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成績が伸び悩む子に効果的!?「クラスを下げるよ」の一言が生む子どもの成長

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受験はドラマ…主人公はあなたのお子さんです

中学受験の現場では、日々、さまざまな「ドラマ」が繰り広げられています。
進学塾では成績によってクラスが分かれているため、昇格・降格という制度に対してプレッシャーを感じるお子さんも少なくありません。
今回は、以前私が担当していたある小5の女の子のエピソードをご紹介します。

彼女は普段は明るくて活発で、特に国語は得意な一方、算数の理解が追いつかず、テストでは思うような点数が取れませんでした

このままだと、クラスダウンするよ。
この講習会の成果をみて決めるよ


本人に伝えつつ、あらかじめご家庭にも、そのように伝えていました。
ですが、すぐに劇的に成績が向上することは難しく、結果として講習会中も、彼女はクラスの中でも最後尾に…。

その結果を踏まえ、
「このままこのクラスにいるよりも、一つ下のクラスで基礎を固めた方が良いのではないか」
と保護者の方と彼女本人に、その方針を電話で伝えることになりました。

「クラスを下げる」という言葉が与えた本当の意味

その場では、彼女は私の話を「仕方ない」と受け止めたようでした。

しかしその後、お母様からこんなお話を聞きました。

あの電話の後、彼女は泣きじゃくっていたのだそうです。
クラスを下げるという現実が、これほどまでに彼女の心に衝撃を与えていたとは、正直私も思っていませんでした。

大きなテストを受けるタイミングではなかったため、その段階でのクラス変更は一時保留となりました。

その後、気持ちを入れ替えた彼女は、そこから本気で算数に取り組み始めました。

授業では今まで以上に真剣に取り組み、宿題にもじっくり時間をかけ、毎週行われるYTテストの成績もどんどん上がっていきました。

嬉しいことに、彼女はその都度「先生、今日のテストとても良かったよ!」と私に結果を報告してくれるようになりました。

私は、本当に大げさなほどに褒めてあげました。
すると、彼女はますます自信を取り戻し、自ら算数と向き合う力をつけていったのです。

子どもに必要な「ショック」と「再エンジン」の瞬間

この出来事を通して、私は改めて「ショック療法」の力を感じました。

時には「クラスが下がるよ」という現実的で厳しい一言が、子どものやる気に火をつけるきっかけになることがあります。

もちろん、お子さんの性格によっては逆効果になるケースもあるので見極めは慎重に行う必要がありますが、「もうすぐ下のクラスになるかもしれない」という事実を伝えることで、将来を真剣に考える機会となることは多いです。

一方で、重要なのはその後のフォローです。

やる気を出した子には、褒めてあげる、認めてあげる、支えてあげる。
この正の循環が、子どもにとって「ショック体験」を、前向きな経験として昇華させる鍵になります。

特に中学受験というチャレンジを通して、子どもたちはただ知識を学ぶだけではなく「努力の大切さ」「悔しさをバネにして前に進む強さ」を体感していきます。

親として、そして講師として、そういった人生の大切なことを受験を通して伝えていきたいと私は思っています。

今回の記事のまとめ

  • 成績が伸び悩むとき、「クラスを下げる」という言葉が一つの転機になる場合がある
  • 厳しい現実を伝えることで、子どもが本気で自分と向き合うきっかけになる
  • クラスダウンを免れようと努力し、継続して成績が向上したケースもある
  • 大切なのは、その後の丁寧なフォローと、努力を正しく評価する姿勢

一時的な「つらさ」も、将来の力になるかもしれません。
温かく見守りつつ、必要なときには少しだけ背中を押してあげてくださいね

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