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悔しさを持て!

勉強法

先日たまたまつけていたテレビで世界柔道選手権の試合がやっていました。
日本のお家芸の柔道で、金メダルも多数取り、注目も集まっています。

そんな中、心に残ったのが、女子78kg級の緒方亜香里選手です。
現在大学生の彼女は、昨年2010年に初めて世界柔道選手権に参加した新鋭の注目選手です。

そして、その昨年の大会では初出場で、銅メダルをとったそうです。
何だか普通なら、大きな世界大会で世界3位になったのですから、飛び上がって喜びそうなのですが、彼女は全く違っていました。

金メダルでなかったことが悔しくて仕方なかった、というのです。
メダルをとった喜びではなく、世界で一番ではなかったことの”悔しさ”だけが残ったというのです。

そして、その”悔しさ”を原動力にして、今年の世界柔道選手権で金メダルをとるために一年間練習に励んできた、というのです。
他の一流のアスリートにも言えることですが、自分の中での「満足の基準が高い」んですね。

緒方選手は今回の大会では、残念ながら決勝戦で負けてしまい、銀メダルでした。
彼女は本当に本当に、悔しそうでした。(それでも世界2位ですから、凄いことなんじゃないかと素人目には思うんですけど…)
でも、今後の緒方選手はもっともっと強くなるだろうと強く感じます。

さて、普段の塾での学習現場でも見えることがあります。
例えば、計算テストで80点をとった。
80点で喜んでいるか、何も感じていないのか? それとも、悔しがっているか?

自分の点数を見た時の反応を見ていると、その子が今度どれくらい伸びるか見えちゃうんですね。
やっぱり意識の高い子は、90点でも悔しがります。

そして、それなりの点数で満足している子は、それ以上の伸びが止まってしまいます。

その子の持っている能力なりで妥協してほしくはなく、やっぱり目標意識の高い子は更に伸びるのですね。
もちろん、普段40点ばかりの子が80点をとれば褒めてあげるべきですが。

本人の性格も、もちろんあるでしょうが、やっぱり目標に向かって貪欲に意識を高めていくことを教えてあげながら、意識を成長させてあげたいものですね。
『悔しさは、成績向上の原動力』となりますから。

 

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