何度もお伝えしてきておりますが、勉強していて実力が向上するのは、「ミス直し」をする時です。
丸付けをした後の、ミス直しをいい加減にしてしまうと、どうしても実力が伸びません。
ミス直しをきちんとすることによって、
ことが出来るので、自分の実力が上がっていくわけです。
でも、やっぱりありがちなのが、
解答の答えを赤ペンで写しておしまい…(^_^;)アルアル
これでは本来のミス直しとは言えませんね。
しかし、子供たちの内心は…
なぁんて声が聞こえてきそう…(^_^;)
そもそも勉強が好きな子なんて、わずかでしょうから(笑)、宿題や習い事の多いそんな子供たちに、完璧なミス直しを要求するのは酷かもしれませんね。
そこで、提案したいのが、
自分がミスをした問題に△と×のいずれかの印をつけさせるのです。
『×』… さっぱり分からなかった問題。
△と×を付け終わったら、
『まず、△を付けた問題からミス直しをする。』
自分で△をつけた位ですから、やり直しはスムーズに行くはずですし、次回同じような問題が出れば、今度は○がとれる確率が高まるでしょう。
そして、『×をつけた問題は後回し』 です。
もちろん余裕があれば、×を付けた問題の一つでも○にするために、再度解法や仕組みを確認したり、先生に質問して解決して欲しいのですが、△をつけた問題が最優先。
忙しい時は、×をつけた問題は思い切ってやらない、という割り切りも必要かと思います。
この二種類の印をつけていると、後でノートや問題集を見直した時に、『どの問題を復習するか』の目安にもなります。
例えば、復習回の時や夏休みなどに、今度は「×」のついた問題に取り掛かってみればいいわけです。
低学年のうちは、親がお子さんにヒアリングしながら△と×をつけてあげたらよいかと思いますが、高学年になるにつれ、自分で書かせることが大切です。
慣れてくれば、自分で△と×を書く作業そのものが、問題に対して再度考えるキッカケになりますので、学習に対する取り組む姿勢も前向きにしてくれるはずです。
また、この作業が小6後期の過去問演習でも役立つことになります。