Q&A 小4以下

小4以下のお子さんを持つ保護者の皆さんに向けた中学受験のQ&A

Q.宿題をため込んでしまうのですが・・

Q&A

A.算数科の私としては、出来るだけ毎日数字に触れさせて、数字に強くなって欲しいと願います。

毎日の学習習慣をつけることにもなりますので、成績向上の王道と言えますし、日割りの宿題も出しています。

ところが当の子供達は、「宿題は締切日までにこなせばいいもの」と考え、日割りを無視して提出日直前にまとめてやろうとするものです。    (経験ある方も多いですよね・・(笑))

特に週に1回しかないような教科の場合はそうなりがちです。

でも、やっぱりそれでは成績向上には非効率なんですね。

ここで、強引なたとえ話です  (^_^)k

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もしも、ご飯を毎日食べないでいたら、どうでしょう?    

《 食べるのが面倒くさいので、食事は1週間に一度日曜日だけにしよう。     日曜日にまとめて一週間分食べればいいや。》      

さて、身体の成長はどうでしょうか?    

健康状態はどうなるでしょう?    

当然、健康な身体ではいられないでしょう。   やせ細って、ガリガリになります。    

6日間も食べなかったら、死んでしまうかもしれません。

毎日食事を食べているからこそ、そこで栄養を補給して、健康な身体でいられるわけですよね。      

たとえ日曜日に一週間分食べようとしても、全部食べられますか?   きちんと消化できますか?     かなり苦しい食べ方ですよね。          

勉強もそんなものではないでしょうか?

「脳は計算や漢字を栄養にして成長していくんだよ。だから、毎日食事を食べるように宿題をやることで、脳は健やかに成長していくんだよ。」

「3日も宿題やらないでいると、脳細胞が死んじゃうよ。」

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なんて話してみたら、少しは継続することの大切さを感じてくれるかも・・

まぁ、子供達は1回話してもすぐ忘れて楽な方へいきたがるので、何度も話すこちら側の根気も要りますけどね ‥(^_^;)

 『毎日コツコツやることが成績向上の王道です』

Q.いつから通塾するか悩んでいます

Q&A1

A.4年生から4科目の通塾で間に合います。 本格的な中学受験カリキュラムは4年生から始まりますので。ただし4年生のカリキュラムは3年生3学期の2月頃から始まるはずです。

逆に申し上げますと、きちんと幼児教育を施しつつ、学習の習慣もつけて、4年生から4科の受験を始めて目標校に届かないようであれば、たとえ3年生から通わせても、結果に大きな差はないと思います。

早いうちから通わせる意義は、勉強に関心を持ち、勉強の習慣をつけ、発想力を磨くことにあります。通塾に慣れさせる意味もありますが。

春先が不安定になるのであれば、3年生の秋~冬頃からの入塾をお勧めします。

塾に関しては、通いやすさや校舎状況の差異、担当の先生の合う合わないもあるでしょうから、体験をされた上でご家庭が納得された塾を選ばれれば良いでしょう。

それまでは今までやられているようなことを継続されて、パズル的なもので発想力を磨いたり、日常生活の疑問を一緒に調べたり、ドリルなど勉強をする習慣をつけて、ほめてあげることで良いのではないでしょうか。

ご参考まで。

 

発想力って?

Q&A1

Q.中学受験では発想力が求められる、と聞いたのですが、
発想力ってどうやったらつけられるのですか?
 

A.「発想力」というと、何だか元々秘められた
「内なる能力」のような響きですねぇ…

同僚のベテラン国語講師が分かりやすい説明をしてくれました。
その話を紹介しておきます。  

過去の筑波大駒場の入試問題の国語で、以下のような問題が出題されたことがありました。
(正確な引用ではありませんので、ご了承ください)

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『夕焼け小焼けの 赤とんぼ   おわれてみたのは いつの日か

山の畑の 桑の実を      小籠に摘んだは  まぼろしか ・・・』

[問] 詩を読んで、『おわれて』を最も適切な漢字で書きなさい。

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この問題を読んだ多くの子供達は、一度は童謡で習ったことがある
「赤とんぼの歌」からの出題であることを知るでしょう。

ただし、小学生低学年の頃 習うはずですから、その時の音楽の教科書には、
おそらく「おわれて」はひらがなで書かれているんじゃないかと思います。

小学生低学年の頃、「おわれて」というのはどういう意味なのかを考えたことのある子供は、
果たしてどれくらいいるでしょうか?

多くの子は、単純に”赤とんぼを追い回す”イメージから、

「おわれて」⇒「追われて」と解答したに違いありません。

しかし、正解は「負われて」です。

この詩の1番・2番は、作者の幼い頃の回想を語ったものです。
「おわれて」は、子守をしてくれた姉(恐らく3番で十五歳で嫁に行った姐や)の背中に
「背負われて、見た」の「負われて」だったんですね。

・・しかし、はっきり言ってこの問題、正解を知らない子が、
「内なる発想力」で正解を導き出せる問題でしょうか・・?

