毎年恒例の新年の箱根駅伝。
たすきを繋ぐために、選ばれたランナーたちの熱い戦いがあります。
今までの実績から今年はどこの大学が強い、なんて予想が立てられますが、いざ本番になると、予想通りになるとは限りません。
選手の精神状態や体調によって、いつもの実力が出せない場合もあります。
途中で肉離れを起こしたり、脱水症状で走れなくなってしまうランナーも毎年出てきます。
(※今年は優勝候補と目された駒沢大学がそうでしたかね。
初優勝の青山学院チーム、おめでとうございます。)
過去の大会では、ゴール直前500mまできて、どうしても走れなくなってリタイアしてしまった選手さえいました。
「箱根には魔物が住んでいる。」
なんてことも言われますが、やっぱり本番をやってみないと分かりません。
同じようにオリンピックのシーズンには、「オリンピックには魔物が住んでいる。」
なんてことも言われます。
不思議なもので、大きなスポーツの大会会場には、魔物が住んでいるらしいです…(^_^;)
さて、中学受験においてもそうでしょうか?
“魔物”といっても、スポーツと違って、怪我やアクシデントが起こる可能性は極めて少ないはずです。
むしろ、13歳という幼き子供たちの”精神状態”の方が心配ですよね。
受験会場でも、周りがみんな頭が良さそうに見えたり、自分以外全員合格するんじゃないか?と思えたり、急にマイナスのことばかり考え始めたり…
そんなことを考えてしまう子も多いはず。
中学受験における魔物の正体は、『極度の緊張やプレッシャー』や『思い込み』でしょう。
私が子供たちに話すのは、シンプルです。
「緊張したり、不安になったときの対策は、とても簡単だよ。
気分が悪くなったり、嫌なことばかり思い浮かべたりしたら…
『深呼吸』するだけ。
特に息を吐くときに、ゆっくり数字を数えるといい。
深呼吸をすると、脳に酸素が送られて、正常な判断ができるようになるんだよ。
呼吸が整えられて、肺の動きと共に、心臓の動きも安定するからいつもの実力が出せるようになる。
合格するかしないかは学校が決めることだから、自分が心配しても仕方ないよね。
起きてもいない先のことを心配しても時間の無駄。
本番でやることは、『深呼吸して目の前の問題に集中するだけ』だよ。」
受験生においてはいよいよ本番ですね。
精一杯実力を発揮できるように、しっかりサポートしていきましょう。