果報は寝て待て?

寝ている犬

『果報は寝て待て』ということわざがあります。 一般的には、
[幸福の訪れは人間の力ではどうすることもできないから、焦らずに時機を待て]
という意味です。

“果報”とは、仏教の教えで「因果応報」のこと。

前世での行いが原因となって、現世でその結果となって様々な報いを受けると言うことです。もともとは、”様々な報い”と言う意味でしたが、次第に “善い報い”のことを指すようになって、「良い報せ」という意味で今に至っているようです。

結局「果報は寝て待て」と言うことわざは、前世の行いが意味してくるので、今じたばたしても始まらないと言う意味にもなりますね。

ただし言葉の取りようによっては、開き直って
[幸福を得ると言っても、何をやっても無意味だから、何もしないで寝てればいい ]
とも捉えられるかもしれません。

しかし「果報は寝て待て」ということわざは、「果報は練って待て」が本当で、いつの間にか間違った言葉が伝わったと言う説があるそうです。

ここで言う「練る」と言うのは、精神・技術・目標・計画・方策などをよく練ると言うことです。
[直前にドタバタするのではなく、地道に学び、習い、磨くと言う日頃の努力が、果報(良い報い)につながる]
という意味だった、ということです。昔、努力の嫌いな人が、「練って待て」なんて大変だから「寝て待て」ばいいや…(笑)   とダジャレ冗談を言っていたら、それがいつの間にかみんなに拡まって、一般的になってしまった、ということでしょうかね・・(^_^)

結局は
[努力の結果を待つ場合、やるべきことをしっかりやって、それがすんだのなら、慌てず、焦らず成り行きに任せてゆっくり寝て待つような姿勢が望ましい
ということでしょうかね。

あの有名な本田技研の創始者、本田宗一郎もこの言葉が好んで使っていたそうです。
「果報は練って待て」 本田宗一郎

受験も最後まで”練り”込んで、最後には平静な心で本番に臨みたいものですね。

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