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中学受験と習い事の両立はいつまで?後悔しないための親子の判断基準

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習い事も中学受験も、どちらも大事にしたいけれど…

野球

中学受験に向けて塾に通わせながら、
それ以外の習い事も両立して継続しているご家庭は多くあります。

野球、サッカー、バレエ、ソフトボール、水泳、テニスなど、どれもお子さんにとっては大切な活動です。
中には長く続けてきたことで友達との絆が深まっていたり、「自分の好きなこと」として本人の支えになっていることもあるでしょう。

しかし、そういった習い事が趣味や気晴らしの範囲にとどまっているうちは良いのですが、
本格的に時間が割かれるようになると、学習とのバランスが崩れ、成績に伸び悩みが出てくる可能性があります。

中学受験で合格を勝ち取るためには、やはり「勉強のための物理的な時間の確保」が必要不可欠なのです。
受験は決して甘いものではなく、限られた時間で効率よく学習を進めることが重要となります。

習い事の「やめ時」は?おすすめの時期とその理由

では、いったいいつ頃から習い事を制限したほうがよいのでしょうか。

私が長年指導してきた経験上、目安となるのは「小学校5年生の2学期から」です。

この時期から受験勉強の負荷は一気に高まっていき、基礎から応用へのステップアップが求められます。
塾の宿題量も増え、志望校に合わせた対策も本格化していきます。

とはいえ、重要なのは親の一方的な判断で決めないことです。
いくら成績のためとはいえ、お子さんの気持ちを無視して習い事を無理にやめさせてしまうと、後々まで不満やわだかまりが残ってしまうこともあるのです。

実際、上位校を本気で目指す生徒は、早い段階から勉強中心の生活に切り替え、習い事はいったん中断しているケースもあります。

それは、本人が目標を明確にし、自ら納得して決断しているからこそできることです。

本人の納得感を大切に。話し合いの時間が将来の糧になる

成績向上や合格を最優先にすることも大切ですが、
それ以上に重要なのは、お子さんが自分の意志で進路に向き合えることです。

たとえ6年生になってからでも、
「どうしても習い事を続けたい」と強く思っている場合、
それを続けさせてあげることが、
今後の人生にとってよりよい選択となることもあります。

たとえば、習い事を通じて得られる自己肯定感や達成感、
仲間との関係性は、受験勉強にはない価値をもたらします。

ですので、一番大切なのは親子でよく話し合い、納得のいくタイミングを一緒に見つけることです。

話し合いで考えたいポイント

ポイントチェック項目例
勉強時間の確保塾の宿題や家庭学習が習い事で圧迫されていないか
習い事への熱意本人がどれだけ強く続けたいと願っているか
志望校との距離感志望校のレベルに向けて、今どれだけの努力が必要か
家庭の方針と価値観受験だけでなく人間的成長も重視したいと考えているか

このように、多角的に見て判断することで、
「やめさせる」ことが目的にならず、子どもの納得につながります。

まとめ

  • 習い事と中学受験の両立は難しく、5年生の2学期が見直しのタイミング
  • 習い事をやめるかどうかは、本人の納得が大前提
  • 目標校や今後の学習負荷をふまえて家族で話し合うことが大切
  • 習い事が今後の人生で重要な支えになるケースもある

受験はゴールではなく通過点。
親子で向き合って決めた選択が、その後の中学生活や人生にきっと良い影響を与えてくれるはずです。
焦らず、今のお子さんの気持ちを大切にしてあげてください。

コメント

  1. 一色 塾

    習い事と中学受験の両立本当に上位校を目指して頑張っているお子さんは、塾の勉強一色で早くから取り組んでいます。 他の習い事は、目指す中学校に入ってからと、早いうちから決めているのです。 親の判断で、無理やり習い事を

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