軽く予習

  塾の授業では、限られた時間の中で新しいことを伝えなければなりません。
 しかも、どの科目も中学受験に対応する学力をつけるためには高度な内容で、量も多いです。
 一方、授業を受ける側は、講師の話を聞いたりして、理解をしていくわけですが…
 その理解の度合いは生徒によって様々になってしまうのが現状です。
 もちろん、講師側の聞かせ方が大切ですし、100%伝えたことを、100%理解させることが授業技術であることは重々承知の上ですし、そのように授業を組み立てます。
 しかし、例えば10のことを話した際、いち早く10を理解する生徒と、そうでない生徒と差が出てしまうという現実は、どんなに素晴らしい講師であっても出て来てしまいます。
 特に低学年のうちは、授業中全員静かに聞いている学習環境がつくられていたとしても、理解に差が出やすいものです。

(あれだけきちんと説明して、何度か演習もして、きちんと出来ている子も多いのに、この生徒は……(-_-;))
なんて、思うこともよくあるんです…(苦笑)
 単純に聞き取る能力の差もあるでしょうが、”聞く側の意識=準備の心構え(レディネスといいます)”によっても、大きな差が出ると思います。
 塾では、そのような理解の曖昧になってしまっている生徒であっても、何度も復習させることによって定着をはかっていくわけですが…
 でもどうせなら、できるだけ最初の授業で理解を深めた方が、絶対良いですよね。
 授業中に、きちんと”納得”してしまえば、その日に出された宿題も比較的スムーズにこなすことができるはずです。
 ■予習は全く必要ない?

 多くの塾では入塾説明の際に、『予習は必要ありません』と説明されるのではないかと思います。
 私が所属している塾もそうですし、授業もその多くは「生徒は全く予習してきていないことを前提に」授業を進めています。
 もし入塾を考えている際に、塾側から、
 「必ず予習をさせてから、授業に来させてください」
 と言われたら、どんな印象を受けますか?
 「めんどくさいわね。そんな時間ないわ」
 「勉強は、塾が全部面倒見てくれるんじゃないの?」

と「悪印象」に感じられるのではないでしょうか?
 当然、そんな塾入りたくなくなりますよね。
 だから、塾としては「予習は必要ないです」と説明するわけです(笑)
 ■軽い予習

説明会や講演会で、割と長めの話を聴くことがあるかと思います。
その際、話しの中に「自分の関心のあること」や「聞いたことがあること」などが話題に上ると、つい耳を傾けて聞き入りませんか?
更に話の内容が自分の知識や関心を深めてくれるような内容であれば、ずっと聞き入ることができるはずです。
つまり、自分の中にある”予備知識”が、聴く意欲を高めてくれるわけですね。
勉強の王道として、「予習」「復習」と言われるように、やはり予習もしておくと効果的に授業を受けることができます。
事前に予習しておくことで、今回の単元で出てくる用語などを断片的にでも頭に入れておくことによって、講師が語る言葉に関心を向ける手助けとなるわけです。
ただし、あんまりガッチリ予習してくると、
「家で もうやっちゃったよ…」
という気持ちになるため、時間をかけて予習することはかえって悪影響にもなりかねません。
(宿題もありますしね…)
だから、「軽く予習」しておく程度がいいのではないでしょうか?
テキストの今日やる単元を、軽く目を通しておくだけでもいいかもしれませんね。
軽い予習によって、授業を受ける上での”聴く姿勢(レディネス)”が自然と身につきますし、
それによって、授業中での理解度も高まるはずです。
時間がないときはテキストの目次だけ見て、
「今日の授業は「植木算」ね。帰ってきたらお母さんに教えてよ。」

なんて、声をかけるだけでもレディネスが高まると思いますよ。

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