いきなりで何ですが…
受験勉強というのはつらいものです。
受験勉強は、目標となる勝利に向かって本番で実力を発揮するために練習するという点で、スポーツに共通するところがあります。
でも野球やサッカーのように周りからもてはやされないのは、何故でしょうか?
勉強は団体戦ではなくて、個人戦であり、チームや仲間のためではなく、
自分自身のためにやるのだとの認識が強いからでしょう。
個人戦は孤独でつらいものですね。
学校の後の塾通い、高度で難解な学習内容、集中力がなくなったり、成績が奮わないと叱責され…(*_*)
成績向上のために、志望校合格のために、頑張らなきゃいけないのは分かっているけど…
遊びたい盛りの小学生。
何か喜びを感じないと、持続するのは結構大変なんです。
我々大人もそうなんですけど、
やっていることに喜びがないと、あるいは、喜びを見い出さないと、
継続するのが困難になってしまいます。
最初のうちは点数が良かったら大好きな漫画を買ってもらえるとか、お小遣いをもらえるとか、
そういうものを動機にすることもアリでしょう。
しかし、それって本質的には継続的な喜びには繋がりませんよね。
お金や褒美が本当の「快」ではないんです。
では、本当の「快」ってなんなのでしょうね…
色んな意見があるかと思いますが、本当に幸せな時って、周りも幸せではないでしょうか?
自分が努力することによって、他人も喜び、更に自分にもメリットがある。
そういうことが、心から嬉しいことだし、長続きできるものなのでしょうね。
もし、つらいだけの受験勉強だったら、受験が終わったらそこで終わります。
もう二度と勉強したくなくなるでしょうね。
でも、スポーツと一緒で、多少つらくても、自分が成長していくのが嬉しかったり、
それを評価してくれる周囲の人たちがいてくれたり、仲間との切磋琢磨が楽しかったり…
できれば、通っている塾生には、そんなことを通塾生活を通して感じてもらいたいですね。
卒塾しても、また塾を訪ねてくれる卒塾生もいます。
やっぱり講師としては嬉しい瞬間ですよね。
今回はちょっと抽象的な話になりましたが、受験が近づくにつれ、
精神的に不安定になる受験生も結構いると聞きます。
やはり、大人側のサポートって結構大切だと思っています。
各ご家庭の事情は様々だとは思いますが、せっかく大変な中学受験をされますので、
何かプラスになること、「快」につながることを感じてもらえるといいなぁ、と思っています。
講師としては、受験での成功はもちろんのことですが、未来への学習意欲にもつながる授業を心がけていきたいですね。