NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』を観ました。
その中で、出てきた、競馬界最強の異名をとる調教師・藤澤和雄という人。
私は、競馬なんてやった事がないし、興味がないので、当然知らない人でした。(同僚の先生で競馬大好きな人はいますけど(笑))
話を聴いていて思ったのは、馬ってとても繊細で、それぞれ感情があるんだなってことです。
馬って、逃げるために走るので、もともと臆病な動物だそうです。なるほどなぁ~って思いました。
馬の能力を引き出すコツ、それは馬に自信をつけさせることだと言います。
「強い馬と一緒に走らせると、いつの間にか一緒に走れるようになる。時速30キロで一緒に走れると、隣の馬が時速40キロになっても一緒に走ってるんですよね。自信になるんです」
なんだか、集団塾のメリットみたいですね(笑)
その藤澤さん、トレードマークが”笑顔”なんです。
当然、調教するときは、時には厳しく調教しているのですが、テレビで見ても、普段からこんな感じで、いつもニコニコしているんだろうなという、温かい雰囲気をかもし出しています。
藤澤さんは、言います。
調教の勉強をしているときに、「いつも怒っているばかりだと、強い馬は育たない」、と教えられた。
「結果が伴わなくても一生懸命走ってきたんだから、次は頑張ってくれるだろうから、ニコニコして迎えるようにしていますよ」
なんだか、競馬なんて塾と全く関係ない話かと思ったら、教え育てるという面で、とても共感する部分がありました。
もちろん、馬と子供は比べてはいけないものかもしれません。
でも、「愛情を込めて、育てていく」 それは、共通して素晴らしいことかもしれませんね。