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ピグマリオン効果

ピグマリオン効果 育て方

さて、今回は『ピグマリオン効果』についてお伝えします。

教育心理学上の言葉で、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

中学受験というのは、まだ若干12歳の小学生の受験ですね。

実は、私が担当している子達は全員、

「将来、こうなりたい!」  

と明確なビジョンを持ち、計画的に学習を進めていて、放っておいても勝手に勉強しています。

 

って、そんなわきゃないですよ(笑)

もちろんそういう子もいないわけではないですが、全員そうだったら、苦労しません!  永遠の理想ですね(笑)

我々大人が小学生の頃を思い出してくださいね。  

私なんか、遊ぶことばっかり考えていました。(笑)  

(立派な小学生だった方、すみません…)

小学生ですから、まだ見識も経験も少ないですし、精神的に未熟です。  

受験という大きな壁を乗り越えさせてあげるには、やはり大人がある程度リードしてあげる必要があるんですよ。

そこで、子供に対しての効果的な精神環境として『ピグマリオン効果』というのを知っておきましょう。

語源はギリシャ神話で、キュプロスの王であるピュグマリオンが自ら彫り上げた象牙の女性像を溺愛した結果、女性像が本物の人間になったという逸話からです。

つまり、期待をかけるとその通りに子供は成長するというのです。教師や親の心得としてよく説かれます。

(期待してるのに、そうならない)って…(*_*)

さて、これを子供の立場から考えてみましょう。

結論から申し上げますと、子供というのは、  

「自分を愛してくれる存在の望み通りになりたい」  

と願うのです。

自分を愛してくれる存在のために、一生懸命背伸びしようとするのです。

(よし、大好きなお母さんの期待に応えるためにも、がんばろう!)  

(よし、大好きな先生の期待に応えるためにも、がんばろう!)

子供というのは、その本性として褒められたいし、愛されたい、認められたい存在なんですね。

やっぱり、『教育=愛』ですよね。

ただし塾の現場では、主として子供達に受験に対する知識や技術を伝える場です。   もちろん愛し、期待をかけて教えるのですが、集団塾では特定の子ばかり褒めるわけにはいきません。

期待をかけてピグマリオン効果で育てる一方で、お互い競わせて成長させることにも主眼が置かれます。

では、特定の子を愛し、褒められるのは誰かというと…  やっぱり親御さんですよね。

だから、子供たちの成長のためにも家庭と塾の良好なコミュニケーションが大切なんですね。

さて、お子さんの精神環境、いかがですか? ピグマリオン効果、十分に発揮されていますかね…

と、私自身の自戒の念を込めて、これからも愛情と熱意を込めて、授業に臨まないといけませんねぇ…

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