四谷大塚の系列塾では、今年から公開組分けテストが3ヶ月に1回から、5週間に1回に増えましたね。
マイナス面もあるとは思いますが、私は以前よりも短い期間で目標設定が明確にしやすくなったので、プラスとして評価しようと思います。
私は現場で新しいクラスに理科を教えていますが、生徒たちに「「なぜ?」といつも考えろ」と、よく話します。
これは、もちろん思考力を鍛えることが大切だから、入試には思考力を問う問題が出るから、ということでもあるのですが…
実は、そもそもの勉強の興味とは「なぜ?」から始まり、それを先人たちが苦労して調べてきた内容を学校で学んでいるからです。
担当しているC君という小5の男の子がいます。
C君は宿題が中途半端で、よく私に居残りさせられる努力の苦手な子です。 (最近残されるのが嫌で、ようやくやってくるようになりましたが(笑))
しかし、授業で私がスペシャル問題という難問を出題すると、真っ先に興味を持って取り掛かってくれます。
C君のお母さんが、幼い頃からしょっちゅうパズルやクイズ問題を出していたみたいで、「解答を見つける楽しさ」を知っているんですね。
それは、他の教科にも言えることです。
おかげでC君の思考力は抜群です。(努力が苦手ですが(笑))
組分けテストも今回S1というトップクラスの成績となりました。
「なぜ?」を育むのは、塾という決められたカリキュラムと限られた時間内で、というよりも、ゆとりのある日常生活からが大きいと思っています。
そして、保護者の皆さんのサポートも大きいと思います。
例えば、つい先日、凄い暴風が吹きました。
暴風の影響で、死者まで出て、ニュースにもなりました。 (私も夜よく眠れませんでしたよ(-_-;))
通常なら、
で終わるかもしれませんが、
なんて感じで、お子様と一緒に調べてみてはいかがでしょう?
慣れてきたら、
最近は、疑問もインターネットですぐに調べられます。
パソコンを単なるゲーム箱にしてしまってはもったいないですよね。
お天気サイトで天気図や気圧配置が載っていますから、5年生以上であれば、塾でもう学習している頃ではないでしょうか?
「そういえば、こないだ塾で風について勉強したなぁ。ええと、これが高気圧で、ここに低気圧があって・・・」
なんて言ってくれればしめたもの。 実体験を伴う学習は、すんなり身につきますよね。
我々大人も、普段何気なく当たり前に思っていることに「なぜ?」を問いかける習慣をつけて、お子さんと一緒に勉強してみませんか?