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基本は反復

勉強法

こうやると覚えやすいという手法は色々あるかと思いますが、
暗記の最も基本的なことは何でしょうか?

それは単純。
『反復』です。

心理学者エビングハウスの忘却曲線によると、
今、覚えたこと(100%)をそのままにしておくと、一時間後には 44%
そして次の日には、何と26%にまで落ち込むそうです。

人間の脳って意外とイイカゲンですよね。
もちろん、個人差や教え方によって差が出るでしょうけど。

過去に受け持った生徒で、面白いエピソードがありました。
理科の知識テストを授業開始直前に行うんですが、みんな良い点を取りたいので、
休み時間中にテスト範囲を勉強しているのです。

授業が始まり、私が知識テストを配るのに、もたついていると、
「先生、早く配って!!急がないと忘れちゃうから~!! 」
大笑いでした。彼女は数分で大部分を忘れちゃうみたいで…(^_^;)

付け焼刃の知識はだめですね。
何度も繰り返すことで記憶の落ち込む量は減っていくわけです。

初めて行った塾からの帰り道も、最初は自分ひとりで帰って来れなかったと思いますが、
何度も通ううちに帰り方を覚えて、自分ひとりで帰れるようになりますよね。
基本は『反復』なんです。

ところが、中学受験で学ぶ学習量は多くて大変。
だから同じところをもう一度やる、ということが、何だか時間のロスのような気になるものです。

しかし、「わかる」と「できる」は違います。
『理解』を『定着』に変えなければなりません。

確かによくまとめられた本などがあれば、ある程度効果的に学習することもできるかもしれませんが、
恐れずに基本に立ち返って、テキストの未定着単元の問題を絞って『反復』してみるのがいいのではないでしょうか。

 

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