クラスに2パターンの子がいます。
Aさんは天才型。理解力、解答能力が優れています。
でも努力がきらい。
Bさんは努力型。人一倍努力し、量をこなします。
でも、本番でミスが多め。ケアレスミスも多い。
小6の二人は、現在成績は同じくらいです。
いや、どちらかと言うと、Aさんの方が少し秀でています。
さて、この二人、この先どうなっていくか。講師からみて、どうなのか?
本音を言うと、安心なのはBさんのほうです。
ちょっと字が汚くて、不器用だけど、量をこなしている子は、受験直前期にはそれなりに安定してきます。やはり土台ができてくるのです。
むしろ、心配なのは天才型のAさん。
自分はできるから、と高をくくっている気持ちがあるのかもしれませんが、こういう子が受験直前期に不安定になる傾向が強いんです。
そうならないうちに、何とか本気にさせないといけません…(~_~;)
■成功者は継続して量をこなしている
巷で、AKB48の選挙がどうだこうだと聞こえてきます。
私は特にファンではないので、(若い同僚に熱烈ファンがいますけど(笑))AKB選挙に関心はないのですが…
AKB48の総合プロデューサーとして有名な、秋元 康(あきもと やすし)という方がいます。
ご存知の方も多いかと思います。
AKB48を秋葉原のミニステージから、国民的アイドルグループとして育て上げ、今や姉妹グループは国際的に拡がっているようで、その手腕たるや…
と、すごい方なのですが…
私が特にすごいなぁ、と思ったのは、作詞家としての側面です。
『秋元氏は、毎日欠かさず2曲ずつ曲を書いている』ということ。
すでにAKB関連だけで700曲以上世に出しているそうですが…
(それだけでも、すごいですね…)
他の仕事も忙しい中だろうに、その合間で1日に2曲を書くのは相当な集中力が必要だと思います。
やはり、毎日の欠かさず行動し、試行錯誤の量を積み上げていく中で『磐石な土台』が築かれ、ヒット曲という『磨かれた作品』が生まれてくるのだと思います。
他の著名人でも、やっぱり一流と呼ばれる人はそれだけ量をこなしています。
広告業界の方が言っていた話ですが、コピーライターで有名な糸井重里さんは、
コピー1本創るのに、1000本書くそうです。
ちょっと古い話ですが、ヒット曲「ロマンスの神様」で有名なシンガーソングライターの広瀬香美さんという方がいましたが、26歳でデビューしたときには、作曲した曲が、すでに2000曲あったそうです。
このブログで以前書いたメジャーリーガーのイチローも、小学生時代は年間350日バッティングセンターに通い続け、高校生時代は10分の素振り練習を、毎晩3年間欠かさず続け、今でも毎日基礎トレーニングを怠らない、という人でしたね。
日々の継続の積み重ねで量をこなして、大事な時に、その積み重ねの中から、秀でた光が放たれるのでしょうね。
勉強も、毎日欠かさず宿題をこなしていれば、膨大な量をこなした事になります。
その試行錯誤の積み重ねが『磐石な基礎力』となり、本番で『磨かれた実力』を発揮し、『合格』をつかむことになるでしょう。
コメント
継続は力なり。。まさしくそうですよね。