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7000名中、2位なのに

塾に通って来ている生徒にも、家庭事情によって色んな生徒がいます。  

T君は、小6受験クラスの中でも とっても優秀です。

特に算数は、いつもクラスで1番で、他の生徒からもとっても尊敬されています。

「T君の脳みそ、半分分けてくれよ~」  

そんな冗談がクラスメイトから聞こえてきます。

宿題も、私が指示していない範囲の難しい応用問題まで自主的に解いてきます。

例年そうですが、最上位クラスで訓練を積んだ「できる男の子」は、算数のひらめきの力は講師を追い抜いてしまいます。

それくらい天才的なひらめきを見せてくれます。 (弟子が師匠を超えていく。これが最上位クラスの醍醐味とも言えます。)

T君は、このタイプの男の子です。

最近、受験生約7000名が受けた大きなテストがありました。 算数は150点満点で、平均は60点。T君は144点(1問ミス)で、偏差値は76! (@_@)   

約7000名の受験者中、第2位でした。

国語も偏差値70を超えていました。

 

そんなT君ですが、

彼は決して勉強に対して厳しいご家庭に育っているわけではありません。お父さんもお母さんも、温和な感じのご家庭です。

そして、T君は最上位クラス生ではありません。  

御三家志望者でも、早慶志望者でもありません。  

国立附属の志望者でもありません。

算・国の2科しか勉強していないのです。

それでは、2科受験でいくのか?

違います。

T君は、中学受験をしない予定なのです・・・

来年家庭の事情で、海外に行ってしまうことが決まっているのです。

それでも、勉強していることはいずれ役にたつということで、本人の希望もあり、今も仲間たちと一緒に勉強を続けています。

確かに受験勉強で培われる学力は、受験ですべて終わってしまうわけではありませんよね。

T君は、受験する周りのみんなを応援しながら、自分自身の学力をみんなと一緒に磨いています。  

この夏も、みんなと共に・・・

 

コメント

  1. ぼんくらママ より:

    世の中には、T君のような信じられない素晴らしいお子さんがいらっしゃるのですね。
    受験できない自分を卑下もせず、周囲の仲間達を心から応援できるなんて、もう素晴らしいとしか言いようがありません。
    素晴らしいご両親に脱帽です。

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