数多くの生徒をみていると、どんなタイプの子が伸びる子で、受験で成功するタイプの子なのかが経験的に分かってきます。
そこで、今回は出来る子、成功する子の特徴を4つに絞ってみました。
特に先天的なものではなく、後天的に養うことができる特徴に着目したいと思います。
① 積極的
問題を解決することに積極的。 目の前の課題を解決するために、自分で調べたり、人に聞くなどして納得しようとする。
やはり、よく質問に来る子は伸びていきますし、分からないところをそのままにしても平気な子は伸び止まります。
② 継続力がある
コツコツと継続して努力できる子。
実はこれ、物凄く大変なことです。
将棋界で大記録を保持している、羽生善治棋士が言っていましたが、 本当にすごい人というのは、『努力を継続できる人』だとのこと。
まさに、「継続は力なり」ですね。
③ 粘り強さがある
負けん気の強さです。普通は、2、3回失敗すると挫折し、やる気を失ってしまうものですが、何度も失敗しても、あきらめない。負けじと立ち向かう心です。
これは勉強に限らず、成功するための必須条件と言えるでしょう。
以上の3点は、背景に「目的観を強く持っている」ことがあげられると思います。
普段こういう性格じゃない、と思われるお子さんも、
『○○中学に絶対合格したい!!』
と強く思うことによって、積極性も継続性も粘り強さも自然と醸し出すようになるものです。
それには周りの応援や励ましも多く影響してくるでしょう。
④ 自分で論理的に考える力を持っている
自分がどうすれば実力がつくか、都合良くこなせるかを自分なりに考えることができる。
できる子というのは、自分なりの勉強スタイルを確立させていたり、計画性を持って勉強にとりかかることができる子がほとんどです。
これは成長の度合いによるところが大きく、幼いお子さんの場合は大人のサポートが必要かもしれません。
中学受験は早熟な子が有利という言葉がありますが、単に記憶力が高いというだけではなく、自分なりにどうすれば成果をあげることができるかを考えられる論理性のある子が、やはり強いです。
お子さんによって課題は様々でしょうか、最初の3点は、お子さんに意識させることによって高めることはできるはずです。
「成功する人っていうのは、こんな人が多いんだよ。」などと紹介するだけでも意識を高められます。
4番目の論理性は、大人のサポートが必要な場合もあるでしょう。 塾の担当のアドバイスなどを参考にしながらやるべきことの優先順位を決めてあげるだけでも良いかと思います。
そして、色々ためになる考え方を教えてあげるといいですよね。
『人は「考え方」を手に入れたとたん、頭が良くなる生き物である。』
(どっかで聞いたことありますかね(笑))