小6担当奮闘記

中学受験の受験生担当の講師。その視点から感じた本音を語ってみました。

受験期

人間的な成長

A君は最難関のK中が第一志望校でした。 B君の第一志望校は別の学校です。 二人は友人であると同時に、上位を争う良きライバル関係でした。 どちらも優秀生ではありましたが、才能においてはA君の方が一枚上手、という感じでした。 A君はかなりの優秀...
受験期

入試本番直前! 最後の宿題

いよいよ首都圏中学入試ですね。 1月の結果を踏まえ、今年はどんなドラマが待ち受けているのか… 何とか第一志望に全員合格して、受験を喜びの中で終わりにしたいものですが… 多数の生徒を抱える講師の立場ですと、全員が全員 第一志望合格で終わる、と...
下半期

模試の合格率数値について

受験生にとっては、二学期以降の合否判定模試を受けていくことになり、その志望校への判定結果次第で、実際の受験校を最終的に絞っていかれることになるかと思います。 多くの模試では、合格の可能性が高ければ、合格率が「80%以上」と評価され、低ければ...
受験期

講師は不合格者のためにいる

首都圏受験、結果が続々と出てきました。 今年も厳しい受験倍率の中を、お子さんたちは精一杯頑張ってくれたと思います。 第一志望校に合格されたご家庭は、本当におめでとうございます。 一番算数が苦手だったので、私が一番心配していた担当生徒。 まる...
上半期

立体図形が苦手

受験算数では立体図形の問題が出題する学校が多数あります。 特に立体への認識力が試されるのは、立体の切断問題。 塾では小6で習うことが多いはずです。 この立体図形の問題。 割とスムーズに出来る子もいるのですが、本当に苦手な子もいます。 平面上...
上半期

塾カバンの想い出①

首都圏ではまだまだ寒さが残り、急に雪が降ったりもしましたが、少しずつ春らしくなってきたようですね。   塾では新学年が始まり、新しい教材でうれしい時期かもしれませんが、     反面、どの教材をどう使うのかがつかめずに、全てをパンパンに詰め...
受験期

自分を不合格にした学校

以前卒塾生が挨拶に来てくれたことがありました。  せっかく来てくれたので、受験生達にアドバイスをしてもらったのです。 彼の言葉で印象的だったのが、 「『自分は、受かる。もし受けた学校が、自分を落としたのなら、そんな学校はこっちから願い下げだ...
受験期

受験お疲れさまでした

首都圏の受験はほぼ収束した頃でしょうか。 皆様のご家庭の受験はいかがでしたか? ご家庭それぞれのドラマがあり、色んな感情が込み上げてこられたことでしょう。 難しい入試問題に果敢に立ち向かった齢12の若き受験生達全てに、「お疲れさまでした」と...
受験期

素直に喜べなかった偉業達成…

塾講師として、やはり難関校に合格させるのは嬉しいことです。 もちろん、それぞれの第一志望に受からせることが仕事ですし、学校の価値は偏差値で計れるものではありません。 しかし、やはり入るのが難しい学校の門を突破してくれると、教える方としては達...
受験期

合格する子は合格し…

今年は受験の残酷さを知らされます。 我々講師は、どうしても残念だった子に意識がいきます。 受かる子は、次々と難関校を受かっていきます。 それなのに実力は、そこまで大きくはないはずなのに、 幾度も合格から見放されてしまう子… 合格掲示を羨まし...