その同僚国語講師も言っていましたが、子供が発想して出てくるような解答ではありません。

どう考えても、「おわれて」という歌詞の一部分について気になって
「考えた経験があるか、ないか」を問う問題ですよね。

ちなみに私自身が、この問題を初めて聞いた時、答えられました。
(大人になった、今ですけど(苦笑))

どこでその”知識”を得たかというと、たしかクイズ番組で同じ問題が出たことがあり、
そこで考えた経験があったからだったと思います。
テレビのクイズ番組も、あなどれませんね。

やっぱり、「発想力」って「考えた経験」の積み重ねによって培われるものなんだと思います。
算数も同じですが。

結局、中学受験で求められる生徒像が、
”色んなことに関心を持って考える経験を積んでいる子”
なんでしょうね。

机の上だけが、勉強の場ではありません。
日常生活の中から、色んなことに関心を持つ子供を育てるためにも、
私たち大人が色んなことに関心を持って、お子さん達に投げ掛けてあげましょう!

 

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母としてどうあるべき?

Q.

塾の先生のお立ち場から、「困った母親」「良い母親」とはどんな母でしょうか?

また、子供の成績との関連はどのような感じでしょうか?息子は現在小4ですが、母として自分はどうあるべきか、自問自答を続ける毎日です。

アドバイスをいただけましたら幸いです。

 

A.

中学受験を考えると、もちろん協力的なお母さんの方が望ましいです。

お子さんへの協力もなく、「クラス落ちしたら塾やめなさい」などという方もいます。  ご家庭の事情があるにせよ、中学受験の厳しさと中学受験をする際にかかるお子さんの負担を把握した上で、お子さんのやる気をうまく盛り上げてくれるお母さんの方がやはり望ましいですね。

お子さんに期待を掛けすぎるのもどうかと思います。  

「うちの子は絶対に一流の●●中に入れなければならない」とレールに乗せようとするのは良くあることにしても、   成績が悪いと、「うちの子はダメ」を烙印を押してしまってはかわいそうです。

中学受験の結果が人生の全てではありませんし、結果だけではなくて、その過程が大切だと思います。

また、お子さんを溺愛しすぎて、いわゆる「モンスターペアレンツ」化してしまっていても、困ります。家庭でも塾や先生の悪口を言われては、お子さんの性格も傾くでしょうし、当然教育力は低下するでしょうね。

同僚が高校生になる自分の息子に「ちゃん」付けする母親を目の当たりにしてゾッとしたと言っていましたが・・(笑)  それと、夫婦間の仲が悪いとお子さんにあまり良い影響は与えません。

たとえいい中学に入れたとしても、それが家族の幸せに絶対的につながるとも限りませんよね。  

あまり悩まずに、中学受験はひとつのチャレンジの場と考えて、世間でいうところの良い家庭、良い母親を目指されれば、おのずとお子さんも順調に成長していくはずですよ。

幼児期や低学年でやること(後編)

Q&A1

  幼児期や低学年にやっておくこと(前編)はコチラ     

■Q.塾に入る前の幼児期や低学年にやっておくことはありますか?  

4.宿題はさりげなく観察  

5.子供の前で先生の批判はしない  

6.叱る時の言葉は

            

④ 宿題はさりげなく観察    

さりげなく近くで観察しながら、子供がどんな問題でつまづくのかを確認するとよい。    

子供がつまづいた時の  NGワードは    

×「何で分からないの?」  

×「こんな問題も出来ないの?」      

これでは自信も失うし、やる気も削がれてしまいますよね。      

○「なるほど、これは難しいねぇ」

  などと肯定してあげた方がよいです。      

また、ベッタリついて全て教えすぎてしまう事も、依存心ばかりがついてしまって良くないですね。    

お子さんができる喜びを感じ、楽しく学習できる事を心がけた方がいいですよね。           

⑤ 子供の前で先生の批判はしない    

学校での話ですが、子供が「先生の教え方が分からなかった」と言った時、先生の批判を絶対にしない。    

理由は、親が同調すると子供が先生への敬意を失い、授業に集中しなくなるから。      

坂元さんは、授業参観の時に先生の授業をチェックして、足らないと感じたところを自分で補強して家で教えてあげたといいます。    

すごいお母さんですね・・・      

講師側としては、お子さんに理解しやすい授業を心がけたいので、塾ではなるべくこのような状況にはしたくないです、はい・・・           

⑥ 叱る時の言葉は・・・    

やはり子供ですから、勉強に嫌気がさしたり、サボったりする事もあるでしょう。    

そんな時、坂元さんは      

「才能の出し惜しみをするな!!」    

と言って叱ったそうです。      

あるときは、勉強中に家から逃げ出した子供を追いかけて、この言葉を連呼しながら町内を走り回った事もあったとか・・・(笑)         でも、この言葉、なかなかいいですよね。    

お子さんを”完全否定する言葉ではない”んです。   期待と愛情が奥底に込められた叱り言葉ですね。      

「才能の出し惜しみをするな!」    

TPOに合わせ、私も使ってみようかなと思います。  

幼児期や低学年でやること(前編)

