今回は、先日小5の算数の授業で文章題を解く際に感じたことから・・・
計算スピードが早く、できる子ほど、ノートに単位をきちんと書くことを面倒がるんですよね・・・
■答えに単位を書かせる
算数という科目は、通常、テストでは答えに単位を書く必要はありません。
実際、解答用紙に既に単位が印刷されていて、答えの数値だけを書けばいいわけです。
実際の入試でも、通常単位を書く必要はありません。
ここでは、普段ノートに解く際に、単位まできちんと書かせよう、ということです。
「テストで書かなくてもいいんだから、普段ノートに解くときも書かなくていいじゃないか」
という意見が聞こえてきそうですが、私は書かせるようにしています。
それは、次の効果が期待できるからです。
●ノートに単位まで書かせる理由
特に③の効果が高いと思います。
たとえば速さの問題で、答えの距離を[km]で答えるのか、それとも[m]なのか?
あるいは速さの単位は[時速何km]なのか、それとも[秒速何m]なのか?
普段から数値式と答えしか書いていない人は、案外間違えてしまったりするのです。
答えに単位を書く癖がついていると、いざ答えを書くときに、確認のためもう一度問題を読んだりするので、ミスが減ります。
また、記述問題などでは数値式だけの記述は芳しくありません。
単位や説明があった方が、読む人に親切です。
自分でノートを見直す時も、その方がわかりやすいですよね。
こうして単位を意識することにより、文章題に対する読解や対応を一歩深めることができると思うのです。
些細なことかもしれませんが、意識をするのと全くしないのでは、それなりの差が生じてくるはずですよ。