東京世田谷区成城の閑静な住宅街にある東京都市大学付属中学高等学校の学校説明会の簡易レポートです。
気になった点など書きましたが、ご参考まで。
過去には武蔵工業大学付属中学高等学校という名称でした。
名前の通り東京都市大学付属ですが、最初から他の大学を目指す生徒も多く、進学校的側面の強い男子校です。
訪れると、校庭では人工芝の上で騎馬戦を行う活発な様子が伺え、また教室ではラジオ製作を行っている姿が見られ、何とも都会の男子校らしさを感じさせられました。
教頭が言うには『明るく元気な進学校』だとのこと。
受験生は昨年都内最高の3692名。
40人×6クラスで、高校募集はなくなった。
・習熟度別クラス編成
TTを含む英語が週7時間、高3では志望校別にクラスが分けられます。
・授業外講習・補習体制
指名制と選択制で、基礎講座や応用講座、さらには夏期冬期などの講習もある。
中3の中だるみの時期に、キャリア教育として将来どんな職業につきたいか、そのためにはどうしたら良いのかなどを考えさせる。
・体験学習を重視するようにし、科学実験授業で中1から中3まで60回の実験を行い、その度に記述式のレポートを提出してもらう。
・多摩川徒歩ラリーを通して、感じた世界を俳句で表現させるなど、表現力を重視させている。
・様々な活動を通して、創造力、表現力、論理的思考力、そしてコミュニケーション能力を磨いていく。
『勉強もクラブも両方頑張れ』という方針。
部活所属率は、中学生は99%、高1高2では95%
硬式野球部が中学からあるのも特徴。
理系の学校と思われ勝ちだが、3分の1は文系に進むとのこと。
難関大合格者増を目指して入り口の合格者のレベルを上げているのもあり、年々実績も上がってきているとのこと。
【来年度受験について】
来年度受験は、昨年同様4回おこなう。
第1回 客観型の問題。選択式が多い。
第2回以降 論述的な問題
・受験料は何回受けても25000円。
・複数回受験者への配慮は正規合格者に対してはない(あくまでも4科の合計)が、繰り上げ合格の際には複数回受験者を優先している。
・併願のしやすいように配慮し、すべての回の手続き締め切り日を2月9日にしてある。
(1日で合格しても、他校を受けやすい)
・第3回5.6倍。第4回6.1倍。やはり後半の回は倍率が高くなる。
・大体6割位を合格最低点としている。
・入学者のほぼ半数が神奈川県在住の方。
国語:記述問題には部分点あり。指定字数の7~8割の字数が必要。
算数:仮分数でも○がもらえるそうです。
社会:基本用語を正確に漢字で書く。
理科:ひらがなでも減点なし。説明問題も部分点ある。
実験データを読み取る問題で差がつく。
東京都市大学付属中学校高等校 公式サイト