A.
本音を申し上げると、他塾の講座を受けるということ自体、講師としては気分が良いとは言えません。
また、内緒にされていても結果的にいずれわかってしまうことも多いと思います。
講師側としては、対応に変化がでてしまうことはもちろんあり得るでしょう。
しかし、それは個別フォローなどのプラスαの側面だけだと思います。
もともと集団塾では個別フォローというのはプラスαの要素ですので、通常の授業で差別するようなことはありえないと思います。
(そんな露骨な差別をするような担当ならばオサラバしたほうが賢明です)
私もそうですが、いわゆる”掛け持ち”をするご家庭が出るのは「まぁ、仕方のないこと」とと心得ている講師が多いと思います。
ただ、塾長など責任ある立場の方が、そういうことを気にする人間が多いようにも感じます。
個人的な経験上は、素直に話してくださったご家庭が多いようにも感じます。さりげなく、という感じですが。
内緒にしておくことも一計だとも思いますが、状況によりでしょうか。
別に転塾するつもりがないのなら、担当への話し方次第で他塾主催のテストの結果などは話した方がプラスに働く場合もあるでしょう。
そのテスト結果や受講状況を話すことで、より指導の成果を高めてもらうように話せばよいわけです。
いずれにせよ、掛け持ちする場合は、ある程度の割り切りが必要ですが、
・我が子を合格させたい。(親の願い)
・自分の塾の手元の生徒を合格させたい。(担当の願い)
その願いが合致すれば、ご家庭にとって、お子さんにとってプラスに働いていくものです。