成績が上がらない、と感じるときこそ、諦めずに続けることが大切

「努力しても結果が出ない…」
中学受験を目指すご家庭では、そんな悩みを感じる場面も多いのではないでしょうか。
模試で思うように成績が伸びない、漢字テストがなかなか満点にならない、理科の暗記が頭に入らない…
誰にでもそういう時期はあります。何度もあります。むしろ、それが当たり前です。
子どもは成果がすぐに見えないと、「自分には向いてないのかな…」と弱気になることもあります。
でも、人生は宝くじではありません。
奇跡的な一発逆転も、映画のような感動の展開も、現実にはそうそうありません。
本当に結果を出す子は、毎日少しずつ努力を重ねているのです。
目に見えない小さな積み重ねが、やがて大きな力になる

私自身も、実は「継続の力」を身をもって感じた経験があります。
昔の私はひ弱で、腕立て伏せも20回が限界でした。
でも、毎日10回ずつ腕立て伏せを続けました。
たった10回です。それでも、毎日、毎日、欠かさずに続けました。
すると、いつの間にか11回、12回、13回と、少しずつ回数が増えていき、気が付けば20回が軽くできるように。
やがて50回が日課となり、自信がついていきました。
ある日、かつての友人が片手で腕立て伏せをしていた姿を思い出し、
「自分には絶対無理」と思っていたその動作に、ふと挑戦してみたのです。
すると、できたのです。なんと片手で10回も。
続けてきた毎日の積み重ねが、自分を変えてくれ、自信につながりました。
中学受験における「継続の力」とは何か
このような体験は、勉強にも通じます。
例えば算数の計算練習、国語の文章読解、理社の暗記など、どれも「少しずつの繰り返し」で力がつきます。
1回で解けなかった問題も、3回目にはスムーズに解けるようになったり、
書けなかった漢字も、毎日ノートに10回ずつ書くうちに定着していきます。
お母さんが「なんでできないの?」と焦る気持ちはよく分かります。
でも、子どもにとって「すぐに結果が出る勉強」は、実は「すぐに忘れる勉強」でもあります。
見えにくくても、昨日より今日、今日より明日と、ほんの少しずつでも前進しているなら、それは確かな成長です。
中学受験に必要な「本物の実力」は、毎日の地道な積み重ねでしか育ちません。

まとめ:子どもの「継続力」を信じて、支える姿勢を
- 成果が出ないときこそ、あきらめずに続けることが大切
- 小さな努力の積み重ねが、やがて大きな力になる
- 勉強の成果はすぐに出なくても、着実に実力は育っている
- お母さんが子どもを信じて支え続けることが、何よりの後押しになる

中学受験という長いマラソンを走る上で、「継続は力なり」という言葉ほど、心強いものはありません。
日々の努力が、いつか思いがけない「できた!」に変わる瞬間があります。
それを信じて、親子で歩んでいきましょう。