頑張っても伸びない?
そんなこともあります。
いや、すぐに結果がでないことの方が多いかもしれません。
クラスのBちゃんは、とにかく一生懸命勉強しています。塾が休みの日も塾に来て、苦手科目を勉強し、先生に質問をしたりして、担当の先生はもちろんのこと、周囲の先生から見ても、
「Bちゃんは最近特に頑張っているねぇ」
といわれていました。
しかし、合不合判定テストが終わって、どうも様子がおかしいです。
どんよりしています。
テストの出来を聞いてみると、うつむいた顔でこう言いました。
「全然できなかった・・・」
本人としても一生懸命頑張ったのに、思うように点数を取れず、自己採点をしてショックを受けてしまっていたのです。
さて、こんな時こそ、励ましてあげなければいけません。
一緒になって不安になって落ち込んでいても、身になるものはありません。
入試の本番で点数が取れればいいんだから。」
そういって、答案の直しに協力してあげました。
まだあと100日あります。
実際に、コツコツ努力している子は必ずその分の実力がついています。効果はすぐに現れるわけではありません。
本人のモチベーションを維持し続けていく事が大切ですよね。
コメント
かごっち さん
いつもコメントありがとうございます。
優秀な娘さんもそんなスランプの時期があったのですね。
でもやっぱり日頃の積み重ねをしっかりやっている子は最後に強いですし、その逆に日頃の積み重ねが出来ていない子は土壇場で下がってきます。
やっぱり「継続は力」ですね。
さて、入試まで100日を切った今、講師の私は受験生に対して鬼になっていきます(苦笑)
娘も夏前に算数がガクンと落ちたことがありました。もともと苦手だったので、ひたすら演習を繰り返していたのすが、やればやるほど点数がとれなくなり、果ては単純な足し算やかけ算の筆算までボロボロになりました。
真っ青になって先生に相談したところ、6年生になり急に算数も難しくなり、脳がその変化に追いつけず、一時的にそういう状態に陥ることがありますが、それを抜ければ嘘のようにまた成績があがりますとのこと。
筆算まで出来なくなってしまったのに、そんなバカな・・と半信半疑でした。
とにかく、そこであきらめてしまってはだめで、次にくる成績上昇の波を信じて、この苦しい時期こそ勉強をやり続けて下さい、と言われました。
娘にも、
「今、脳の中に一辺に荷物を詰め込んじゃって、もう荷物が入るスペースがなくなっていて、脳が必死で部屋の整理をしているの。部屋が空くまで部屋の外に荷物をたくさんためておこう。脳の部屋の整理が終われば、その荷物を一辺に入れることが絶対できるから。」
と、必死で励まし続けました。
励ましながらも、焦りと不安で一杯でしたが、とにかくあきらめず、少し簡単な問題を中心にコツコツとやり続けました。
すると、ある時からそれまでのことが嘘のように、算数ができるようになったのです。
「プラトー」と呼ばれる時期だそうですが、無事その時期から脱却することができました。
壁にぶつかってしまったとき、あきらめず出来ることからとにかくコツコツと頑張ることの大切さを実感しました。
そんな娘を見ていて、「今の私にこんな努力ができるだろうか・・・。」と思ってしまいました。
子どもの力はすごいです。
B子ちゃんも、そして他の多くの受験生の子どもさん達も、みんな頑張って欲しいと強く願いました。