お子さんが思い通りの成果を残さないと、ついつい叱ってしまいたくなります。
「褒めたほうが伸びる」なんて、教育論で聞いたことがあるけれど、わかってはいるんだけど…
何度言ってもいうことを聞かない、何度も同じ間違いをする…
こちらのイライラが溜まると、ついつい感情的に激怒してしまうことも、時にはあるかもしれません。
算数なんかは特にケアレスミスが命取りになるので、私もついついミスの部分に注目してしまいます。
「また、ケアレスミス、もったいない!」
なぁんて、言っちゃいますよね…
でも実は、ミスの部分ばかりを叱るのは、やっぱり良くないことなんです…
ある心理実験がありました。
同程度の能力のバスケットボール選手たちをAチームとBチームの2チームに分け、それぞれのチームの選手たちに、毎日フリースローの練習をさせます。
10本シュートのうち、何本ゴールに入るかを競うのですが、
練習時に、Aチームの選手たちには、
「8本入ったなぁ、よくやった!!」
と褒め称えます。
そして、Bチームの選手たちには、同じ結果でも
「なんで、あと2本落とすんだ!ダメじゃないか!!」
と、叱り続けます。
このように指導法に差をつけて、
1ヶ月の練習の後…
なんと、圧倒的に成績が伸びたのは、
褒めて育てたAチームだったのです。
* * * * *
やっぱり、褒める力もバカにできないですねぇ。
『巨人の星』みたいな、スパルタ指導は、もう時代遅れなのかもしれません…(*_*)
まぁ大事なのは、本人たちを本気にさせることなのでしょう。
できているところは褒める、というのは大切ですよね。
褒めることも当然必要だし、時には指摘をすることも必要ですよね。
子育てを楽しみつつ、困難な中学受験も笑って乗り越えるくらいの腹を据えて取り組めるのが理想かもしれませんね。