どこかの本で読んだのですが、人間の”脳”は1日に6万回思考するらしいです。
何をもって1回と数えるのかは分かりませんが、思い返してみると普段から一日の中で、本当に多くのことをあれこれと考えてはいますよね。
人によって、行動に差が生まれてくるのは、この考えていることの中身の問題なのかもしれません。
楽しいことをたくさん考えることが出来ていたら、楽しく人生を送ることができるでしょう。
でも、他人のことを思いやれる考えを多く持てる人、そしてそれを行動に移せるような人は、人間として素晴らしい人だと思います。
(できればそういった人間に子供たちも育って欲しいものですが…(((^^;))
子供は成長段階にあるので、どうしても自己中心的です。そういう思考が先に出てきます。
お子さんの自分勝手な意見や行動をするのは、当たり前と考えておいた方がこちらの気持ちも落ち着くかもしれませんね。
「してみせて 言って聞かせて させてみて
褒めてやらねば 人は動かじ」
有名な山本五十六氏の教育格言で、私も気に入っていますが、改めて心に刻まれる名言だと思います。
さて、中学受験など、大きな目標に臨む場合…
「できない」に6万回の思考を使えば、出来ない理由が6万回の思考から生まれます。
「どうしたらできる?」に6万回の思考を使えば、出来る可能性、手段を6万回の思考から生み出します。
日々色んなことを考えると思いますが、大切なときの判断はもちろん日頃の心がけ(=考え方)が重要になってきますよね。
私のクラスでも、宿題を平気でやってこない子がいるんですけど…(+_+)
理由を聞くと、「時間がなくて」とか言うんですが、正直言って、90%は言い訳で、本音は「面倒臭かったから」という自分勝手な理由ですね…(笑)
相手が成長途中の子供ですから、怒鳴りつけて恐怖心で渋々やらせるのも一つの手ではあります。
即効性がありますし、クラス全体の気を引き絞める効果も期待できます。
しかし、昨今そういう指導は世間が厳しいんですよね…(苦笑)
授業内で、【してみせて】いるので、
本人に宿題の意義を【言って聞かせて】
時には居残りでもさせながら【させてみて】
やればできるじゃないか、と【褒めて】あげないといけないんですよね…(+_+)
でもこれが一回ではダメなんですよね。
何度も言って聞かせないと。
近頃の子は甘やかされているのか、残念ながら即効性はありません…(+_+)
でも、めげずに諭していくしかないんだと思いますね。考え方を少しずつ修正するために。
そして、6万回の考え方を良い方へ導いていくことが大事なのでしょう。
子供たちは周囲の人たちから褒められ、叱られしながら、躾や社会性が身に付き、己を磨く克己心や他人を思う心が育まれていくんだと思います。
さて、私たち大人も6万回の思考を、まずは家族の幸せのために役立てて行きたいですね。