中学受験は長い道のりです。頑張るお子さんも、支えるお母さんも、気力・体力が試されます。
特に、子どもがスランプに陥ったときには「どう接してあげたらいいの?」「やる気を取り戻すにはどうしたら…?」と不安になる方が多いはず。
今回は、進学塾講師として15年以上子供たちを見てきた経験から、子どもが前向きに頑張れる「やる気のスイッチ」を10個ご紹介します。
日々の学習サポートに、ぜひお役立てください。
子供がやる気を出す10のタイミングとは
やる気には「引き金」となる瞬間があります。
下記の10項目は、子どもたちが実際に自ら学習に前向きになる場面として、私が実際に現場で確認してきたものです。
どれも日常の中で実践できる内容ですので、ご家庭での声かけや環境作りに取り入れてみてください。
項目 | 子どもがやる気を出すタイミング |
---|---|
① | 褒められた時(成果を見てもらえた実感) |
② | 評価された時(誰かに認められる喜び) |
③ | 信頼している人からの叱咤激励があった時 |
④ | 明るい未来が見えた時、見せてもらった時 |
⑤ | 目の前に明確な目標がある時 |
⑥ | 挑戦したいと感じられるとき(少しだけ背伸び) |
⑦ | 勉強が面白いと感じた時(ゲーム感覚で) |
⑧ | 解き方・やり方が分かった時(達成感) |
⑨ | 勉強の内容を自分で選べた時(主体性) |
⑩ | 努力が成果に結びついた時 |
これらのポイントに共通しているのは、「自信」「達成感」「認められること」「成長実感」があるかどうかです。
お子さんの表情や取り組む姿勢から、どのスイッチが入るタイプなのかを見極めてみましょう。
やる気が出ない原因は“その逆”にあるかも
逆に言えば、やる気が湧かないタイミングには、先ほどの10項目「やる気を出す要素」の真逆の要素が隠れています。
やる気が出ない典型的な原因には、例えば以下のようなものがあります。
– 誰からも褒められない(頑張っても気づいてもらえない)
– 成果を認めてもらえない(評価されない)
– 厳しく叱られるばかりで信頼関係が築けていない
– 将来のイメージが持てない(なぜ勉強するのか分からない)
– ゴールが遠すぎてモチベーションが続かない
– 問題が難しすぎる or 簡単すぎて退屈
– 解き方が分からず、何をどうしたらいいか不明
お子さんがスランプに陥ったときには、「頑張れ!」と声をかけるだけでなく、その背景に上記のような“やる気を下げる要素”が潜んでいないか、一度立ち止まって考えてみましょう。
ご家庭でできる、やる気サポート術

中学受験を成功させるには、日々の積み重ねと、継続的なモチベーション維持がカギになります。
お母さんができるサポートの一例として、こんな取り組みがおすすめです。
– 小さな目標を設定して、一つずつ達成する機会を作る
– 解き終わった問題に「よく頑張ったね!」と毎回一言添える
– お子さんの好きな教材(パズル的な教材など)を使って楽しさを取り入れる
– 「この単元が終わったら好きなご飯にしようね」など、未来を見せる声かけも効果的
– 勉強内容をお子さんに選ばせてみる(主体性を持たせる)
親子の信頼関係がベースにあるほど、叱咤激励もきちんと“励まし”として届きやすくなります。
一緒にスランプを乗り越える気持ちで、親として寄り添っていきましょう。
今回の記事のまとめ
- 子どものやる気には「褒められる」「認められる」「目標がある」など10の要素が関わっている。
- やる気が出ない場合は、その逆の要因が関係していることが多い。
- スランプから抜け出すためには、「やる気スイッチ」を意識した声かけや環境作りが大切。
- 親子の信頼関係がやる気向上にもつながる。

「励ますコツ」がわかるだけで、お子さんがぐっと前向きになります。
お母さんのあたたかなサポートが、中学受験という長い旅路の心の支えになりますように。