が一番でしょう。

もちろん、全てが完璧な塾、完璧な講師など なかなかないでしょうから、うまく折り合いをつけながらお子さんにとって、良好な受験環境を整えてあげることですね。

 さてさて、こんな記事を読むと、一講師である私も気が引き締まる思いです。

 今年度も子供たちの能力を向上させるために、私も頑張りますよ!!

 

「塾友」の力

塾友

先日、YT教室の組分けテストの結果、見事トップクラスに合格した5年生の生徒のお母さんから、聞いた話です。

お母さんは、とてもしっかりされた方で、娘さんの中学受験指導を小学4年生まで自宅で行っていました。

そうです、お母さん自身が全教科教えていたのです。  優秀なお母さんで、ご自身で教科内容を教えることもできるし、塾に通わせずにお子さんを上位のレベルまで成績を引き上げていました。

しかし、5年生になって、やはり限界に至ったというのです。それは、お母さんが教科内容を教えられなくなったという理由ではありません。  お子さんが受験勉強を嫌がりだしたというのです。

「どうしてみんな遊んでいるのに、自分だけ勉強しないといけないの?」

といって、グズることが多くなったというのです。  学校の友達は、中学受験を考えている子が少なかったので、遊びたい盛りの子供としては当然の反応です。

そこで、お母さんは当塾の門を叩いて下さったというわけです。

塾に通わせるようになって、クラスメイトと仲良くなり、一緒に授業を受け、テストを受けるようになって、   塾通いが楽しくなり、今では家でお母さんがサポートしなくても自分で勉強するようになったとのこと。

「今では、以前のように学校の友達と遊びたいとか言わなくなりました。塾が楽しいようです。」

お母さんから、色々と感謝の言葉を頂きました。

感謝の言葉は頂きましたが、私としては教科内容で必要なことを教えていただけです。むしろ元気な子なので時々叱ったりしながらも、それなりに楽しい雰囲気づくりを心掛けて授業をしていただけなんです。

やっぱりモチベーションや成績が伸びたのは塾の友達の影響が大きいと感じます。

お互いがライバルかもしれませんが、やっぱり良いライバルがいてこそ、一生懸命頑張れるんですね。  

感謝すべきは、「塾友」ってところですかね。

お互いが刺激し合い、支え合える、そんな友達関係が築けるようにしてあげたいですね。

塾の友達

まず志望校を決める

セーラー服

T子は、5年生の女の子。受験コースの最上位クラス生です。

算数を見ている限り、計算も速いし、良い発想力も持っています。授業中も、元気に授業を受けてくれています。

しかし、問題が・・・
宿題をきちんとやってこないんです・・。
叱ったり、言い聞かせてもまだまだ甘い状況。授業は元気に受けられても、宿題がつらいようで、モチベーションが上がりません。

それでも4年生までの学習内容では何とか間に合っていたようです。
しかし、本格的に受験勉強が始まる5年生の学習分量では、宿題をきちんとやってないと、どうしても定着が甘くなります。

結果、T子の成績は段々下がってきています。経験上、このままではどんどん成績が悪くなっていくパターンです。
ご家庭でもご両親が仕事で忙しく、子供を塾に預けっぱなしで、受験させようとは思っているけど、まだ意識が薄いようです。

T子は長女なので、お母さんも本人も受験のことはまだピンと来ていないようです。
こういう場合、本人に宿題を強制的にやらせる、というよりも根本的に段階的な意識改革が必要ですよね。

そこで、まず志望校設定です。受験に対するリアリティを段々高めていけばいいわけです。

最初は学校情報の本を渡して、行きたい学校を1つ選ぶところから。
本人が選んだ学校に対して、講師側からの知識も加えて教えてあげます。
もちろん、「今のままじゃ無理だよ」とも(笑)

その後は、ご両親の協力が必要になります。やっぱり、実際に学校を見に行くことですよね。
6年生になってから見にいくことも、もちろん出来ますが、案外受験生は忙しいものです。
やはり5年生のうちに幾つか学校を見ておきたいもの。

志望校=受験校ではないので、5年生のうちは気軽に志望校を決めればいいと思います。
制服が可愛いとか、施設が整っているとか、知り合いのお兄ちゃんが通っているという理由でもいいでしょう。
自分が合格して中学生になることへのイメージを膨らませながら、勉強のモチベーションにつなげることが大切です。

さて、とりあえず資料をみて志望校を決めてみたT子。
宿題もひとまず真面目にやったようです。まだまだこれからですが・・・

中学受験は受験生にとって荒波ですが、その荒波を乗り越える強さを養っていきたいものですね。

中学生

今からできる理社対策

新小4や新小5生をお持ちのご家庭にとって、受験を考える際、理科と社会をいつから学習し始めたらよいか、という疑問をもたれるかも知れません。

通常どこの塾でも小4からカリキュラムがスタートすることが多いようです。  

まだ入塾したばかりで、毎日の算数と国語の課題をこなすので精一杯であれば、理社は少し後回しと考えられるかも知れませんね。

新小4であれば、それでも構わないと思います。  

新小5であれば、あまり悠長なことを言っていられないので、多少無理してでも早めに取り組まれることをお勧めします。

中学受験の理社は、総合的にみて、公立中学の理社のレベルよりも”高い”です。

特に必要な知識量ときたら・・・(@_@)  暗記物の苦手な私にとって、専門外の社会の質問には答えられません(笑)  

知識欲、記憶力の旺盛な小学生のうちだから、たくさんのことを覚えられるんでしょうね・・・  

以前、勉強は全然できなかったのに、ポケモンのモンスターの名前はすべて暗唱できる男の子がいたことを思い出します・・(笑) そう、好きなことは覚えられるんですよね。

ご家庭でも、春先の少しゆとりのあるこの時期に、お子さんに理科と社会に興味を持たせるように仕向けてみてはいかがでしょうか?

これは、卒業生のお母さんもおっしゃっていたことです。

【理科】 

可能な限り実物を見せてあげましょう。 (季節の草花、虫、植物、動物、星など)  

カラー図鑑もあると便利ですね。  

家で簡単にできる実験もお勉強という感じでなく楽しめます。

私も、暗記物の植物は苦手だったのですが、自分でブルーベリーを栽培するようになって、妙に植物に関心をもち始めた経験があります。    

教材によく出てくるメダカを飼ったり、ジャガイモを育てたりするのも良いと思います。

もちろん、お父さんの力を借りて、天体望遠鏡での星座観察なんかもできるといいですよね。

 

【社会】

やはり地図帳を活用するのがいいでしょう。  

色々な情報が一覧表やグラフで分かり易く載っています。  

スーパーの野菜売り場に連れて行って、産地を確認させるのも良いと思います。  

家族旅行に出掛けるときは、国内の名所巡りや有名産地めぐりがいいかもしれません。

机向っているだけが勉強ではありませんよね。

お子さんが興味をもってくれればしめたものです。  

あんまり興味を示さなかったとしても、何かのキッカケで思い出すかも知れません。

実体験は代えがたい知識となりますよ。

 

理科の実験 (小学館の学習百科図鑑 (44))

原色ガチャガチャ生き物図鑑  

コンパクト地図帳―地図から学ぶ現代社会