Q&A1

 A.
私は、幼児教育は専門ではないのですが、先日とあるTV番組で、質問に対する良い解答が放送されていましたので、私のコメントを交えて紹介しておきます。
 
番組で解答していたのは、3人のお子さんを全て京大or東大に合格させた、サラリーマン家庭の専業主婦で「伝説の教育ママ」と紹介された坂元京子さん。
 
  「特に小学生の時の指導が大切」とおっしゃっています。
 
    
① 幼稚園時に、毎週決まった時間に机に向かうように習慣付ける
 
例えば、水曜日の7時からと決めます。
その時間が来たら、どんな事情があったとしても絶対に机に向かわせ、勉強をさせます。
  
坂元さんのご家庭では、旅行中であったとしても、その時間になれば勉強させる、という徹底ぶりだったとか。
 
そうすることにより、幼稚園からの「遊んでばかりという習慣」から「勉強する習慣」にスムーズに移行できるというのです。
 
 
私の経験上、塾では初めて4年生から入塾してきた子が、いきなり宿題がたくさん出るのでついていけない、という意見をよく聞きます。
 
確かに机に向かう習慣さえろくになかったのに、いきなり中学受験用の学習内容についてくるのは大変です。
 
しつけの一環としても、幼い頃からの学習習慣は理に適ってますね。
  
  
  
② 問題は細切れに与える

学習習慣を付けさせる際、幼児用のドリルなどをやらせるのですが、一冊与えるのではなく、今日必要な分を切りとって与えます。
 
その方が、毎回「やり終えた~」という”達成感”を感じることができます。
 
 
これは幼稚園時の話でしょうが、私の経験上、大きくなっても勉強が苦手な子には有効です。
 
宿題をなかなかやってこない生徒などには、宿題をプリント形式にし、「次回までに提出分」として細切れにして渡すと、きちんとやってくることが多いです。
 
 “小さな達成感”って、やる気を持続させるのにスゴく大切な事ですよね。
  
  
  
③ 丸付けでは、○は付けても×はつけない 
親が丸付けをしてあげる場合、間違っているところは×印をつけません。
 
子供はやはり、○が好き。×は嫌いです。
だから、全部○をつけてあげたいですよね。
 
○がつかなかったところは、やり直しをさせます。やり直しの後で正解したら、違う色で丸をつけてあげます。
  (最終的には○だらけのうれしい答案になりますよね!)
 
1回間違えたところはピンク色、2回間違えたところは青色などと色分けすれば、どこが弱かったのかもひと目でわかります。
 
 
幼い頃にはとても有効ですね。
 
なぜなら、○印ほしさに勉強でとても重要な「間違え直し」をきちんとやる習慣を付けさせられますから。
 
さらに高学年になったら、間違えたところを消さずに、間違えた理由を書かせたいところです。
 
大切なのは「間違え直し」ですから。
 

Q 小6一年間の勉強で合格できる?

Q.大昔6年生の1年間 週1回通っただけで合格できたのですが、今の時代 それは難しいのですか?

(小4の娘をもつK@関西)

A.はい。基本的に難しいです。有名校になればなるほど、ですが。 今は、受験者数が随分増えました。 もちろん受ける学校のレベルとお子さんの能力によりますが。

Q. 小4で小5の算数

Q&A1

 

A.さて、メール内容から察しましたところ、とても優秀なお子さんですね。いわゆる地頭の良いお子さんだと思います。

 現在4年生なのに、算数も既に5年生の内容を学習していて、しかも、自分から5年生の内容に進みたいといって頑張っているというのは素晴らしいですね。 優秀なお子さんですので、焦りすぎず、じっくりと実力をつけてあげると良いと思います。

4年生のうちから、予習シリーズの5年生の内容をやっているのは通塾している子から考えても、とても進んでいることですので、文句はありません。 既に実行されているように、基本問題を中心に学習して、来年もう一度通信クラブで確認する事により、定着も計れると思います。

気になる点としては、国語に比べて受験算数はかなり高度な事を学習しますので、発達段階の小学生4年生の能力(脳力)にとって限界があるのではないかということです。

例えば、シリーズの5年生では既に高度な「割合」の学習に入っていますし、分数のかけ算・割り算の計算が出来て当り前になっています。 (公立小学校では分数のかけ算割り算は小6で学習します)

第8回の消去算などは、公立中学2年数学で学習する連立方程式です。 立体問題は、女の子は立体図形の感覚を掴むのが苦手ですし、第16回の食塩水の濃度などは、シリーズには線分図で説明されており、恐らく訳がわからない(大人が見ても、そう思いますので)と思います。(私は面積図で教えますが。)

予習シリーズ算数は、取上げている問題やカリキュラム構成はとても良いのですが、詳細解説は分かりにくい問題も多いので、教える側が吟味して、噛み砕いて教える必要があります。

さらに言うと、5年生の下巻の内容は更に高度になります。 今年は5年生の内容は本人が理解できるレベルまでにとどめて、4年生内容の定着に努めておくだけで十分だと思います。