我が子をみると、なかなか勉強に取り組まないし、無理やり宿題に取り組ませてもダラダラしていて、一向に進んでいる様子がない…
そんな日常って、良くあることですよね。
いわゆる「レディネス」というものですが、やろうという心の準備(レディネス)が出来ていないと、いざやり始めても、なかなか順調に進まないものです。
そこで、面倒だとは思いますが、自分で学習が進められないお子さんのために、ご家庭でできるレディネスの3ステップをまとめてみました。
1.話を聞いてあげる
2.環境を整える
3.最初の5分は一緒に取り組む
■ 1.話を聞いてあげる
お子さんは、子供ですので(当たり前ですけど(笑))基本は話を聞いて欲しいわけです。
学校であった出来事、色々感じたこと、おもしろかったこと…
そんなとりとめもない話をすることで、理解をしてもらいたいのです。話をすると、スッキリする。それって、大人であるお母さんでも感じることですよね。
話を聞いてくれる人がいない、自分を理解してくれる人がいないと、やっぱり心がスッキリしないので、勉強にも身が入らないものです。
勉強にしっかり取り組ませるためにも、先ずは溜まったガスを抜くように、お子さんと話をして、気持ちを聞いてあげるといいです。
■ 2.環境を整える
勉強しようと思っても、机の上がぐちゃぐちゃだと集中できません。
プリントがグシャッと溜まっていたり、漫画やオモチャなど余計なものが目の前に散乱している状態では、ついつい気持ちが逸れてしまいますよね。
机の上は、スペースをできるだけ空けて、今からやる科目に必要なものだけを置いてから行なうように指導しましょう。
■ 3.最初の5分間は一緒に取り組む
何事も取り組むのは最初が大事です。
アメリカの行動心理学者である、レナード・ズーニンという学者は『物事に取り組むには最初の4分が肝心で、それによって後の行動の結果に大きな差が生まれる』と言っています。
補助輪のない自転車に乗るときは、最初に勢いをつけてから乗る必要があり、最初の勢いがあれば、その後は、楽に漕いで進めますが、
勉強も似たようなところがあります。
最初の勢いをつけるために、面倒だと思いますが、最初の5分間だけは、一緒に取り組んであげてみてください。
意識が勉強に向かい始めて取り組み始めたら、
「じゃあ、ここまでを●時●分までにやってごらん」
なんていう感じに促せば、あとは自転車を自分で漕ぐように自分の力で進ませることが出来るはずです。
以上、勉強面で自立させるのは一朝一夕にはいきませんが、いずれ自分で自転車が漕げるようになるのと同じように、少しずつ自覚が芽生え成長していくものです。
教育は、教え育むこと。
その時期を早めていくためにも、可能な限りのサポートをしてあげてみてはいかがでしょうか?